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2024.01.13

【きついけど1分で効く】体幹に効かせて”浮き輪肉”を撃退「片脚立ちのツイスト」

ヨガジャーナルオンライン

気持ちもお腹の贅肉もゆるみやすくなるお正月休み。毎朝たった1分やるだけでお正月太りを解消し、一年を健やかに美しく過ごせるワークをヨガ講師の吉本憲太郎先生がレクチャーします。ワークで体幹の筋肉を使う習慣をつけると、無理な食事制限をしなくてもすっきりとしたお腹まわりを目指せます。

インナーユニット強化で姿勢改善、お腹太りにストップ!

「お腹と腰まわりの浮き輪肉の原因は、食べ過ぎもありますが姿勢の乱れが大きく関係しています。腰が丸まり体幹の筋肉がゆるむと、下から引き上げる力が衰えて贅肉がつきやすくなるので、お正月に脱力姿勢でダラダラ過ごした人は要注意。

体幹にはおもに4つの筋肉があり、背骨に付着する多裂筋、肋骨下の横隔膜、そして骨盤を支える骨盤底筋群とお腹を包み込むように位置する腹横筋です。これらはインナーユニットと呼ばれ、正しい姿勢を維持できると4つの筋肉が自然と働き、インナーユニットを使えている人は姿勢が乱れにくいとも言えます。正しい姿勢を確認するには、仰向けになり両膝を立てて肋骨の下、ウエスト、腰の前側の骨をおへそ側に寄せてインナーユニットをオンに。そして、おへその裏に手を入れて手のひら一枚分のスペースを確保すると、反り過ぎず丸まりすぎないニュートラルな背骨を作れます。

また、お正月太りを気にする人は多いですが、過度なダイエットに走らないために『冬に太るのは自然なこと』と覚えておいて。冬は動物と同様に人も寒さに対応するため脂肪を蓄えようとして体重は増加傾向にあります。自分の平均体重を知り、プラス1~2kg程度であれば許容範囲。体のバイオリズムを知り、頑張り過ぎず体調管理を行ってください」(吉本憲太郎先生)

体幹を使ってバランスをとり、ひねりを加えてウエスト痩せも

「今回紹介する『片脚立ちのツイスト』は、床と体との接地面が少ない分、バランスをとろうとするとインナーユニットが自然に働く体幹を使いやすいポーズと言えます。体幹、バランス力、脚力を使ってポーズを維持し、さらに体をひねって脇腹の腹斜筋を刺激するとウエストシェイプも期待できます。朝に行い体幹筋にスイッチを入れて一日を始動すると、浮き輪肉の一因である猫背を予防し正しい姿勢を維持できます」(吉本憲太郎先生)

片脚立ちのツイスト

目的と効果:片脚立ちの姿勢を体幹の力で維持し、ツイストの動きで腹斜筋も刺激。浮き輪肉を減らしウエストのくびれを作る。

〈やり方〉

1. 脚を揃えて、レギンスの横のライン、肩関節、耳の穴が一直線になるように立つ。腕は体側に沿って伸ばし、目線は正面。肋骨の下、ウエスト、腰の前側の骨をおへそ側に寄せてインナーユニットをオンにする。

2.右膝を腰の高さまで持ち上げて、つま先は下を向ける。左手は右膝、右手は腰に添える。

3.右腕を後方に伸ばしながら体をひねり、目線は右手の指先へ。インナーユニットはゆるめず常にオンにしておくのがポイント。15秒キープし、反対側も同様に。1分間繰り返す。

〈プロフィール〉吉本憲太郎さん 

ヨガ指導者、「..with THE CLEAR YOGA」主宰。会社員を経て、自分が苦しんだ経験を含めヨガの魅力を伝えるべく、ヨガ指導者の道へ。熊本にオープンした自身のヨガスタジオでは、ビギナークラスからOMYOGA認定校として指導者養成講座(全米ヨガアライアンスRYT200)も開催。月に一度の屋外クラスでは、ドネーションを募り熊本の自然環境保護団体に寄付している。https://with-the-clear-yoga.jp/、Instagram:@kentarouyoshimoto

取材・文/北林あい
撮影/長谷川梓

AUTHOR

ヨガジャーナルオンライン編集部

ストレスフルな現代人に「ヨガ的な解決」を提案するライフスタイル&ニュースメディア。"心地よい"自己や他者、社会とつながることをヨガの本質と捉え、自分らしさを見つけるための心身メンテナンスなどウェルビーイングを実現するための情報を発信。

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