メニュー

2024.03.24

「ちょっと歩いただけですぐにグッタリ…」それは歳のせいじゃない!疲れにくい体を作るストレッチ2選

ヨガジャーナルオンライン

ちょっと歩いただけなのに疲れてしまうのは年齢のせいだからと諦めていませんか?実はこれ、年齢のせいではなくお尻に原因があるかもしれません。今回は疲れにくい体を作るためのお尻ストレッチのやり方をご紹介します。

歩くとすぐに疲れてしまう原因は、実はお尻

少し歩いただけですぐに疲れを感じるという方もいるかもしれませんが、その原因はもしかしたお尻(中臀筋・ちゅうでんきん)にあるかもしれません。

中臀筋の位置

中臀筋はお尻の筋肉の一つで、ちょうど骨盤の横あたりに位置します。お尻の上部・外側にある筋肉で大臀筋と小臀筋に挟まれていて、骨盤から大腿骨(太ももの骨)まで股関節を外側から覆うようについています。

中臀筋の働き

中臀筋の主な働きは、骨盤を安定させることと股関節を外側に開くこと。中臀筋の働きが悪くなると、立つ・歩くときなどに骨盤がグラつき、体が左右に揺れて余計に疲れやすくなってしまいます。また、骨盤が不安定だと腰に負担がかかるため、腰痛の原因になることも考えられるでしょう。

中臀筋が硬くなるのはなぜ?

疲労感の原因とも考えられる中臀筋。この筋肉が硬くなることで疲れやすくなるわけですが、硬くなる原因として、

● 椅子に座っているとき、気づけばずっと脚を組んでいる
● 長時間、あぐらで座ることがある
● 立っているとき、無意識のうちにどちらかの脚に体重を乗せてしまうことが多い

などが挙げられます。心当たりがある方は、今回ご紹介する中臀筋のストレッチを参考に、筋肉の凝り固まりをほぐしていきましょう。

座ったままでOK!簡単お尻ストレッチ2選

今回はどなたでも簡単にできるお尻(中臀筋)ストレッチを2つご紹介します。

ストレッチ1:脚を伸ばした姿勢で行うストレッチ

<やり方>

1)両脚を前に伸ばして座ります。左右の座骨に均等に体重を乗せて骨盤をスッと立てたら、頭頂を引き上げた長座(ちょうざ)の姿勢になり、右脚を上にして脚をクロスします

2)手の指先を体の前につき、息を吐きながら上体を前屈させます。左脚の背面にじんわりとした伸びを感じましょう

3)さらに息を吐きながら、無理のないところまで上体を倒していきます。ポイントは、左脚全体が床からあまり浮かないようにすること。左のお尻を床から少し浮かせるように上体を右に傾けたところで、心地よい伸びを感じながら呼吸を5~10回

4)反対側も同様に行ないましょう

ストレッチ2:ひざを立てた姿勢でおこなうストレッチ

<やり方>

1)両脚を前に伸ばして座った姿勢から、膝を立てます。手を体の後ろについたら上体を後方に傾けましょう。頭頂~腰までが斜め一直線になるとgood!

2)左足首を右膝にかけます。手のつけ根で強く床を押し、肩がすくまないように意識しましょう

3)息を吐きながら両脚を左に倒します。顔は脚とは反対側に向けましょう。上体を軽く起こして、右のお尻の外側に心地よい伸びを感じながら呼吸を5~10回繰り返します

4)反対側も同様に行ないましょう

中臀筋は歩行中、体重が片脚にかかった時、逆側の臀部が下に落ち込まないように支えます。そのため歩くとすぐに疲れてしまう以外にも転びやすくなったという場合も中臀筋が関係している可能性があるかもしれません。「もしかして…」と思った方は、お尻の外側のストレッチを試してみてはいかがでしょうか。

AUTHOR

高木沙織

ヨガインストラクター。「美」と「健康」には密接な関係があることから、インナービューティー・アウタービューティーの両方からアプローチ。ヨガインストラクターとしては、骨盤ヨガや産前産後ヨガ、筋膜リリースヨガ、体幹トレーニングに特化したクラスなどボディメイクをサポートし、野菜や果物、雑穀に関する資格も複数所有。“スーパーフード”においては難関のスーパーフードエキスパートの資格を持つ。ボディメイクや食に関する記事執筆・イベントをおこない、多角的なサポートを得意とする。2018~2019年にはヨガの2大イベントである『yoga fest』『YOGA JAPAN』でのクラスも担当。産前産後ヨガインストラクター資格、Core Power Yoga CPY®、筋膜リリースヨガインストラクター資格を保有。

あわせて読みたい

※外部サイトに遷移します