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2022.09.28

レモンの20倍!ビタミンC豊富で風邪予防にもおすすめ「ローズヒップティー」【ちょっと茶話#24】

kencom公式:料理研究家・りんひろこ

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爽やかな酸味と綺麗なローズレッド色が華やかなお茶「ローズヒップティー」。
美容によいということで、好んで飲んでいる女性も多いのではないでしょうか。

ローズヒップティーとは

ローズヒップ(Rose hip)は、バラ科バラ属のバラの花の果実です。花が咲いた後に真っ赤な実をつけます。
南米のチリが原産で、世界のローズヒップの9割がチリ産と言われます。ちなみに日本の北海道~九州の海岸沿いでみられる「ハマナス」もローズヒップの仲間です。

ローズヒップティーにはカフェインが含まれていないので、妊娠・授乳中の方でも安心して飲めるお茶です。

ローズヒップティーの栄養

ローズヒップの実にはレモンの20倍ものビタミンCが含まれており、チリの原住民からは「不老不死の秘薬」と呼ばれていました。

ビタミンCは熱に弱い性質があるのですが、ローズヒップには熱からビタミンCを保護するといわれるバイオフラボノイド(ビタミンP)や酵素が含有されています。
またビタミンCの吸収を助けるリコピンを含んでいるので、より体内でビタミンCを吸収しやすくなっています。
もちろん、ローズヒップを乾燥させたローズヒップティーにもビタミンCは含まれていますよ。

ビタミンCにはコラーゲンの生成・保持による美肌効果や、ホルモンバランス調整、発がん性物質を抑制する働きがあるといわれています。
菌やウイルスを攻撃して免疫力を向上させる働きもあるため、風邪を引きやすくなる季節にもおすすめです。

ローズヒップティーの淹れ方

ホットの場合

1.マグカップにティースプーン2杯くらいのローズヒップの茶葉を入れる。
2.熱湯を注ぎ、ふたをして5分程度蒸らす。
3.実が柔らかくなったら、よくかき混ぜて完成。

実も一緒に食べることで、より栄養を摂れます。

アイスの場合

1.600cc以上のボトルに、ローズヒップの茶葉をティースプーン4杯程度入れる。
2.水を500cc注ぎ、冷蔵庫で5時間以上おいて抽出させる。

りんひろこ

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料理研究家、フードコーディネーター
京都で学んだ懐石料理や、アーユルヴェーダや薬膳などの東洋の食養生の考えをもとにした美味しく簡単にできる料理を、TVや雑誌などで提案。著書に『作りおきで毎日おいしい! NYスタイルのジャーサラダレシピ』『ジャースチームレシピ』(世界文化社)がある。

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