2020.09.26
楽しさ&ゆとりが生まれる!節約につながる暮らしのアイデア7選
新型コロナウイルスの影響で、お金の不安を抱える人が増えています。毎日の暮らしの中で少しでも節約や貯蓄をしたい方のためのアイデアをご紹介します。
「貯める目的」「目標金額」を決めると節約もうまくいく
「お金が心配」「お金を貯めておかないと心配」という理由で、なんとなく節約を始めても長続きしにくいでしょう。まずは「なんのための節約か」や「○円をいつまで貯める」など、期限や金額の目標を決めてみましょう。
ここで注意したいのが、高すぎる目標は達成しづらいということです。まずは小さな目標を立ててみて、それを達成したら次の目標を立てましょう。
また、家計は家族全員が関係するものです。そのため節約には家族の協力が不可欠。ここで考えた貯蓄の目的や目標を家族と共有し、意識づけをしておくといいでしょう。
今日から使える節約・貯蓄術
1.時間を味方につけて貯める
筆者が老後資金について考えるようになってから始めた貯蓄方法が、個人型確定拠出年金(iDeCo)です。これは私的年金の制度で、60歳まで掛け金を預けて運用し、60歳以降に老齢給付金の受け取りが可能です。
運用機関ごとに運用商品や手数料などが異なります。時間をかけてじっくりと貯めることができるので、時間を味方につけて貯めやすい方法といえるのではないでしょうか。
2.フリマアプリで不用品を売って節約する
家の中で出る不用品。そのまま捨ててしまうのはもったいないので、フリマアプリを使って不用品を販売しています。思うように売れない場合もありますが、思いがけず出品後すぐに販売できると嬉しいものです。出品や発送に手間ひまがかかりますが、捨てるはずのものがお金になるので、節約のアイデアの一つと考えて良いでしょう。
また不用品を売る方法は、フリマアプリ以外にも様々なものがあります。店舗型のリサイクルショップに持ち込むのもよいですし、不用品を箱に詰めて送ると買い取り金額を見積もってくれるサービスもあります。
また、フリマアプリを使って買い物をする際には、フリマアプリで得た売上金を優先的に使います。こうしてフリマアプリ内で売買の流れが出来ると、余計な支出を減らすことができます。
3.ポイ活で節約する
様々な店舗で発行しているポイントカード。
私は、ポイントをやみくもに増やすのをやめて、よく買い物をする店、家から近い店のポイントカードを中心に貯めるようにしています。貯めている自覚があると、自然とその店で買い物するようになりますし、ポイント○倍デーなどの情報にも敏感になるので、より効率的にポイントを貯めていくことができます。
貯めたポイントに有効期限がある場合は、期限内に使い切るのもポイントを上手に利用するコツです。
4.ふるさと納税で食費を節約する
ふるさと納税は、応援したい自治体に寄付することができる仕組みです。ふるさと納税の寄付金は税金の還付・控除が受けられます。手続きをすると最終的な実質自己負担額は2,000円です。
寄付をするとお礼品として特産品などがもらえます。我が家ではこの仕組みを利用して食材を受け取り、食費を節約しています。
お米や野菜、肉や魚の生鮮食品、お菓子など取り扱い数もたくさんあるので、家族と一緒に選ぶ時間も楽しいです。ふるさと納税の取り扱い品目には、食材だけでなく、日用品や雑貨、レジャー体験などもあります。節約の目的に合わせて返礼品を選べるのもふるさと納税の魅力でしょう。
5.収納グッズはお金のかけどころを決める
フライパンを収納しているのは、100均のファイルボックス
家の中がすっきりとしていると、無駄な買い物が減り、適正な在庫管理がしやすくなります。そのためには、持ち数を減らして物の住所を決めることが大切です。物の住所を決めて収める際には、収納グッズを活用すると空間を無駄なく収納できます。
筆者が実践している収納のメリハリポイントは「見えないところにはお金をかけないこと」です。例えば、いつも目にする棚の収納ボックスは見栄えが良くて少しお金がかかるものを使用し、一方で、見えない引き出しの中は、100円ショップのファイルボックスや、お菓子の空き箱を収納ボックスの代わりに使っています。
ごちゃつきやすい引き出しの中は菓子箱を活用して整理
6.献立をあらかじめ決めておく
メインの食材だけでも決めておくと、ラクに調理に取りかかれます
1週間分の献立をあらかじめ決めておくと、お金と時間の無駄が減ります。
献立に悩む時間も減りますし、あらかじめ献立を決めてから買い物に行くことで、余計な出費も減るのです。献立をまとめて決めるには、ある程度慣れが必要ですが、おすすめの方法です。
面倒な時は、メインの食材を「肉」にするか「魚」にするかだけでも決めておくと良いでしょう。毎週金曜日はカレーやシチューなど、作り慣れているメニューに固定するのもメニューを考える時間が短縮できます。
7.古着はリメイクして楽しむ
手作りファブリックパネルは、子ども服を前身頃と後ろ身頃に切り分け、後ろ身頃を枠にはめるだけ
サイズアウトした子供服は、フリマアプリで販売したり、友人にお下がりとしてあげることも多いですが、雑貨などにリメイクするのもおすすめです。
筆者がやってみて一番簡単だったリメイクは、シャツの後ろ身頃の生地をポスター用の枠にはめるだけのファブリックパネルです。
子ども服をインテリアとして飾っておくと、いつでも子どもの思い出に触れられます。何より手間とお金がほとんどかからないのも嬉しいポイントです。使用した枠は、100円ショップの200円商品です。
牛乳パックに古着を貼り付けた小物入れ
上写真は、牛乳パックで作った小物入れにサイズアウトした子供服の生地を貼り付けたのもです。ワンピースのスカート部分を切り開いて、牛乳パックに布用ボンドで貼り付けました。
親子で一緒に作って楽しい、くるみボタンのヘアゴム
ヘアゴムも子ども服のリメイク生地を使用しています。先ほどの牛乳パックの小物入れに貼り付けたものと同じ生地を使用して、くるみボタンを作り、そこにゴムを通して完成です。
節約、貯蓄の情報収集にも意識して
今やインターネットやSNSなどを通じて欲しい情報が簡単に手に入る時代です。
「節約」や「貯蓄」をすでに実践している方々の情報発信をチェックしてみてください。節約の工夫やアイデア、「こうして○円貯蓄できた!」など具体的な事例を見ることができます。また、それらの中から家族構成が似ている人の事例や、貯蓄の目標金額が同じ人の事例を真似してみるのも良いでしょう。
節約=我慢じゃない!工夫とアイデアで節約を楽しんで
節約という言葉の裏には、生活費を切りつめる、出費を我慢する…など、後ろ向きのイメージがあるかもしれません。
しかし、自分なりの工夫とアイデアで節約を楽しんでいくうちに節約が習慣化して、お金もたまる…という良い流れができてきます。今回ご紹介したアイデアのどれか一つでも、皆さんの参考になれば嬉しいです。
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著者プロフィール
■門傳奈々(もんでん・なな)
ライフオーガナイザー®、メンタルオーガナイザー®︎、整理収納アドバイザー1級。夫と3人の子どもがいる5人家族。夫の転勤に伴い、中東、インドなどで海外生活を送った後、日本に帰国。「片づけが苦手」だった自分の経験を生かし、だれでも簡単に整理できる収納方法を提案するため、個人宅を訪問しお片づけのお手伝いをしたり、お片づけ講座、お片づけお悩みシェア会などを開催。