2021.10.16
今年は早めの大掃除を!掃除グッズ紹介&スケジュールの立て方
年末が近づいてくるにつれて気になるのが「大掃除」です。日々の掃除はしているものの、大掃除は年末に大々的にやるべき!と思い込んでいませんか?寒さが厳しい時期にわざわざするのではなく、今年は気候が穏やかな10月中から少しずつ始めていくとスムーズです。
今回は、筆者が以前から気になっていた掃除グッズの使用感と、年末をゆっくり過ごすための大掃除スケジュールの立て方についてお伝えします。
掃除グッズは日々進化している!
皆さんのご自宅にある掃除グッズは、いつから使っているものでしょうか?使い込んでも簡単に壊れることは少ないので、長年同じものを使用している方が多いと思います。
我が家にも10年位暮らしに寄り添ってくれているものがいくつかありますが、市場を見てみると使いやすく進化した、便利な掃除グッズが次々と登場しています。おうちにある全ての掃除グッズを買い替える必要はありませんが、買い物ついでにお掃除売り場をちょっと覗いてみると、新たなグッズに出会えるかもしれません。
筆者がお試し!気になる掃除グッズの使用感はいかに?
筆者が日頃インターネットや店頭で気になっていた掃除グッズを使用してみました。使ってみたのは以下の5つです。
1.花王 クイックルワイパー ハンディ ブラック
2.花王 クイックルハンディ 伸び縮みタイプ
3.ハンディクラウン 網戸お掃除ローラー
4.Lighting EVER LEDブラックライト
5.ウタマロクリーナー
4のブラックライトは、汚れを見つけるために便利なグッズです。ひとつひとつ使い方や使用感をみていきましょう。
1.花王 クイックルワイパー ハンディ ブラック
掃除用具にしてはシックな色合いです。
家の中のちょっとしたホコリを拭き取る便利なアイテムです。通常タイプはモップ部分が薄いラベンダー色ですが、こちらはブラックなのでインテリアにも馴染む色合いです。そして期待したのが、ホコリが今まで以上に見えやすくなるのでは、ということです。
黒いモップ部分についたホコリが目立つので、達成感が得られます。
使用してみると、やはり従来品よりもホコリが分かりやすく、可視化されたことで掃除を頑張った達成感がより得られました。家族に手伝って欲しい時も「これで取ってみて!ホコリがたくさん取れるよ!」といって手渡すと「どれどれ?」と面白がって掃除してくれます。
また、少し視力が落ちてきたシニア世代の方にも、ホコリが目立つためおすすめだと思います。
2.花王 クイックルハンディ 伸び縮みタイプ
ボタンを押すとヘッド部分の角度調整ができます。
こちらも以前から気になっていた掃除グッズです。背の低い筆者でもエアコン掃除ができるくらい伸びるのだろうか、そんな疑問を抱きながら使用してみました。そしていざ柄を伸ばして使ってみると、身長157cmの筆者でも背伸びをすることなくエアコン上を拭くことができました!
また伸縮できるだけではなく、角度調整も4段階変えることができ非常に便利です。
背伸びをすることなくホコリを取ることができました!
エアコンのような高い場所だけではなく、冷蔵庫の脇など手の届きにくい箇所もスッと掃除ができる他、持ち手を伸ばさずコンパクトに使うこともできます。
3.ハンディクラウン 網戸お掃除ローラー
使いやすいサイズ感。軽い力で網戸の汚れを落とすことができます。
毎年夏が過ぎると気になるのが網戸の汚れやホコリです。ひと夏だけでも結構な汚れがついてしまいます。その都度雑巾で拭き掃除をしたり、掃除機で吸ってみたりと、様々な方法を試してきましたが、今年は網戸専用の掃除グッズを使ってみることにしました。
この網戸用ローラーは、ローラー部分がマイクロファイバーの繊維なため、汚れやホコリ、花粉などを取ることができます。
洗浄液は、水に食器用洗剤を混ぜるだけ。
使い方は、ローラーを洗浄液(水500mlに対し食器用洗剤2,3滴を加えたもの)に浸し、水だれしないようにしごいた後、網戸の上をゆっくり転がしていきます。転がした後は、固く絞った雑巾で拭き取っていきます。
軽い力で転がせて、楽に網戸掃除ができます。
いざ使ってみると、軽い力で転がすだけで汚れが落ちるため、網戸1枚を10分程度であっという間に掃除することができました。汚れが付いても、洗い落として繰り返し使うことができる点も便利です。
4.Lighting EVER LEDブラックライト
汚れを可視化できるブラックライト。
掃除グッズの紹介でなぜと思われるかもしれませんが、それはブラックライトが目に見えない汚れを可視化することができるからです。
一見汚れがないように見える白い壁も、暗いところでブラックライトを当ててみると、意外と汚れやホコリがついていることが分かります。
何も見えない白い壁も、ブラックライトを当てると汚れが見えるようになります。
ブラックライトの一番の目的は、家族にトイレの汚れを理解してもらうことでした。我が家のトイレ掃除はほぼ筆者が行っており、夫や長男が使用した後は特に尿の飛び散りが気になっていました。
そこで、ブラックライトの登場です。我が家の男性陣にブラックライトで照らした便器の汚れを見せたところ「うわー意外と汚れてる!」と、狙い通りの反応をし、その後は立って用を足した後は便器を拭いてくれることが増えました。「汚れを可視化」することで、汚さないようにする行動が引き出せたと感じています。
この他にも、掃除の成果を確認したり、ピンポイントに効率よく掃除ができる他、ペットのいるご家庭では床やカーペットのオシッコ汚れを見つけることができます。
5.ウタマロクリーナー
スプレータイプのウタマロは、家中の掃除に大活躍。
緑色の固形石鹸で有名な「ウタマロ石鹸」ですが、ウタマロシリーズの「ウタマロクリーナー」が家中で使えて便利、と聞き試してみることにしました。
便利な点は、これ1本で家中の様々な場所を掃除できること。そして筆者が一番気に入った点は、中性タイプなので手荒れの心配がないことです。
普段、ちょっとした汚れであれば手袋なしで掃除をし、それが原因で手荒れをしたため洗剤の成分は気になるポイントです。商品パッケージにも「素手で掃除できる」と記載がありますので、安心して使用できます。
ビフォー
アフター
気になる洗浄力も見ての通り、手垢のついた子どもの椅子も汚れがスッと落ちました。
早めの大掃除のポイントは「気温」と「天候」を意識する
大掃除を早めにスタートする時は「気温」と「天候」を上手に活用して、スケジュールを立てることが大切です。
気温が低くなる前にしておきたいのが「油汚れを落とす」こと。油は寒いと固まるので、気温が低くなる前にやってしまいたいですね。また、雨上がりは比較的湿度が高いので、窓やベランダの汚れが落としやすくなります。雨続きの時は難しいですが、雨上がりの晴れの日を利用して窓掃除やベランダ掃除をするのがおすすめです。
10月下旬:台所の油汚れ(換気扇、ガス、レンジ周り、魚焼きグリル)
11月上旬:窓掃除、カーテン洗濯
11月中旬:玄関掃除
11月下旬:お風呂掃除、洗面所掃除
12月上旬:トイレ掃除
12月中旬以降:手の行き届かなかった場所、来年の汚れ防止策
上記のスケジュールを参考にし、今年は早めに大掃除を終わらせてみてはいかがでしょうか?年末の時間の過ごし方にゆとりができますよ。
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著者プロフィール
■門傳奈々(もんでん・なな)
ライフオーガナイザー(R)、メンタルオーガナイザー(R)、シニア生活環境オーガナイザー、整理収納アドバイザー1級。東京都在住。夫と子ども3人の5人家族。
結婚を機に国内外の引越しを経験する。その中で「暮らしを整えること」が人生において大切な軸になると感じ、2017年にライフオーガナイザー1級を取得。誰でも簡単にできる片づけの方法を伝えるため、講座の開催や整理収納に関する記事の執筆、個人宅を訪問しての片づけ作業を行っている。