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2024.03.23

【体の力を抜く感覚…忘れていませんか?】緊張をとって心地よくリラックスする「チャイルドポーズ」

ヨガジャーナルオンライン

ヨガのクラスでポーズをとった最後に行うお休みのポーズとして、「チャイルドポーズ」があります。しかし、せっかくのお休みのポーズも、身体が緊張したままだったり、股関節の使い方が間違っていては、身体が快適と感じられないことも。股関節をほぐす内容も取り入れながら、快適なチャイルドポーズを取ってみましょう。

チャイルドポーズの効果とは

チャイルドポーズは、正座のまま両手を前に伸ばし、上半身を床にあずける、とても安定したポーズです。

ヨガクラスの中では、パワフルなポーズが続いた後や、ポーズとポーズの間に、お休みのポーズとして取り入れられています。お休みを意味するポーズではありますが、身体にはさまざまなよい効果をもたらします。

身体の緊張を解く

上半身を太ももに預け両手を前に伸ばすことで身体の力を抜きやすくなり、肩や首、頬や奥歯にも力が入りがちな日常から、緩めるタイミングを教えてくれます。

腰痛緩和

普段骨盤が前傾姿勢になり腰が詰まる姿勢が多い人は、身体を正座の状態から前に倒すことで、骨盤が後傾しやすくなり腰椎のスペースが広がります。腰痛の緩和に効果が期待できます。

自律神経を整える

背骨を優しく前に倒しながら呼吸を感じることで、自律神経のバランスを整えてくれる効果があります。

血流改善

股関節を引きこみ、上半身の力を委ねてから身体を起こしスペースを広げていくと、血流の改善に繋がります。

股関節の引き込みを意識しましょう

チャイルドポーズは、正座の姿勢が基本になりますが、股関節の引き込みを意識すると、もっとポーズが深まっていきます。

その理由は、股関節が引き込まれると骨盤の向きが変わってくるから。足の甲を床につけたら、両手を使って股関節をできるだけ引き込みましょう。普段は腰が反った状態、つまり骨盤が前傾になる姿勢になっている人が多いのですが、股関節を引き込むことで骨盤が後傾し、腰椎にもスペースが生まれ、上半身を前に倒しやすくなります。そうやって、ひとつずつ深めていくことで、チャイルドポーズが深まっていきます。

チャイルドポーズは股関節を意識

1、四つん這いになります。手の平を大きく広げて肩の下、腰の下に膝、両脚は骨盤幅に広げ、つま先を立てます。

2、手の位置はそのままで、膝を左右1歩分横に広げます。

3、息を吸いながら身体を前にスライドし、吐きながら両手でマットを押して股関節を後ろにできるだけ引いていきます。

4、膝の幅を快適な幅に戻します。そこから上半身を前に預け、太ももにお腹を近づけていきましょう。

5、息を吐きながら身体の力を抜いていきます。ゆったりとした呼吸を続けましょう。

詳しい説明は、動画からもご覧いただけます。

AUTHOR

岩﨑奈緒子

11年間空間プロデュースを行う会社員として過ごし、自律神経失調症を経験。身体と心に目を向ける大切さや、日常の選択は自らと向き合うことで変わることをヨガから学ぶ。睡眠に特化した「ぐっすりヨガ」の開講をきっかけに睡眠の学びを始め、現在はカウンセラーとしても活動。『ヨガ×睡眠で、出会えた方やその回りの方々の日常を平穏に守り、より幸せにすること』を目標としている。 RYT200/マタニティ・産後/チェアヨガ/スリープケアカウンセラー/更年期ナビゲーター。プライベートでは、2児+わんこのママ。

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