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2024.02.02

冬でもUVケアは欠かさずに! 冬も押さえたいポイントを紹介

ILACY

夏は紫外線対策に力を入れていても、冬になるとあまり気にかけていないという方も多いのではないでしょうか? 冬でも紫外線は降り注いでいるので、美白を徹底したいなら一年を通したUVケアが必須です。

そこで今回は、冬のUVケアのポイントを紹介します。紫外線のダメージから肌を守り、いつまでも美しさを保ちたい方はぜひご覧ください。

冬でもUVケアが大切な理由

季節にかかわらずUVケアが大切なのは、なぜなのでしょうか?

ここでは本題に入る前に、紫外線によるリスクを説明したうえで、冬でもUVケアが大切な理由を、環境省と気象庁の資料を参考にして解説します。

まず、UVケアをせずに紫外線を浴びすぎると、日焼けはもちろん、日焼けによるシワ・シミの原因となります。さらに、長年UVケアをしないでいると、良性・悪性の腫瘍や白内障など、重篤な病気のリスクまでも高めてしまいかねません。このように、紫外線は日焼けだけではなく、健康を脅かす原因にもなり得るのです。

それでは、冬でもUVケアが大切な理由を、2017年に気象庁が「つくば」「那覇」「札幌」の3都市で観測し、算出したUVインデックスのデータをもとに、説明していきます。なお、那覇と札幌については、2018年1月をもって観測を終了しているため、2017年のデータを使用しています。

UVインデックスとは、人体に影響を及ぼす紫外線の強さを、わかりやすく示した指標のことです。UVインデックスに応じた紫外線対策は、以下の通りです。

この紫外線レベルの評価を踏まえて、3都市の冬場のデータを見ていきましょう。
まず、2017年のつくばのデータを見てみると、11月と2月にUVインデックスが「中程度」と観測された日がいくつかあるとわかります。

同じく2017年の那覇で観測されたデータでは、11~2月にUVインデックスが「中程度」の日が多くあることがわかります。また12月以外には、冬にもかかわらず「強い」と観測された日すらあります。

最後に、2017年の札幌で観測されたデータを見てみると、11~2月で「中程度」以上の日はほとんどありませんが、ゼロではないといえます。

UVインデックスが「中程度」以上であれば、日焼け止めや帽子の使用が推奨されているので、たとえ冬であってもUVケアは欠かせないことが、データからおわかりいただけるのではないでしょうか。

また、紫外線が弱い雪国においても、油断はできません。夏と比べると冬の紫外線は弱いものの、雪による反射で2倍近いばく露量になるとされています。晴天の環境下で新雪が積もっていると、直接の紫外線にくわえ、新雪に反射した紫外線をも浴びてしまいます。

つまり、スキーやスノーボードなどのウィンタースポーツの際は、UVケアしなければ日焼けしやすくなるということです。これを雪焼けといいます。冬だからといって油断せずに、紫外線から肌を守ることをおすすめします。

冬のUVケアのポイント

季節に合わせた適切なUVケアが、美肌をキープすることにつながります。ここからは、日焼け止めを使った「外側のケア」と、栄養素に着目した「内側のケア」の2軸で、冬のUVケアのポイントを紹介していきます。

ポイント①適切な数値の日焼け止めを使う

UVケアでは、適切な数値の日焼け止めを塗りましょう。

日焼け止めの効果は、SPF(Sun Protection Factor)とPA(Protection grade of UV-A)の2つの数値で表示されています。SPFはUV-B(紫外線B波)を、PAはUV-A(紫外線A波)の防止効果を示します。

紫外線の強い季節に、炎天下でのレジャーやスポーツ、ハイキングなどで長時間戸外に出る場合は、SPF30~50・PA++~++++程度の数値が強いものを使いたいところです。

ポイント②日焼け・シミに効果的な栄養素や成分を取り入れる

日焼けやシミの生成を抑える効果のある栄養素や成分を取り入れるのも、冬のUVケアで意識したいポイントです。ここでは3つ紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

ビタミンC

ビタミンCには、日焼けやシミの原因となる「メラニン」の生成を抑える効果と、できてしまったシミを薄くする効果があります。

表皮細胞が紫外線を浴びると、メラノサイト(色素細胞)がその信号を受け取ります。信号を受けたメラノサイトは、チロシナーゼという酵素によって、アミノ酸であるチロシンをメラニンに変化させるので、肌が黒くなってしまうのです。

ビタミンCは、チロシナーゼのはたらきを抑えてくれるため、適切に取り入れることで日焼けやシミの予防につながります。同時に、濃くなったメラニンを淡い色に戻す還元作用もあり、日焼けやシミを薄くする効果も期待できます。

ただし、レモンやオレンジといった柑橘類からビタミンCを摂取する場合は、日が落ちてからにするか、日中であればパプリカやブロッコリーなどの柑橘類以外から摂るとよいでしょう。柑橘類の果皮に含まれている「リモネン」は、酸化すると皮膚刺激のほか、アレルギー症状の引き金になる感作を起こす恐れがあります。

また、グレープフルーツやベルガモットの果肉に含まれている「ソラレン」は、紫外線を多く吸収して日焼けを起こしやすくするので、朝食に摂る場合はご注意ください。

これら柑橘類に含まれるビタミンC以外の成分が光線と合わさって、皮膚炎やシミにつながる可能性があります。

リコピン

トマトに多く含まれるリコピンには、日焼けによるシミ・シワを予防する効果が期待できます。メラニンの生成に関わる「活性酸素」を除去してくれるため、適切に取り入れるとシミの予防につながります。

リコピンは、加熱あるいは油と一緒に摂ることによって吸収率が高まるので、加熱調理するほか、オリーブオイルなどの油をかけて食べるのがおすすめです。

こちらの記事では、リコピンのほかにも身体の内側から肌にはたらきかけ、シミ対策に効果的な食べ物について解説しています。ぜひご覧ください。

ニュートロックスサン

ニュートロックスサンは、日焼け止め効果があるとして近年注目されている成分です。スペイン産のシトラスとローズマリーから抽出した天然成分で、メラノサイトを刺激してメラニンの生成を促す活性酸素を抑制する効果が期待できます。

効率的に摂取するには、ニュートロックスサンが使われている「飲む日焼け止め」とよばれるサプリメントを取り入れてみましょう。ただし、ニュートロックスサンの効果は、あくまでも活性酸素を抑えるのみで、紫外線そのものをカットできるわけではありません。日焼け止めや帽子、サングラスなどの外側からのケアと合わせて行うことが大切です。

冬の紫外線も油断大敵! 適切なUVケアを行い、きれいな肌を目指しましょう

本記事では、冬のUVケアのポイントを詳しく紹介しました。

季節にかかわらず、紫外線は降り注いでいます。冬の紫外線は夏ほど強くはないものの、適切にUVケアできていないと、うっかり日焼けしてしまったり、シミ・シワの原因にもなったりするので油断できません。

美肌をキープするためにも適切なUVケアを外側と内側の両方から行いたいものです。冬でも日焼け止めを塗り、日焼けやシミに効果的な栄養素や成分を取り入れることをおすすめします。冬もUVケアを続けて、美肌を手に入れましょう。

※掲載している情報は、記事公開時点のものです。

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