ウォーキングの効果を高める歩き方は？【医師が解説！健康Q&A】

世の中に星の数ほどある健康に関する情報。何が本当で、何が嘘？よくある健康に関する疑問について、kencom監修医の石原先生に聞きました。あなたの健康知識をアップデートして、生活習慣に取り入れましょう！

日本の有名な疫学研究である『中之条研究』に、ウォーキングについての調査があります。それによると、1日に7000～8000歩程度ウォーキングし、あわせて早歩きやジョギングなどの中程度の負荷の運動を15～20分行うと、ウォーキングの健康効果が最も高まるとされています。

そのため運動効果を最大限に享受したいなら、ウォーキング自体は自分がリラックスできるスピードで行いつつ、そこに時々早足やジョギングなどを織り交ぜてみるのがおすすめです。

石原藤樹（いしはら・ふじき）先生
1963年東京都渋谷区生まれ。信州大学医学部医学科、大学院卒業。医学博士。研究領域はインスリン分泌、カルシウム代謝。臨床は糖尿病、内分泌、循環器を主に研修。信州大学医学部老年内科（内分泌内科）助手を経て、心療内科、小児科を研修の後、1998年より六号通り診療所所長として、地域医療全般に従事。2015年8月六号通り診療所を退職し、北品川藤クリニックを開設、院長に就任。著書に「誰も教えてくれなかったくすりの始め方・やめ方-ガイドラインと文献と臨床知に学ぶ-」（総合医学社）などがある。

文：kencom編集部