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2023.10.02

【むくむと太るの「負のループ」から抜け出す方法】気持ち良くリンパを流す極上タオルストレッチ

ヨガジャーナルオンライン

多くの方が感じる身体の「むくみ」ですが、本日は「むくみ」と「太る」ことの関係性とむくみ改善法としての気持ち良いリンパ流しのタオルストレッチをご紹介します。

「むくみ」と「太る」の関係とは?

夕方には脚がパンパンになってしまったり、なんとなく身体全体がモッタリと重い気がするという方は「むくみ体質」の可能性が高いです。

実は「むくみ体質」を放置しておくと「太りやすい体質」になり「太りやすい体質」になると更に「むくみ体質」が悪化してしまうという負のループにはまってしまいます。心当たりがある方は、まずは「むくみ」を改善するところから始めてみませんか?

●脂肪酸が漏れ出す

近年では美容の観点から顔のむくみやたるみについての研究が進んだこともあり、リンパ系の機能低下により、余分な脂肪酸が漏れ出して脂肪が蓄積され肥大化することが分かりました。特に顔は皮膚の構造上その影響を受けやすいのですが、リンパ管は全身に張り巡らされていますので全身に起こり得るわけです。

脂肪が肥大化するとリンパ管や静脈が圧迫されるため余計にむくみやすくなってしまうのです。

リンパ液の流れをスムーズにする鍵は?

身体の隅々にあるリンパ管の先端は細い網目状の毛細リンパ管となっていて水分を吸い上げる機能が備わっていますが、その吸い上げる力はさほど強くありません。速度も血液は約1分で全身を巡りますが、リンパ液は約8〜12時間は必要と言われるくらいにとてもゆっくりなのです。

リンパ液の流れをスムーズに保つために大きな手助けになるのが、筋肉の動き、外部からの刺激(マッサージなど)、深い呼吸によって生じる胸部の圧力変化などです。それらの刺激がポンプ作用となり、水分を吸い上げる力やリンパ液を流す力となるのです。

特に下半身は重力に逆らって心臓に戻るまでの流れはリンパ管だけでなく、血管内の静脈の流れも弱くなることから、まずは脚のむくみ改善を優先することをおすすめします。

●リンパ系の役割はきわめて重要!

リンパ系の機能低下を防ぐことは太りやすくなることを防ぐだけでなく、以下のような重要な機能を低下させないことにもなるのでとても大切です。

○免疫反応の中核を担う

○タンパク質、有害なウィルス、老廃物を濾過する

○血液量をある程度一定に保つために戻れなくなった水分を静脈まで運ぶ

○小腸で吸収された脂肪分を静脈まで運ぶ

など

リンパ流しのタオルストレッチ

①まずはバスタオルくらいの大きさのタオルをご用意下さい。そのタオルを縦半分に折り、更にそこから4回くらい折り込んで厚みを作ります。

②タオルを両膝の裏側に当て、膝の上あたりでタオルをクロスにして軽い圧をかけます。左右のかかとを交互にお尻に近づけるように、膝をテンポよく曲げ伸ばしする動作を約30秒くらい行います。

③次にタオルの両先端をそれぞれの腰骨の方へ引っ張り、そのタオルをお腹と両太ももで挟み込むように両膝を抱えます。このまま深呼吸を3〜4回行います。

④最後に足裏を合わせて両足の小指側にタオルを引っ掛けます。気持ち良い程度に股関節を開いて両脚を床でリラックスさせます。タオルは持ったまま深呼吸を3〜4回行います。

《詳しく動画でご覧になりたい方はこちら》

AUTHOR

Masako Janeway

ハワイ島在住のヨガ講師 / パーソナルトレーナー / 空手家。2017年に東京からハワイ島へ移住し、人と地球にやさしい暮らしを実践中。対面とオンラインにてヨガ、瞑想、筋トレなどのセッションを提供する傍ら、民泊ホストとして世界中から訪れる旅行者のサポートを行う。フィットネスとヨガ通算指導歴は30年以上。

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