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2024.04.20

そのまま食べるのは損?「味噌汁」に足すだけで痩せ体質を目指せる食材3つ|管理栄養士が解説

ヨガジャーナルオンライン

「味噌汁は朝の毒消し」ということわざはご存知ですか。 これは、朝に味噌汁をのむと体の中の毒を出してくれる、という意味です。 このような言い伝えがあるほど朝の味噌汁は健康に良いとされていますが「ある食材」を足すと、さらに痩せ体質を目指すことが期待できます。 この記事では、味噌汁にプラスするだけで「痩せ体質を目指せる食材3つ」を紹介します。

健康パワーが凝縮!味噌汁は栄養素の宝庫

味噌汁が健康に良い秘訣は、発酵食品の「味噌」にあります。まず、味噌の原材料の大豆は、良質なタンパク質が豊富です。他にも、大豆イソフラボンにサポニン、カリウムにビタミンB1などまさに味噌は栄養素の宝庫。例にあげた栄養素は、生活習慣病の予防や代謝の向上に役立ちます。

また、味噌は麹を使った発酵食品ですので、発酵の過程で生まれる酵母や乳酸菌がたっぷり含まれています。腸内環境を整え、便秘解消や免疫力アップが期待できるので、味噌を使った味噌汁は「健康パワーの集合体」といえます。

味噌汁にプラス!さらに痩せ体質を目指せる食材3選

味噌汁だけでも優れた栄養素がたっぷり含まれていますが、追加するとさらに痩せ効果が高まる食材を3つ紹介します。手軽にプラスできる食材ばかりですので、ぜひ紹介したアレンジを参考にしてくださいね。

黒酢

血液サラサラ効果の高い「黒酢」。黒酢は、お酢の中で唯一体を温める効果があるといわれています。その理由は、醸造期間が長いことからアミノ酸が凝縮されており、代謝の促進をサポートするためです。また、黒酢は内臓脂肪の蓄積を防ぎ、食後の血糖値の上昇を抑える効果も期待できます。ダイエット中にぜひ活用したい調味料です。味噌汁のお椀に黒酢小さじ1杯をそのまま加えると、まろやかな味わいになりますよ。ぜひ試してみてくださいね。

生姜

生姜の効能は幅広く、特に新陳代謝をアップさせて内側から温める作用は有名です。そのメカニズムは、生姜に含まれる辛味成分の「ジンゲロン」や「ショウガオール」が血行を促進させるためです。生姜は、味噌とあわせることで抗酸化作用や解毒作用がアップし、まだ味付けの決め手にもなります。生姜を薄くスライスして野菜と一緒に煮込むと味わいが広がりますし、汁椀に入れたあとに刻んだ生姜を加えるとシャキシャキの食感を楽しめます。時間がないときは、チューブのおろし生姜を少し加えるだけでも、からだがポカポカ温まるのを体感できますよ。

オリーブオイル

体をきれいにする効果が抜群のオリーブオイル。その秘訣はオリーブオイルに含まれる「オレイン酸」にあり、この良質な油が中性脂肪を減少させる効果があるといわれています。また、整腸作用もあるため内側からスッキリさせるはたらきも期待できます。オリーブオイル小さじ一杯を味噌汁のお椀に加えるだけで、一気にデトックス味噌汁に!ぜひ試してくださいね。

味噌汁をアレンジして朝食時間をより有意義に

「一杯のみそ汁で医者いらず」ということわざもある、食の万能薬である味噌汁。単体でも非常に健康効果の高い味噌汁ですが、今回紹介した食材を加えると、さらに痩せパワーを高めることが期待できます。アレンジした味噌汁を活用して、健康的なダイエットのサポートに役立ててくださいね。

参考:

・池田書店「体によく効く食材&食べ合わせ手帖」

・昭文社「内臓脂肪ダイエット」

・芸文社「一杯のみそ汁で医者いらず!みそ汁とみその本」

・ダイヤモンド社「医者が教える食事術」

AUTHOR

小玉奈津実

管理栄養士/食品表示検定中級

管理栄養士。サプリメントの商品開発や外食チェーン店のメニュー開発、老人保健施設での献立作成や栄養価換算などに携わったのち、現在はフリーの管理栄養士として活動中。企業との共同でのサプリメント商品開発、オンラインでの栄養指導、食や健康に関するコラム執筆や監修、ママ向けの宅配弁当の作成など、実績300件以上をもつ。身体を作る「食」の重要性を、わかりやすく丁寧に伝えることが使命と感じている。プライベートでは、3児のママとして毎日育児に奮闘中。

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