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2021.06.10

取り戻せ背中の筋肉!肩こりは背中から対策しよう【リモレッチ極#8】

kencom公式:柔道整復師・中村雅貴

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肩こりの主な原因は背中や肩の筋力低下が原因といわれています。
では、なぜ筋力が落ちてしまうのか?

それは肩が内側に入ってしまう、いわゆる『巻き肩』と呼ばれる姿勢のまま、長時間デスクワークをすることで、背中の筋肉が常に伸ばされるストレスを受けてしまうからです。
筋肉はゴムと同じで、伸びたままの状態が続くとだんだんと柔軟性は失われ、筋力が弱まっていきます。
今回は、そんな伸びてしまった肩周りの筋肉を再び動かし、さらに強化して肩こり対策とするリモレッチをご紹介します。

落ちていく背中の筋肉を取り戻せ!肩甲骨から動きを正すリモレッチ

肩周りの筋肉を鍛えるのにポイントとなるのは肩甲骨です。肩こりを訴える人の多くは筋力低下と並列し肩甲骨の動きも悪くなっています。
また、筋力をつける前に肩甲骨が動かないと、筋力は発揮できません。

悪い姿勢の方の多くは、肩甲骨の位置が脊柱を中心としてみた時に外側に開いてしまっている状態で、肩甲骨を寄せにくくなっています。
そうなると、肩甲骨の内側に付着する筋肉が低下し、肩甲骨の内側を中心とした首の付け根までのこりに悩まされます。

そこで今回は【外に開いた肩甲骨を内に閉じるリモレッチ】をご紹介していきたいと思います。

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やり方

1.両手を伸ばしたまま水平まで上げる

2.左右に両手を開きながら肘を90度に曲げる

3.両手の指を小指から握り込んでいき拳をつくる

4.肩と肘の高さを維持したまま腕を身体前面で軽くクロスさせる。手首同士が触れ合うくらいの浅さでOK

5.肩と肘の高さを保ったまま、肩を斜め後方へ引き肩甲骨を寄せる

6.肩甲骨を寄せた状態で2秒間キープしてから腕をクロスした状態に戻す(10回程度繰り返す)

巻き肩を整えると姿勢もよくなる

仕事中に背中や肩がこり始めたら、こまめに行いましょう。だんだんと肩周りの筋肉が動くようになってきます。
巻き肩は肩こりの原因になるだけでなく、姿勢の悪さの原因の一つにもなります。しっかりとこのリモレッチで肩甲骨を動かしていけば、自然と姿勢も整っていきますよ。

中村 雅貴(なかむら・まさたか)

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柔道整復師。柔道整復師の父を持ち、自身も柔道整復師としてこれまで述べ5万人の身体を施術、身体づくりをサポート。整骨院で三年間、整形外科で三年間勤め、整骨院では基礎的な身体のしくみや、リラクゼーション、テーピングの仕方を学び、整形外科ではより詳しく整形外科的疾患のリハビリ方法や骨折の後療法を学ぶ。これまでの医療現場の経験を活かし、独自に「VCL/JAM」メソッドを考案。現在大手ジムでのコンサルや、スポーツトレーナーとのコラボレーションによるイベント開催、タレントによる体操本の監修等、幅広く活躍中。