メニュー

2020.06.01

運動が苦手でも大丈夫!ランニングの目標設定【初めてのラントレ#1】

kencom公式ライター:黒田 創

記事画像

新型コロナウイルスの影響でテレワークや休日の外出自粛が続き、出かけると言えば近所の買い物や散歩程度。仕方のないことだけど、身体がすっかりなまってしまったという人は多いでしょう。

そこでご提案したいのが、運動不足の解消を目的に一人でできるシンプルなスポーツ「ランニング」です。人通りの少ない時間を活用したり、通行人との距離をとったりとソーシャルディスタンスの調整がしやすく、今取り組みやすいスポーツです。

そこで今回から、未経験者、初心者に向けたランニング講座を開講します。挑戦するのはユリさん(女性)、トモさん(男性)の2人。そしてコーチを務めるのは西谷綾子さんです。

西谷 綾子(にしたに・あやこ)さん

記事画像

〈Body & Soul Running Club〉を主宰し、フルマラソンのベストタイムは3時間1分。初心者ランナーへの指導経験も豊富な西谷さん。ジュニア・アスリートフードマイスター、睡眠改善インストラクターの資格も持つ。

第1回:走る目的を明確にしよう

西谷「お2人はどうして走ろうと思ったんですか?」

記事画像

ユリ「最近もう一度走りたい欲が湧いてきたんです。と言うのも、夫がここ数年ランにハマっていて、京都や神戸など遠方のマラソン大会にも参加するくらい熱心。フルマラソンは3時間台で走っちゃうんです。さすがに私はそんなに早く走るのは無理だけど、少しは夫に対抗したいし、夫婦で共通の趣味を持ちたいって気持ちもあるんです」

トモ「会社の階段を上るのが辛くなってきたのもありますが、アイドルのライブで長時間踊れなくなってきたのが大きな理由ですね。若いファン仲間からは冗談混じりにオヤジ扱いされるのですが、みんなが盛り上がっているのに途中でゼエゼエ言うのが悔しいんです」

西谷「2人とも個性的で面白い理由ですね!具体的にはどのあたりを目標にしましょうか」

ユリ 30代後半、kencom編集部のアシスタント。食べるのは好きだが運動不足気味

ユリ 30代後半、kencom編集部のアシスタント。食べるのは好きだが運動不足気味

ユリ「まずは正しいフォームを身につけて、足を痛めずに夫についていけるよう走れることですかね……。もちろん、単純にダイエットしたいという気持ちもあります。できれば3キロ、欲を言えば5キロぐらい落とせればと(笑)」

トモ 30代半ば、会社員。「なんか最近疲れやすい」と運動不足を実感

トモ 30代半ば、会社員。「なんか最近疲れやすい」と運動不足を実感

トモ「とにかく体力と持久力をつけたいです。自分の中では“若い頃はこれくらい動けた”ってのがあるからライブでも何でも張り切るのですが、頭の中のイメージと身体がかけ離れているので……。あと、僕もユリさんと同じで、走って少しでも痩せたいですね。今90キロなので、まずは80キロ台を目指したいです」

西谷「わかりました。マラソン選手のように早く走らなくても、ゆっくりしたペースで長時間走ることで心肺機能が高まり、自然と持久力がついていきます。また、ゆっくり長く走る=有酸素運動なので、脂肪燃焼に効果的。無駄な脂肪はいつの間にか減り、同時に体重も減っていくはずです。そのためのポイントをこれからレクチャーしていきますね!……でもその前に、まずお2人にはランニングシューズを選んでもらいます」

そう言いながら2人を誘う西谷さん。その理由は?

「気持ちよく長時間走るには自分の足に合ったシューズを履くのが基本中の基本。ここをおろそかにすると走り辛いことこの上ないですし、足に合わないシューズはケガの元です!」

next▶︎ランニングシューズ選び

記事画像

と、いうことで次回はランニングシューズの選び方講座をお届けします。果たして、普通のシューズ選びとどこが違うのか……? お楽しみに!

※2020年2月〜3月に撮影・取材を実施
※ランニングの際はソーシャルディスタンスに気をつけて、周囲の人と10mほどの間隔をあけて走りましょう

著者プロフィール

■黒田創(くろだ・そう)
フリーライター。2005年から雑誌『ターザン』に執筆中。ほか野球系メディアや健康系ムックの執筆などにも携わる。フルマラソン完走5回。ベストタイムは4時間20分。

この記事に関連するキーワード