メニュー

2015.05.25

立ち上がれない人続出! あなたの太もも、衰えてますよ。 【脚力セルフチェック】

KenCoM編集部

こんにちは!KenCoM健康運動指導士の西谷洋子です♪

記事画像

【洋子】 「突然ですが西村さん、太もも(大腿)の筋力を気にしたことはありますか?」

記事画像

【西村】 「いや~、ないっすねぇ~。気にする必要もないっす。こう見えても私、学生時代はサッカー部キャプテンで、サッカー歴は20年以上なんですよ。脚の筋肉には自信ありますよ~。」

【洋子】 「昔はスポーツマンだった、っていう方ほど自信満々で油断していることが多いんですよ。」

【西村】 「とはいいますけども、私まだギリ20代ですし。脚の筋肉の衰えを感じるような年齢じゃないですしね!」

記事画像

【洋子】 「いえいえ西村さん、健康な生活に必要な筋肉がまんべんなく使えているとは限らないんですよ。」

記事画像

太ももの筋肉は、体の中でも特に大きな筋肉の一つで、歩くことなどの生活の質に大きく関わります。

ご高齢の方から、膝が痛くて階段が上れないというケースをよく耳にすることがありますが、これも大腿部の筋力の衰えが関係している場合もあるんです。

太ももの筋肉は大きな筋肉であるだけに、日ごろの生活の中でその衰えも気づきやすい部分と言えるのかもしれませんね。

生活の質(QOL)にも関わる大切な太ももの筋肉ですが、残念なことに何もしないと、その筋肉は40歳代をピークに年齢と共に低下をして、男性では60歳代の低下割合が大変目立つようになると言われています。

【西村】 「え、そうなんですか!いやでも私はまだ40代じゃないし、ましてや60代なんて遠い未来の話ですね。」

【洋子】 「も~、まだそんなこと言ってるんですか西村さん!じゃぁ今から脚力チェックしてみましょう。」

大丈夫と思っているのは自分だけ?! 脚力セルフチェック!

《準備するもの》
●安定した椅子
●座った時に自分にあった高さの椅子(目安の高さは、30~40cm程度)

《注意点》
■膝痛などのある方は実施を中止しましょう
■また、実施の際は椅子が動くなどして転倒しないように注意をしてください

《方法》

①背筋を伸ばした状態で椅子に浅く腰掛けます

②両腕を組み、両脚は肩幅程度に広げます

③床に対して脛(すね)が約70度(椅子の高さが40cm程度の場合)になるように、椅子の方側にかかとを引きます

記事画像

④反動をつけずに片脚で立ち上がります

⑤左右両方の脚でチェックします

【西村】 「ふんっ...!   っぉわっ!」

記事画像

【洋子】 「ほらほらー。西村さん50点ですね。反動つけちゃダメなんですよっ。 正しい例を見せてもらいますね。杉内さんお願いしまっす!」

★正しい例★

記事画像

《評価》 
  100点 : ふらつかずに片脚で立てる
  50点 : ふらつくが片脚で立てる
  0点 : 片脚では立てない

【洋子】 「杉内さん素晴らしいっ!100点ですね!」

あなたは 西村タイプ? 杉内タイプ?

いかがでしたか?

ふらついてしまったり、立てなかった方は、日ごろから 『階段を使う』 ように心がけたり、『すき間時間にスクワット』 をするなどして脚力を鍛えて、一定期間経ったら再度セルフチェックでその効果を比較してみると良いですね。

【西村】 「うぅー。私も若いとか言ってないで、日ごろから階段使って杉内タイプを目指します!」

記事画像

参考
1) 健康づくりのための体力測定評価法 編著:田中 喜代次
2) ロコモチャレンジ!推進協議会ロコモ度テストワーキンググループ調査資料
3) 日本人の身体計測値-インピーダンス法体組成計による筋肉量計測を中心に-

この記事に関連するキーワード