メニュー

2024.01.27

ゴロリと寝転ぶだけ【筋力も柔軟性もいらない】ガスが溜まったお腹や便秘の解消「ガス抜きのポーズ」

ヨガジャーナルオンライン

お腹の張りやガスが溜まっている感じが続いたり、便秘がちな方はいませんか?そんな方に向けて今回はヨガの寝転んだポーズを応用した、寝転ぶだけでお腹の調子が整うエクササイズをご紹介します。

お腹の張りやガスが溜まっている感覚が気になる…

日頃からお腹の張り(腹部膨満感)やガスが溜まっている感覚がある、便秘がちなどお腹のお悩みをお持ちの方はいませんか?こんな時「一体、どうすれば良いのか…」と悩んでしまう方も多いと思います。

お腹にガスが溜まってしまう原因には早食い、食べすぎ・飲みすぎ、食物繊維や脂質の摂りすぎなどが挙げられますが、この状態を放っておくと腸の病気になってしまう可能性もあるので要注意です。

オススメは寝転ぶだけのヨガポーズ

お腹の張り・ガス対策としてお勧めしたいヨガのポーズがあります。それはガス抜きのポーズです。ガス抜きのポーズは仰向けに寝たまま膝を胸に引き寄せるポーズで、腹部が優しく刺激されることで内臓の働きを促進し、体内の不要な物質を排出して消化器官や排泄器官の働きの活性化が期待できます。

ガス抜きのポーズをすることで、どんな効果があるのかと言うと、

腰からお尻にかけてのストレッチ

座り時間が長くて重だるさを感じる腰や、冷えて硬くなったお尻も気持ちよく伸ばすことができます。

腹筋を少しずつ強化

膝を胸の方へ引き寄せる時に腹部の筋肉も使うので、続けることで無理なく少しずつ筋肉を働かせることができます。筋力がない、弱いと感じている人には優しく始められる腹筋運動としてもおすすめです。

リラックス効果

寝転んで膝を抱えてじっとするので呼吸が落ち着きやすく、心も徐々に静まっていきます。これによってリラックスを司る副交感神経が活性化して、心身が休息モードへと導かれます。

お腹の調子が整う「ガス抜きのポーズ」

<やり方>

1)仰向けに寝て両膝を立て、両足を少し床から浮かせて手で膝を軽く支える

2)息を吐きながら、両膝をできるだけ胸の方へ引き寄せ、腰からお尻にかけての伸びも感じられるようにする。お尻が床から浮いても良い。5呼吸前後を目安にキープ

3)終わったら、息を吸いながら引き寄せた膝をゆるめ1)に戻る

4)息を吐きながら膝を引き寄せる。この動きを何度かくり返す

さらに、余裕がある方は、

5)息を吐きながら、頭を持ち上げて膝とおでこを近づけて、お腹への刺激を少しプラス。呼吸を止めずにできる長さでキープして頭を下す

6)すべて終わったら、膝を抱えたまま体を左右にゆらゆらと動かし、背中全体を床上でマッサージしてこわばりを感じやすい背中に優しく刺激を与える

AUTHOR

オーストラリア・ブリスベン在住、東京都出身。日本とオーストラリアでの会社員生活を経て2012年よりオーストラリアでヨガ講師としての活動を開始。通常のヨガクラスの他、音響楽器シンギング・リン®を使った音浴瞑想会やリストラティブヨガなど音の効果を活かしたクラスも開催。心身のバランスが整ったヨガのためにヨガ哲学の勉強も継続中。RYT-500取得、Lizzie LasaterリストラティブヨガTT修了、ヨガアプリ “Down Dog” 日本語翻訳&ナレーション担当、一般社団法人シンギング・リン協会公認パフォーマー。

あわせて読みたい

※外部サイトに遷移します