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2023.12.04

布団に入っても寒くて寝れない!をレスキュー【寝る前3分の冷えとり】快眠のための背骨ストレッチ

ヨガジャーナルオンライン

寒さが増してきて冷えがこたえている人もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。冷えを感じる場面として多く挙がるのが、「布団に入っても手足が冷たくてなかなか寝付けない」ということ。早く寝なきゃいけないのに眠れない、寒くて熟睡できない、という人のお悩みを解決していきます!

手足の冷えの原因

私たちの体は2種類の末梢神経によって動かされています。一つは運動をするといった自発的な動き・感覚に関わる体性神経。もう一つが呼吸の動作や内臓の運動に関わる自律神経です。自律神経の働きの中には、体温を一定に保つために血液の流れる量を変化させる、という機能もあります。

自律神経と冷えには密接な関係がある

私たちの体は皮膚で寒さを感じると、脳が血管を縮めるように自律神経に命令を出します。そうやって体内の熱が外に放出されにくい状態にするのです。体外の環境に対して体を守るための自然な反応なのですが、この時に末端部位の冷えは強くなってしまいます。

冷え改善のポイントは「背中」

では、末端にまで血液を巡らせるためにはどうしたらいいのでしょう? 筋肉は私たちの体温を保つための熱を生み出す役割があります。特に背中の筋肉を動かして代謝を上げていくと、血流が良くなり体が温まりやすくなります。なぜ背中なのかというと、肩甲骨と肩甲骨の間には太い血管が走行しています。なおかつ背中の筋肉は面積が大きいので、ここを集中的に動かすことで効率よく上半身全体の血行を改善することができるのです。

さらに背骨にある脊髄には自律神経が通っています。背骨の動きが悪くなると自律神経が乱れやすくなるため、背骨周りの筋肉をほぐして自律神経を整える必要があります。その結果が心地よい入眠につながるというわけです。

身体を温める背骨ストレッチ

寝る前に簡単に行える背骨ストレッチを紹介します。布団の上で行えばそのまま寝ることができるので、ぜひ寝る前の習慣にしてみてくださいね。

(1) うつ伏せになり、両手は頭の先にまっすぐ伸ばし、両脚はつま先までピンと伸ばして全身の伸びをします。

(2) 肩の真下にひじをつき、腕に少し力を入れ息を吸いながら上半身を持ち上げます。

(3) 両膝を曲げて両手を後ろに回しつま先を持ちます。息を吸いながら上半身を逸らして両脚を持ち上げます。

(4) 横向きに寝て背中を丸め、リラックスします。

伸びをしている間は呼吸を止めないよう自然に続けましょう。③のポーズを行う際、背中や腰が辛い場合は、「脚だけを引き上げる」「上半身だけを引き上げる」などと、動きを調整してください。

動きの詳細は以下動画からも確認いただけます

AUTHOR

宇都宮明香

五感を潤すヨガ講師。インストラクター育成講師として活動しながら、ヨガインストラクターの駆け込み寺でもある Kalavinka YOGAを主宰。大学時代にヨガと出会い「体だけでなく心にも変化が起きている」と気づく。生来の生きづらさ(エンパス)と上手く付き合いたいと思うきっかけとなる。現在も学びと実践を続けながら、目の前の方が日常にヨガを取り入れやすくするコツを提案している。プライベートは釣り好きの歴女。愛する夫と娘と一緒に、時々ご飯が宙を舞う生活を楽しんでいる。

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