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2020.03.21

運動したら応援してくれる!初めてのスマートウォッチ体験

kencom公式ライター:大貫翔子

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健康意識の高いkencom読者の皆さんの中には、ウォーキングの他にも土日はジムに行く、定期的にジョギングをしているという人がいるかと思います。しかし、恥ずかしながら筆者は普段、まったく運動の習慣がありません。学生時代からスポーツとは縁遠く、仕事もデスクワークで一日中家から出ない日もあるほどです。

「これはまずい……」と思いながらも運動不足がすっかり日常化してしまっています。

そこで今回、スマートウォッチ「Fitbit Versa2」を使って、日ごろの運動量を測り、少しでも運動の習慣をつけようとチャレンジしてみました。
人は急には変われないといいますが、実体験を通してどれぐらいの変化があったのかご紹介します。

つけているだけで運動量を自動計測し、目標達成を応援

「1日10,000歩」がモチベーションに

運動嫌いなわたしにもできる最も手軽な運動といえば、ウォーキングです。Fitbitでは毎日10,000歩歩くことが目標とされています。これは厚生労働省も推奨する数値で、カロリー換算すると約300kcalを消費する運動量です。10,000歩カウントを達成すると、Fitbitがブルルと振動するとともに画面上にカラフルなアニメーションが表示され、目標達成を教えてくれます。

目標を達成すると円の色が変化。大きい円は1日の歩数、下部には上った段数や移動距離、消費カロリーなどが表示される。

目標を達成すると円の色が変化。大きい円は1日の歩数、下部には上った段数や移動距離、消費カロリーなどが表示される。

単純な話ですが、相手が機械とわかっていても「目標達成!おめでとう!」といわれると嬉しくなるもの。達成感が続くと「せっかくだから帰り道は1駅歩こうかな」というモチベーションになり、Fitbitを使い始める前に比べて「歩こう」という意識が働くようになりました。
1日10,000歩達成は家にこもりがちな日はなかなか難しいものの、外出した際に少し意識すれば難なく達成できる目標です。

時間ごとの目標達成率もリマインド

同時に、「1時間あたり250歩」というのもアクティビティ目標になっています。就寝中を除いて毎時50分の時点で250歩に足りていない場合、「目標まであと○歩です!」とリマインドしてくれます。

リマインド画面。目標までの残り歩数を教えてくれる。

リマインド画面。目標までの残り歩数を教えてくれる。

座って仕事をしていると1時間はあっという間で、リマインドで手元が震えるたびに「もうこんな時間か」と気づかされます。座り続けていると腰が凝り固まり姿勢も悪くなってきます。リマインドのタイミングでトイレに立ったりお茶を入れたりストレッチをしたりと、定期的に体を動かすようになりました。

階段の上り下りもカウント

ウォーキングと同様、日常の中で気軽に取り入れられる運動が、階段の上り下りです。Fitbitでは高度センサーによって1度に3メートル以上の上昇を検知すると1階としてカウントします。

とはいえ、体感よりも多く上った階数を計測していたり、逆に上った階数が反映されなかったりと、利用状況によって多少の誤差は生じます。とはいえ、「計測している」ということで運動量を意識するようになり、駅では自然と階段を選ぶようになりました。

高運動のアクティビティを自動検知

Fitbitを装着して15分以上運動を続けると、心拍数の推移や消費カロリーなどを自動で計測し、詳細な情報を得ることができます。わたしにとって唯一の高負荷運動であるバイクフィットネスに通いながら、45分1セットのクラスでどれくらいカロリーを消費しているのか、以前から気になるところではありました。

ある日のアクティビティの記録。脂肪燃焼、有酸素運動、ピークなどの心拍数ゾーンも表示される。

ある日のアクティビティの記録。脂肪燃焼、有酸素運動、ピークなどの心拍数ゾーンも表示される。

結果としては1セットで200~350キロカロリー程度を消費していることがわかりました。1セットの中で、高くカロリー消費をする時間があることまで明確な数値になるのは面白いですね。「次はもう少し負荷の大きいクラスに挑戦しようかな」とモチベーションが上がりました。

「今週のアクティビティ」が一目でわかる

週5日の目標をクリアすると、「わぁ、目標を軽々クリアしました!」とテンション高めにお祝いしてくれる。

週5日の目標をクリアすると、「わぁ、目標を軽々クリアしました!」とテンション高めにお祝いしてくれる。

このように運動量を記録し、Fitbitは週単位でのアクティブな時間を計測。米国心臓協会の推奨する数値に基づき、「30分以上の中強度の有酸素運動を週5回以上」行うことを目標としています。週ごとのデータは、アプリでカレンダー形式で表示されます。目標の達成率がわかりやすいので、ますます「頑張ろう!」という気になりました。

エクササイズアプリでより詳細なデータも

位置情報によって移動したルートを記録。コースを考えるのにも役立ちそう。

位置情報によって移動したルートを記録。コースを考えるのにも役立ちそう。

デバイスのエクササイズモードでは、ランニングやウェイトトレーニング、ヨガなどの種目を選び開始・終了を記録することでより詳細なデータを得ることができます。例えばランニングなら総合タイムや1㎞あたりのペース、走ったコースも記録することができます。本格的にスポーツに取り組んでいる方にとっては、健康だけでなくスコアを伸ばすためのサポートツールとして活躍します。

自然と応援してくれるからモチベーションがあがる

アクティビティを記録するツールとしてFitbitを使ってみてまず感じたのは、自動で計測してくれることのメリットです。特別な操作をしなくても、心拍数の上昇によって運動を記録してくれるのでデータの取得モレが少なそうです。ユーザーインターフェイスも優れていると感じました。アプリ画面、デバイスともに目標までの達成率や数値の推移がビジュアルでわかりやすく表示されることも、使い心地がよい理由でしょう。

自動で計測し、わかりやすいビジュアルで表示するFitbitは、健康維持へのモチベーションを高める「応援上手」と言えそうです。

著者プロフィール

■大貫翔子(おおぬき・しょうこ)
編集プロダクションにて住宅情報誌や企業の広報誌、フリーペーパー等の編集・制作に携わる。のちにフリーの編集・ライターとして独立し、住宅、キャリア、ヘルスケアなどのジャンルで記事を執筆。

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