2016.07.13
気になりだしたら要チェック!抜け毛・薄毛に良い食べ物&悪い食べ物
「朝起きたら、枕に抜け毛が…」「風呂あがりに鏡を見たら以前より頭皮が目立つように…」こんな悩みはないでしょうか?
抜け毛や薄毛の問題は人に相談しにくかったり、自分では意外と変化に気付かなかったりする場合もありますよね。
「あれ?もしかしてやばい?」と思ったときがチャンス!
頭皮や毛髪、全身の健康にダイレクトに関わる、「食事」で改善できる場合も多くあります。
ここでは、抜け毛や薄毛に良いとされる食べ物と、逆にあまり摂り過ぎると良くない食べ物をご紹介します。
抜け毛・薄毛が気になりだしたら…?
まずは抜け毛や薄毛の原因を知ろう
薄毛の原因としてよく「遺伝」が挙げられます。確かに遺伝的な要因もあるようですが、それだけで薄毛になることが確定するわけではないようです。
逆に言えば、薄毛の遺伝子を持っていなくても頭皮や髪に悪いことをし続ければ薄毛になり得るということでもあります。
では「頭皮や髪に悪いこと」とは何でしょう?遺伝要素を除くと一般的に、
・睡眠不足
・偏った食生活
・飲酒や喫煙
・ストレス
・激しすぎる運動
・男性ホルモン
などは、薄毛の原因になり得るとされています。生活習慣で心当たりがある方は、要注意ですよ!
インスタントやジャンクフードは抜け毛・薄毛予防の天敵!?
上でも挙げたように、「偏った食生活」は抜け毛や薄毛の原因になるとされています。では、どうしてそう言われるのでしょうか?
例えば、インスタント食品やジャンクフードといった、脂っぽいものや塩分が高いものばかりの食生活。脂っぽい食事は、毛穴から分泌される皮脂の量を増やし、毛穴が詰まる原因となります。また、塩分が高い食事は肝機能を低下させる原因となり、それがもとで血流が悪くなる可能性があります。
その他にも脂質や炭水化物を過剰に摂取するような、偏った食生活も抜け毛や薄毛の原因となってしまいます。そのため基本は「バランスの取れた食生活」を目指して毎日を過ごすことが目標です。
その上で、意識して摂るようにしたい食材を次の章でご紹介しますので、是非参考にしてみてください。
抜け毛・薄毛に良い5つの食べ物
1.大豆製品:タンパク質・イソフラボンなどたくさんの栄養素を含む万能食材!
大豆製品…つまり豆腐や味噌・納豆などは、髪の毛のもとになるタンパク質を多く含んでいます。また、イソフラボンは薄毛の原因とも言われる男性ホルモンである「テストステロン」の分泌を抑える効果があります。
その上、皮膚の新陳代謝を高めると言われるビタミンB2も含んでいるため、頭皮の環境を整える効果も期待できます。
高野豆腐などはタンパク質はもちろん、そのタンパク質が髪の毛になるために必要な亜鉛も含んでいますから、大豆製品の中でもイチオシの食品です。
2.生牡蠣:亜鉛含有量ナンバーワン!
大豆製品の項目でも少し触れたように、髪の毛のもととなるのはタンパク質ですが、これが髪の毛になるためには亜鉛が必要となってきます。
亜鉛は、豚レバーや牛肉などにも多く含まれていますが、生牡蠣の亜鉛含有量はそれを上回っており、亜鉛が不足しがちかも…というときはおすすめの一品です。
その他にもチーズやゴマ、卵やうなぎなど様々な食品に含まれている亜鉛ですが、実はストレスや飲酒で消費されやすい性質を持っています。そのため、意識して摂るようにするのに加え、なるべく消費しないように心がけるのもひとつの方法です。
3.焼き海苔:ビタミンCで抗ストレスホルモンを生成!
野菜や果物に匹敵するほどビタミンCを含んでいると言われているのが、焼き海苔です。
ビタミンCは「副腎皮質ホルモン」と呼ばれる抗ストレスホルモンの合成を促進してくれるので、ストレスによる抜け毛や、前述のような亜鉛の消費をおさえてくれる効果が期待できます。
この他にもビタミンAやビタミンBを含み、頭皮の健康状態維持や新陳代謝アップの効果が見込める食品です。
4.乳製品:タンパク質+亜鉛で髪を作る!
乳製品には、大豆製品同様タンパク質が多く含まれます。加えて亜鉛やビタミンB群も含んでいるため、抜け毛や薄毛対策には持って来いの食品です。
牛乳・チーズ・ヨーグルトなど、様々なものがあるので好みにあわせて接種できるのも嬉しいところではないでしょうか。
5.ナッツ類:ビタミンEで血行促進!
アーモンドやピーナッツには、亜鉛やタンパク質・ビタミンEが含まれています。亜鉛やタンパク質は前述の通りですが、ビタミンEは毛細血管を拡げて血行を促進してくれる作用があるとされています。
ただしこれらには脂肪分も多く含まれているため、くれぐれも食べ過ぎには注意が必要です。何事もバランスよくを心がけてみましょう。
抜け毛・薄毛に悪い3つの食べ物
1.お菓子やジュース:糖分は皮脂の分泌過多に…
糖分を摂取し過ぎると、皮脂の分泌が多くなり毛穴が詰まりやすくなってしまいます。水分補給をジュースで行っている人などは要注意!まずはジュースの量を減らしていくことからはじめてみましょう。
またお菓子についてもついつい食べ過ぎてしまうという人は、一日に食べる量を見なおして、摂取量を決めると良いかもしれません。
2.キムチやカレー:発汗作用で毛穴が詰まりやすく…
刺激の強い食べ物、つまり香辛料を多く含むものや辛いものは、発汗作用が高く通常よりもたくさん汗をかいてしまいます。
汗をたくさんかくことで頭皮が脂っぽくなってしまい、糖分の過剰摂取時と同様、毛穴が詰まりやすくなってしまいます。
辛いものは身体の血行を良くする効果もありますが、食べ過ぎには注意が必要です。
また、食べた後の頭皮ケアも重要なポイントですね。
3.アルコール類:飲み過ぎると血行が悪く…
「酒は百薬の長」といいますが、それも適量を摂取した場合のお話…。過度なアルコール接種は肝臓に負担を掛け、その結果血行が悪くなってしまいます。
また、髪の毛の主成分であるタンパク質は肝臓で生成されるため、肝臓の負担が大きくなるとタンパク質の生成が難しくなり、結果髪の毛が育たないということにも…。
飲み過ぎには注意するようにしましょう。
結局は「バランスの良い食生活」が一番
ところでワカメやひじきって抜け毛や薄毛に効果はあるの?
月並みな言葉にはなりますが、やっぱり結局はバランスの取れた食生活が何より大切ということになるようです。
上に挙げた「抜け毛・薄毛に良い食べ物」も摂り過ぎれば逆効果ですし、「抜け毛・薄毛に悪い食べ物」も極端に排除してしまっては栄養が偏ってしまいます。様々なものをバランスよく食べることで、髪の毛だけでなく心身ともに健康な状態を保つ秘訣だと言うことですね。
ところで筆者が子供の頃は「髪の毛を増やしたいなら海藻類を食べなさい」とよく言われました。これは本当なのでしょうか?
調べてみると、実はまったく根拠の無いものらしく「海藻のふさふさしたイメージが髪の毛のボリューム感を連想させるからそう言われるようになったのかも?」という内容も発見しました。
けれど実際、海藻にはミネラルが多く、その他にも様々な栄養素が含まれています。「効果がないなら食べなくても良いや」ではなく、こちらも是非バランスよく日々の食事に取り入れてみてくださいね。
<著者プロフィール>
■みつつつきこ:
福井県出身の主婦ライター。IT系企業にて勤務した後、結婚を機に退職し子育て街道まっしぐらで現在に至る。人に寄り添う言葉を届けたいと、日々精進中。子育てや育児、家事に関する記事をメインに執筆しています。