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2023.12.17

男女で異なる肌質! 知っておきたいメンズスキンケアとは? - 全薬販売が解説

マイナビニュース

近年、男性用のスキンケアアイテムも増えてきましたが、そもそもなぜ男女で異なるスキンケアが必要なのでしょうか。「女性用アイテムではいけない?」「メンズスキンケアの最適解とは?」など、気になるギモンについて専門家にインタビュー。肌の悩みが増えるこの季節にぜひチェックしてみてください。

男女で異なる肌質! 知っておきたいメンズスキンケアとは? - 全薬販売が解説

参照元:https://news.mynavi.jp/article/20231217-2832062/

男女で異なる肌質! 知っておきたいメンズスキンケアとは? - 全薬販売が解説

今回インタビューに答えてくれたのは、全薬販売の信頼性保証学術部に所属する武田健太郎さん。科学的知識や経験を生かして、OTC医薬品や化粧品の特徴・効果についてなど、学術的な情報提供を行っています。

■なぜ男女の肌質は異なるの?

――そもそも男性と女性でなぜ肌質が異なるのでしょうか?

まず、性ホルモンによって肌に及ぼす影響が異なるので、肌質も違ってきます。男性は女性に比べると皮膚が厚く、さらに男性ホルモンの影響で皮脂の分泌量が2倍以上となっています。また、男性は、女性に比べ水分が蒸散しやすく、肌の水分量が少なくなりやすいなどの違いもあげられます。

加えて、メイクやスキンケアの頻度など生活習慣も肌質に影響します。肌は、生活習慣や環境の影響を大きく受けるので、年齢を重ねるほど、肌に個々の生活習慣の影響が刻まれることになります。

女性は毎日、メイクやスキンケアをしていますが、男性は日焼け対策やスキンケアをしない人が少なくないでしょう。また、男性は日々のひげそりによって角質層がダメージを受け、角質層のバリア機能や保湿機能が低下し、肌が乾燥する傾向にあります。これらのことから、個人差はありますが、男性と女性の肌質は異なります。

――なるほど。そうすると男女によって肌悩みも異なりそうですね

そうですね。弊社調べによると、男性と女性の肌悩みは異なることが分かっています。女性の場合、上位5つの肌悩みは、「シミ・そばかす」「ほうれい線・マリオネットライン」「頬のたるみ」「肌のハリ(弾力)がない」「毛穴の開き」が挙げられます。

一方で男性の上位5つの肌悩みは、「乾燥・かさつき」「テカリ・べたつき」「ニキビ・吹き出物」「毛穴の汚れ・古い角質」「かみそり負け」です。このように実際の肌悩みも大きく異なるので、肌質をそれぞれ理解して自分の肌悩みに合ったスキンケア製品を選ぶことが重要です。

【男女別 肌悩み調査のグラフ】男性調査は20歳~59歳男性を対象に2020年7月に実施/女性調査は、25歳~69歳の女性を対象に2023年7月に実施

参照元:https://news.mynavi.jp/article/20231217-2832062/

【男女別 肌悩み調査のグラフ】男性調査は20歳~59歳男性を対象に2020年7月に実施/女性調査は、25歳~69歳の女性を対象に2023年7月に実施

■男性のスキンケア方法とは?

――男女で肌質は異なるとのことですが、どんなケアすればいいのでしょうか?

男性と女性で肌質は異なると解説しましたが、結果的に肌悩みは人によっても大きく異なるので、自分に合ったスキンケアを行いましょう。一般的に肌タイプは、「乾燥肌」「混合肌」「脂性肌」「普通肌」「敏感肌」の5種類に分けられます。今回は代表的な肌タイプの「脂性肌」「乾燥肌」「敏感肌」それぞれのケアのポイントを解説します。

・脂性肌について

皮脂が過剰に分泌され、普段からTゾーンにベタつきを感じるなら脂性肌です。ニキビや吹き出物ができる可能性が高く、顔のテカリやベタつきが気になる傾向にあります。

ケアのポイントとしては、洗顔の際に必要以上に皮脂をとりすぎずに余分な皮脂だけを落とすことです。「ベタつきが気になる」など、清涼感を意識してゴシゴシ洗いすぎてしまうと、逆に肌に必要なうるおいまで奪ってしまいます。また、過剰な皮脂の分泌にもつながりますので、やさしく包み込むように洗いましょう。

化粧水は、テクスチャーがさっぱりしたタイプやスルスルとケアができるジェル状のアイテムがおすすめです。弊社グループ企業のアイテムであげるなら「レアリ・ド・ジュレリッチ モイストジェルローション」(2,970円)という男性用の化粧水がよいでしょう。

ジェル状の化粧水が肌表面にとどまり、うるおい成分が角層にしっかり浸透し、男性特有の肌環境を整えてくれるアイテムです。

・乾燥肌について

肌のごわつきや、つっぱるような感覚があったり、Uゾーンにカサつきを感じたりするなら、乾燥肌といえます。

テクスチャーはとろみのあるもので、肌の水分を保持する細胞間脂質の主成分「セラミド」や、肌にうるおいを保つ「コラーゲン」「ヒアルロン酸」など、保湿成分が配合されている製品がおすすめです。

・敏感肌について

かみそり負けしやすい、肌荒れ、赤み、ニキビなどができたり、肌が粉を吹いたり、様々なトラブルが生じる場合は敏感肌といえます。

敏感肌はちょっとした刺激に反応し、赤みが出るなど炎症を起こしやすいのが特徴です。肌にやさしい成分が使われたスキンケア用品を選ぶことが大切です。乾燥肌と同様、「セラミド」や「ヒアルロン酸」など、保湿成分に注目しましょう。また、アルコールや香料などが使われない低刺激タイプを選ぶのがおすすめです。

なお、これらのスキンケア方法は個人差があるため一例です。肌質は人によって異なるため、自身の肌に合ったスキンケアを行いましょう。

――ちなみに、肌悩みを解消する上で、アイテム選び以外にも大切なことはありますか?

綺麗な肌を目指すには、生活習慣の改善も重要です。食事は、体の細胞のもととなるタンパク質、健康維持に不可欠なビタミンや亜鉛などのミネラルをバランスよくとりましょう。また、皮膚の再生を促す成長ホルモンは眠っている間に活発に分泌されるので睡眠も十分にとりましょう。

■女性と同じ化粧品は良くないの?

――妻や彼女と同じ化粧品では、ダメなのでしょうか……?

肌悩みは人それぞれ異なるので、男女で区別する理由はありません。しかし、何となく女性用アイテムを使用すると肌に合わず、効果が得られないケースがあるので、自分の肌悩みに合った製品を選ぶことが大切です。化粧水や乳液はそれぞれシェアして、美容液やパーツケアについては、それぞれ実現したい肌やお悩みに合わせて選ぶことがおすすめです。

特に男性は、男性向け化粧品から選ぶとよいでしょう。一般的な男性の肌に合うように処方・設計されているため、女性向け化粧品よりミスマッチが起こりにくいと思います。

また、比較的さっぱりしていて、ベタつきにくい使用感のものが多いのも特徴です。テカリやベタつき、乾燥、毛穴汚れなど男性に多い肌悩みにアプローチする美容成分が配合されているので、効果を得られやすいのではないでしょうか。

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