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2019.05.07

肌潤っていますか?40代から見直す、スキンケア基本のキ【美容賢者のMyルール vol.6】

kencom公式:美容ライター・夏目円

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毎日のスキンケア、満足していますか? 自分のなりたい肌に近づいていますか?
ただ何となく洗って、化粧水して、クリームを塗って……を繰り返していないでしょうか。
肌のエイジングのサインが複数あらわれるのが40代です。年代にあったスキンケアに取り組むことで、きっと肌にも嬉しい変化があらわれるはず。
そこで、40代からのスキンケアの向き合い方について、皮膚科医の平田先生に伺います。

平田雅子(ひらた・まさこ)先生

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日本大学医学部卒業。医学博士。皮膚科認定専門医。日本医師会産業医。国際中医薬膳師。女性医療ネットワーク理事。東京医科大学付属病院勤務、東京医科大学付属八王子医療センター助手。同大学助手を退職後、女性のための家庭医・プライマリーケアを理念に女性専門医療に携わる(皮膚科、婦人科、美容外科、内科、救急医療について各有名施設へ国内留学後、指導にあたる) 。
同時に永山皮膚科にて副院長として臨床の第一線に立ち、毎日300名以上の患者様の診療にあたる。平成15年、医療法人社団 育生会 『私のクリニック目白』開設。理事長兼院長 。

40代は改めてスキンケアを見直す時期

スキンケアの目的は、肌の潤いを保つことです。
年齢を重ねるにつれて、肌の天然潤い成分、皮脂分泌が低下しますから、乾燥が加速します。
特に、40代以上の方は、肌の水分を保持する力も低下しますから、さらに乾燥しやすい状況に。それを補うために、毎日のスキンケアが必要になりますが、それでも、肌の乾燥が改善されないと感じている方が多いようです。
毎日スキンケアをしているのに、肌が乾いてしまう……。そんな悩みを抱えているなら、やはり今のスキンケア法を見直すべきですね。

保湿を最優先にしたスキンケアを!

乾燥に加えて、しわ、たるみ、くすみ、シミといった複数の肌悩みを抱えやすくなるのが、40代です。
それぞれの悩みに特化した美容液はたくさんありますが、一番大切なのは、正しい保湿をすること。
肌が潤うことでバリア機能が整い、肌の代謝がスムーズになります。また、加齢と共に低下する皮脂を守るためにも保湿を最優先にしたお手入れがポイントです。

スキンケアで大切な3アイテム

具体的なお手入れの方法としては、
・化粧水
・乳液
・クリーム

この3品を使いましょう。それぞれを使うときには、肌をこすったり、叩いたりしないようにしてください。
肌への物理的な刺激、摩擦は肌の負担になり、肌トラブルの原因になります。
頬にシミが多い人は、頬をこすっていることが多いので気をつけましょう。

気になるところは重ね塗りも効果的!

乾燥しやすい目元や頬などは、クリームを重ね塗りするのも効果的です。
また、日中肌の乾燥が気になるときは、メイクの上から保湿効果のあるスクワランなどのオイルを塗るのもおすすめです。
よくメイクがよれる!という方がいますが、保湿効果のあるものを少しだけつけて、トントン伸ばすだけで十分です。

適切な保湿ケアで、健康的な肌を目指して

健やかな肌とは、この3つの状態を言います。
・潤いが保たれていること
・キメが整っていること
・ハリ・弾力があること

毎日、きちんと肌に潤いを与えることで、肌のバリア機能が整い、健やかな状態になります。
ハリや弾力のある肌を目指すためにも、保湿ケアは欠かせないスキンケアのひとつです。
また、紫外線によっても肌の乾燥は進みますから、これからの時期はますます保湿ケアが必要です。
毎日のお手入れ前に自分の肌状態を確かめ、肌への保湿を意識して、健康的な肌状態を保ってくださいね。

著者プロフィール

■夏目 円(なつめ・まどか)
美容ライター。編集者を経て美容専門のライターになり、18年のキャリアをもつ。女性誌、美容誌などの雑誌、ウェブマガジンでは美容コラムも連載。20代~60代までと幅広い世代の女性に、わかりやすい美容情報を発信している。