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2021.06.30

梅雨はパンの発酵にうってつけ。簡単ヘルシー2色の中華饅頭(マントウ)

kencom公式:料理研究家・りんひろこ

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中国や台湾で主食として食べられている饅頭(マントウ)は、日本の肉まんやあんまんのような生地で、中の具が入っていないシンプルな蒸しパンです。
中華料理に合わせたり、朝食として豆乳とともに食べたり、いわばテーブルロールのようなものです。ふんわり蒸しているので朝食でも食べやすく、パンのようにバターを使わないのでヘルシーです。

梅雨時期は気温も湿度も発酵にとても適しているので、常温に置いておいておくだけですぐに発酵します。

【材料(8個分)】


中力粉 200g
インスタントドライイースト 3g
砂糖 大さじ4
塩 小さじ1/2
サラダ油 大さじ1

水 50cc


ココアパウダー 小さじ2
水 小さじ2

作り方

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1.ボウルにAの材料を全て入れ、水を注いですぐに泡立て器かフォークで混ぜる。全体に水が回ってポロポロ状になればOK。

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2.ボウルの中で、ひとまとまりになるまで手でこね合わせる。

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3.ひとまとまりになったら台に取り出す。両手で手前から奥へ伸ばすようにこねてから、生地を半分に折り、それをまた両手で手前から奥へ伸ばすようにこねて半分に折る。
これを20回程度繰り返す。
※ここでしっかりこねると、出来上がりの生地に弾力が生まれます

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4.生地がつやっとして、押しても生地が指についてこないようになったらこね上がり。

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5.生地を2等分する。半分をココア生地にする場合は、Bを混ぜ合わせてから片方の生地に加えて練り込んで均一になるまでこねる。
※ココア饅頭を作らない場合は、全てプレーンの饅頭で作ってもよい

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6.2等分した1つの生地を綿棒で長方形に伸ばす。

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7.手前からくるくると巻いていき、細長い棒状にする。

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8.包丁で4等分に切る。一回り大きいクッキングシートに乗せ、軽く湿らして絞ったキッチンペーパーやふきんをかぶせて常温に置き、1.5倍程度の大きさになるまで発酵させる(気温25度で20~30分程度)。

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9.沸騰した蒸し器で10分蒸す。

おいしいワンポイントアドバイス

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発酵が1回で済むので、パンよりも気軽に作れるのが饅頭の良いところ。
たくさん作ってジッパー付き袋に入れて冷凍しておけば、1~2カ月は持ちますよ。食べるときに少量の水をかけてラップをしてレンジ加熱しても良いですが、蒸しなおすとしっとりふんわり出来立てのようなおいしい饅頭がいつでも楽しめます。

梅雨から夏にかけては、パンなどの発酵にもってこいの時期。冬場など寒い時期に作る場合は、生地を40度程度のぬるま湯を入れた蒸し器に入れて、蓋をして置いておけば同じように20~30分で発酵完了します。
お肉などの具をいれて食べても美味しいですよ。

りんひろこ

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料理研究家、フードコーディネーター
京都で学んだ懐石料理や、アーユルヴェーダや薬膳などの東洋の食養生の考えをもとにした美味しく簡単にできる料理を、TVや雑誌などで提案。著書に『作りおきで毎日おいしい! NYスタイルのジャーサラダレシピ』『ジャースチームレシピ』(世界文化社)がある。

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