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2021.05.10

「夫のタイプ別」で変わる、うまく付き合うコツ|やる気ゼロ夫、趣味最優先夫、無計画夫、理屈夫

東洋経済オンライン

困った夫との付き合い方を、4つのタイプ別に紹介します(写真:maroke/PIXTA)

参照元:https://toyokeizai.net/articles/-/424426?utm_source=deschl&utm_medium=http&utm_campaign=link_back&utm_content=article

困った夫との付き合い方を、4つのタイプ別に紹介します(写真:maroke/PIXTA)

こんにちは。生きやすい人間関係を創る「メンタルアップマネージャ®」の大野萌子です。

例年、GWなどの長期休暇の後は、夫やパートナーに関する悩み相談が増加します。いつもより一緒にいる時間が増えることにより、普段はなんとかやり過ごしていることが表面化しやすいともいえます。しかし、この1年は在宅ワークが増えて、長期休暇に限らず、夫に対する不満も顕在化しやすくなっています。以前、「『同居人あり女性』の自殺者が増えている理由」という記事に書かせていただいたように、家族ありの女性の負担増は由々しき事態です。そんな中で、日々イライラせずにうまく付き合っていく方法を、タイプ別にご紹介したいと思います。

4つのタイプに分けられる「困った夫」

【タイプ1】家事も育児も妻任せ「やる気ゼロ夫」

家のことも、子育てもほぼ妻任せ。かといって外にエネルギーを向けているわけでもなく、オフはひたすらゴロゴロ、家事や子どもの世話も妻任せで、何もしない夫にイライラが募ります。覇気が感じられず、こちらまで影響されて、やる気を失うことも。残念ながら、察してほしいと思っても難しいので、要望を「具体的に」伝えることが必要です。



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協力してほしいことをできるだけ具体的に伝えましょう。例えば、「土曜日の午前中だけでいいので子どもを公園に連れていってほしい」など、明確にタスクとしてお願いすることです。「休みの日はできるだけ」など、曖昧さを残さずに、曜日や時間帯まで決めてしまうのが、重要です。

また、お願いを実行してくれたときに、「褒める」のもポイントです。ありがとうにプラスして、「あなたのおかげですごく助かった」という感謝をアピールするとより効果的です。このタイプは、誰かの役に立った、認められたという気持ちが原動力になります。

【タイプ2】趣味に没頭「趣味最優先夫」

休日は家族の予定もおかまいなしで、自分の趣味のスケジュールが最優先。家族を置き去りにして、1人で出かけてしまう、もしくは、1日中オンラインゲームなどに興じてしまう「趣味優先夫」。夢中になれることがあるのはよいことですが、もっと家族との時間をとってほしいと寂しさを感じる妻が多いようです。

こうした夫には、趣味を楽しむことを制限するとこじれてしまうので、家族で一緒にできることを提案したり、考えてもらうことが大切です。例えば、月に1度は家族と楽しむ時間を作る、妻が自由に使えるお金を増やして、別々に楽しむことを見出すなど、具体的に提案しましょう。そもそも、夫婦は、趣味が違うほうがよい関係を築きやすいものなのです。お互いが自分の世界を持つことで、相手への心の余裕も生まれ、細かいことも気にならなくなります。夫婦の距離感を見極めながら、お互いが折り合う落としどころを探ってください。

【タイプ3】浪費家「無計画夫」

このタイプは、計画的にものごとを進めるのがとても苦手です。気分次第のところがあり、将来のプランはもちろん、お金の使い方も行き当たりばったりで、ハラハラすることも多いでしょう。オンラインショップで必要ないものまでたくさん買い込んでしまい、イライラすることも。

金銭感覚は、価値観の違いが生じやすく、注意したいポイントです。将来のためにも、早めに夫婦の意見をすり合わせる必要があります。ただ、漠然と「計画的に」と言っても、このタイプは感覚的に理解できません。具体的な目標設定やプロセスを共有し、協力してもらう土壌を作るようにするのが効果的です。

例えば、具体的なライフプランを話し合い、将来の資金計画を可視化。子ども教育資金にいつ、いくら必要か、そのために月々のやりくりの内訳はどうするか。定期的に「計画」と「現状」を突き合わせて、相談する機会を作るのがおすすめです。

「モラハラチェック」をしてみましょう

【タイプ4】つねに自分が正しい「理屈夫」

頭が切れて口がたつ。話し合いをしようにも、理屈で切り返されてしまうので、言いたいことも言えない「理屈攻め夫」。いつでも自分が正しいと主張する頑固さには、本当にうんざりするものの、自分が悪いと責めてしまう妻も多いのが現状です。

このタイプは、ほかのタイプのように正面から話し合いをするのが難しく、こちらが理論的に話しても、さらに理屈で追い打ちをかけられます。ある程度距離を保つことが大切で、自分の心を守るためにも、「お互いの考え方が違う」と割り切るのがいちばんです。

しかし、威圧的な態度で妻を否定するような言動が頻繁にある場合は要注意です。「モラハラ・DV夫」の危険性もありますので、ご紹介する簡単な「モラハラチェック」をしてみてください。

<モラハラチェックリスト>

□行動を束縛する

□主に怒りなどの感情をコントロールできない

□妻の言動や考え方までコントロールしようとする

□高圧的で相手の意見を聞き入れない

ひとつでも、日常的に継続されていれば、モラハラの可能性大です。

「モラハラ・DV夫」の場合は、妻がそれに気づくことが解決の第一歩となります。「自分さえ我慢すれば」と考えてしまうなら、共依存の関係になっているかもしれません。「自分が悪い」と自己否定したり、「どうせ反論できない」という無力感を自分自身が感じていたりするなら要注意です。「理屈攻め」がエスカレートして暴言があったり、威圧感や恐怖を感じたりするなら、自分1人で抱え込まず、周囲や専門機関に相談してみましょう。

どのタイプの夫にも「なんで?」「どうして?」は禁句です。納得がいかないと、つい言ってしまいがちですが、心理学でもこれらの言葉は、「デンジャラス・クエスチョン」と呼ばれ、関係性を悪化させるフレーズです。相手は責められていると感じて、心を閉ざすだけでなく、反発も感じてしまいます。夫に感情的な気持ちをぶつけても、解決することはほとんどありません。「見て察してよ」という気持ちや、「相手はきっとこういう考えに違いない」という思い込みもNGです。夫婦といえども、まずはお互いに事情や考え方があるということを自覚しましょう。

「こうあるべき」という思い込みは捨てる

そして、相手をコントロールしようとしないこと。夫に腹が立つという根底には、「思いどおりにコントロールしたいのにそうならないことへのイラ立ち」があります。とくに、夫婦関係は「こうあるべき」という思い込みが強いほど、相手にイライラしてしまうもの。そもそも自分と相手は別の人格。思いどおりに動かそうとするのが無理なのです。イラッとしたら、自分の考え方も少し見直してみる。そして過度に期待しすぎないことで、自然とお互いの心地よい距離感がつくれます。

また、夫自身を否定する表現はNGです。「父親らしくして」「そんなこともわからないの」などというのは、相手の人格を否定する表現です。「○○らしく」という言葉は基準が曖昧ですし、関係性を悪化させやすいので使わないようにしましょう。

毎日一緒にいるからこそ、イラッとしてしまう夫やパートナーとの関係。お互いが心穏やかに過ごすためにも、上手に付き合っていけたらよいですね。

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大野 萌子:日本メンタルアップ支援機構 代表理事

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