2021.08.19
動け肩甲骨!滑らかに動かして肩こりを減らす方法【リモレッチ極#13】
デスクワークを続けている以上、付き纏い続けるのが『肩こり』です。
ふと動かした時のだるさ、おもさを感じるのはもちろんのこと、痛みで可動域が狭まってしまったりと、日常生活に影響を与える可能性もあります。
この可動域が狭まる原因の一つが肩甲骨。今回は肩甲骨を滑らかに動くようにする方法をご紹介しましょう。
羽ばたくように動く肩甲骨はこう作る!
肩こりに悩まされる人の特徴として「肩甲骨の硬さ」がよく指摘されます。
長時間同じ姿勢でデスクワークを行った結果、肩甲骨周囲の筋肉が緊張し、肩甲骨が上に引きあがったまま動かなくなり、血流の滞りを引き起こし肩こりを感じることが多いです。
肩甲骨は鎖骨や上腕といった骨や関節とつながっていますので、肩甲骨の硬さは背中の筋肉だけでなく、上腕につく筋肉(二の腕の筋肉)や鎖骨につく筋肉(首まわりの筋肉)の緊張にも大きい影響を及ぼします。
本日のリモレッチは固まった肩甲骨を動かして筋肉の緊張を緩和し、肩甲骨を元の位置にもどすエクササイズ「エアラットプル」を行っていきます。
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やり方
1.鼻で息を吸い、胸を膨らませ、みぞおちを引き上げる
2.みぞおちを引き上げたまま、両手を上げてバンザイをし、掌を内側に向ける
3.掌を外側に向けながら肘を曲げていき、前腕を床に対して垂直になるようにキープしながら、肩を落としていく
4.手が顔の横まで来たら元の位置にもどす
10回繰り返す
寝起き寝る前と仕事中をめどに
肩甲骨は寝ている最中にも硬くなりやすいので、寝起きと寝る前に1セットずつ行ってみましょう。
加えて、仕事の合間に1〜3セット、休憩がてらに行うと、みるみる動きやすくなると思います。
是非のんびりやってみてください。
中村 雅貴(なかむら・まさたか)
柔道整復師。柔道整復師の父を持ち、自身も柔道整復師としてこれまで述べ5万人の身体を施術、身体づくりサポート。整骨院で三年間、整形外科で三年間勤め、整骨院では基礎的な身体のしくみや、リラクゼーション、テーピングの仕方を学び、整形外科ではより詳しく整形外科的疾患のリハビリ方法や骨折の後療法を学ぶ。これまでの医療現場の経験を活かし、独自に「VCL/JAM」メソッドを考案。現在大手ジムでのコンサルや、スポーツトレーナーとのコラボレーションによるイベント開催、タレントによる体操本の監修等、幅広く活躍中。