2021.05.12
失敗なし!シンプルに旬を楽しむアスパラガスとシラスのパスタ【安心ごはん#11】
野菜の美味しさは旬に食べることで一層楽しむことができます。今回取り上げるアスパラガスもまさに今が旬の野菜の一つ。
アスパラガスは太くてまっすぐに伸びているもので、さらに穂先が固くしまっているものを選ぶと味をしっかりと楽しむことができます。
今回は、このアスパラをシンプルなパスタに入れて、楽しんでもらおうと思います。
噛む力が弱い子供やお年寄りにも食べやすいよう、サイズには気をつけてみるといいでしょう。
材料(2人分)
アスパラガス 4本
しらす 2パック 40g
卵 1個
にんにく 1個
オリーブオイル 大さじ1
塩 小さじ1
こしょう 少々
パスタ 2人分(180~200g)
塩 少々
作り方
1.アスパラガスは根元5cm程度の固い部分の皮をむき、斜め薄切りにする。にんにくは薄切りにする。卵は溶いておく。
2.鍋にたっぷりの湯を沸かし、塩をひとつまみ入れてからパスタを入れて表示時間通りに茹でる。茹で上がったタイミングで4までの手順が終わっていなかったら、軽く水気を切ってざるにあげておく。
3.フライパンにオリーブオイルを熱し、にんにくとしらすを入れてにんにくの香りが立ってきたら、1のアスパラガラスを加えて炒め合わせる。
4.溶き卵を加えて、卵がぽろぽろになるまでよくかき混ぜてから、塩(小さじ1)とこしょうを加えてかき混ぜる。
5.2のパスタを加えて全体にからませる。
おいしいワンポイントアドバイス
アスパラガスには栄養ドリンクの成分としても有名なアスパラギン酸というエネルギー源として利用されやすいアミノ酸が含まれている上、糖質や脂質の代謝をサポートするビタミンB1やB2が豊富に含まれているので、疲労回復にも、ダイエットにも役立ちます。また、抗酸化力の強い「ルチン」というポリフェノールも含まれていて、毛細血管を丈夫にしてくれるので高血圧や動脈硬化の予防にも役立ちます。
麺類の料理になると、動物性のタンパク質が不足しがちになってしまいますが、しらすと卵を加えることでタンパク質も補えます。
りんひろこ
料理研究家、フードコーディネーター
京都で学んだ懐石料理や、アーユルヴェーダや薬膳などの東洋の食養生の考えをもとにした美味しく簡単にできる料理を、TVや雑誌などで提案。著書に『作りおきで毎日おいしい! NYスタイルのジャーサラダレシピ』『ジャースチームレシピ』(世界文化社)がある。