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2021.05.01

無理なく片づけたい方へ。週単位で考える「ゆる片づけ」のススメ

kencom公式:ライフオーガナイザー® ・門傳奈々

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部屋のものを片づけよう!と思い立ったとき、どのくらい時間がかかっていますか?休日に丸1日かけて片づける、片づけをしていたら1日が終わってしまった、そんなこともあるでしょう。また年齢を重ねるにつれて物が増え、掃除や片づけが億劫に感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

片づけは、頭も体も疲れる作業です。そこで今回は、1週間で1箇所を片付けるという「ゆる片づけスケジュール」を紹介します。

片づけで得られる効果とは

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片づけが億劫で重い腰があがらない…。そんな方のためにお伝えしたいのが、片づけで得られる効果についてです。

「片づけをすることで何のメリットが得られるの?」と、疑問に感じた時に思い出してみてください。きっと片づけたくなりますよ。

効果その1「精神的効果」

片づけると「スッキリした」「気分がいい」と感じる方が多いと思います。ごちゃごちゃした空間を片づけることで、空間がスッキリすると同時に気持ちもスッキリする、そんな精神的な効果が片づけにはあります。

効果その2「時間的効果」

片づいていない空間では、「欲しいものがすぐに見つからない」など探し物に時間がかかることがあります。部屋が片づいていれば、使いたいものが使いたいときにすぐに見つかるので、時間を有効活用できます。

効果その3「経済的効果」

先ほどの時間的効果の中でも出ましたが、探し物が見つからないので新しいものを買うことになり、経済的に損をします。片づいている空間では、そのような無駄なお金を使うことはありません。

「片づけ計画」を立てることから始めよう!

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家の中が乱れてくると漠然と「片づけなくては」と思いますよね。そこですぐに片づけ始めるのではなく、まずは片づけの計画を立てることから始めましょう。「計画を立てるのが面倒」と感じるかもしれませんが、計画なしにだらだら片づけ続ける時間を考えると、計画を立てて短い時間で終わらせる方が効率的です。

片づけの計画を立てる時に大切なのが、以下3つのポイントを意識することです。

・どこを

・どのように、どのくらいきれいに

・いつまで片づける

片づける場所や程度、終わりの時間を設定することで、なんとなく作業を続けることがなくなります。

例えばクローゼットの片づけの場合、「どこを→クローゼットの衣装ケース1個分」「どのように→今年着たい衣類だけを厳選してしまう」「いつまで→2時間後まで」と、計画を立ててから作業を開始するのです。

1週間に1箇所片づける

家の片づける場所は、リビング、クローゼット、キッチン、洗面所、子ども部屋などに分けられます。それぞれ片づけに時間がかかる順番に並べると、クローゼット、キッチン、子ども部屋、リビング、洗面所、となります。

これらの場所を1週間かけて1箇所ずつ片づけると、1ヶ月で4箇所片づけることができます。まずは、ものが少ない場所から取り掛かり、片づけるリズムやコツがつかめてきたら範囲を広げていくようにしましょう。

1週間に何時間かけられるか考える

1週間のうちに片づけにさく時間は人それぞれだと思います。時間に応じて片づけることのできるボリュームは異なりますが、「このくらいの時間ならできそう」と思う時間で無理のないように始めましょう!

1週間で1箇所を終わらせなくてはいけない、という決まりはありません。1週間で片づけが終わらなければ、次の週も同じ場所を片づけるなど柔軟に作業していきましょう。

場所ごとの片づけスケジュール事例

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次は場所ごとに片づけスケジュールの組み方を紹介します。それぞれの場所で「30分でできること」をまとめてみました。

洗面所

・何をどのように、どの場所へ片づけるか計画を立てる(30分)
・片づけるもの、量の把握(30分)
・収納場所、範囲を決める(30分)
・ものを出し、選別、戻す作業をする(30~60分)

洗面所で片づけるものは、日用品のストックや、タオルなどの入浴関連グッズが主なものです。そこで大切なのが、収納する場所と範囲を決めることです。すると、無駄に日用品のストックを買い足さなくなるので、在庫管理が楽になります。

リビング

・何をどのように片づけるか、どこから手をつけるか決めるなど計画を立てる(30分)
・家族共有で使うものと、個々のものに分ける(30分)
・家族の個々のものはそれぞれに片づけてもらい、共有で使うものをしまう(30分)

範囲が広いリビングは、テーブルの上だけ、キッチンカウンターの上だけ、など片づける範囲を決めてから作業に取り掛かるのがポイントです。

キッチン

・何をどのように片づけるか、どこから手をつけるか決めるなど計画を立てる(30分)
・場所ごとに何をどこにしまうのかを決めて片づける(30分)

キッチンもリビング同様、場所を区切って片づけましょう。キッチン全体を一度に終わらせようとせず、例えば冷蔵庫、食器棚、シンク下収納に分けるなどしましょう。

クローゼット

・何をどのように片づけるか、どこから手をつけるか決めるなど計画を立てる(30分)
・トップスだけ、ボトムスだけ、アウターだけなどアイテムごとに作業する(30〜60分)

把握できる量だけ持つ意識を

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全ての場所において、収納スペースに収まっていると、普段は中に入っているものの数を意識することはないと思います。しかし、いざ片づける作業でものを出し入れしてみると想像以上のものが入っていることを目の当たりにします。それは「自分が把握できない数のものを持っている」という証拠です。

まずは、自分が把握できる数だけ持つことを意識しましょう。そして、ものを増やさないコツとして次のようなことを意識してみましょう。

・新しいものを一つ買ったら、古いものを一つ手放す
・ものを買う前に本当に必要かどうかよく考えてみる
・収納スペースの7、8割収納を目指す

片づけのモチベーションを上げるアイデア

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片づけに対してのやる気がどうしても起きない時、以下の方法でモチベーションを上げてみることをおすすめします。

・自分へのご褒美を準備する
例えば「片づけが終わったらケーキを食べる」といった自分を喜ばせるモノ・コトを事前に準備しておくのです。

・絶対に片づけられる程度の範囲を設定する
片づけの範囲を広げてハードルを上げてはいませんか。少ない時間でできる小さな範囲を片づけることで自然と片づけのエンジンがかかることもあります。まずはハードルを下げて「これくらいならできる」という小さな場所から片づけてみましょう。

・片づけ仲間を見つける
友人、知人の中から片づけ仲間を見つけて一緒に作業するのもおすすめ。仲間に「今日は○○を片づけます!」と宣言すると、自分との約束を果たすためにも片づける意欲が高まります。

・ビフォーアフター写真を撮る
片づける前後の写真を撮るのもおすすめです。「こんなにきれいになった!」と結果が視覚的に確認できることで、満足感と達成感が得られます。

片づけで得られる時間で人生を有意義に!

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私の経験上、片づけ作業で伺ったお客様は、家が片づいたことで時間や気持ちに余裕ができる方が多いです。時間や気持ちにゆとりがあると、良い変化が生まれるようです。実際に「習い事を再開したんです」や「久しぶりにお部屋に花を飾りました!」と嬉しそうに報告してくれる方もいらっしゃいます。

片づけには「本当はこれに時間をかけたかったんだ!」ということを見つけてくれる効果もあるのではないかと感じています。皆さまもぜひ参考にしてみてください。

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著者プロフィール

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■門傳奈々(もんでん・なな)

ライフオーガナイザー®、メンタルオーガナイザー®︎、整理収納アドバイザー1級。夫と3人の子どもがいる5人家族。夫の転勤に伴い、中東、インドなどで海外生活を送った後、日本に帰国。「片づけが苦手」だった自分の経験を生かし、だれでも簡単に整理できる収納方法を提案するため、個人宅を訪問しお片づけのお手伝いをしたり、お片づけ講座、お片づけお悩みシェア会などを開催。

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