メニュー

2021.08.05

疲れからくる手の痺れは上腕二頭筋をリモレッチせよ!【リモレッチ極#12】

kencom公式:柔道整復師・中村雅貴

記事画像

※脳梗塞、脳卒中、高血圧、脂質異常症、糖尿病、心臓病、頚椎・脊髄・腰椎の病気を原因として痺れが生じている場合は医療機関での治療が必要です。普段と異なる痺れを感じたらかかりつけ医に相談しましょう。

長時間働き続けると、たまに手に違和感や痺れを感じることはありませんか?
何か病気が原因で痺れている場合にはすぐにかかりつけ医に相談すべきですが、明らかに疲れや長時間働いたことによるものでしたら、リモレッチでケアすれば楽になるかもしれません。

今回は痺れの原因になりやすい上腕二頭筋のケアについて紹介していきましょう!

いわゆる"前腕"の疲れはリモレッチでとっていこう!

手が痺れる理由の大きな原因の一つが腕の筋肉の強張りです。
特に力こぶをつくる上腕二頭筋という筋肉が硬く縮まると、手の痺れにつながるだけでなく、胸や肩の付け根まで固くなっていき、猫背の遠因にもなるのです。
さらに、上腕二頭筋が硬くなると肘が伸びにくくなり、胸を広げる事もできなくなり、丸くなった姿勢を伸ばすことが難しくなります。

手の痺れを整えつつ、猫背の遠因となっているこの硬さをリモレッチでとっていきましょう!

早速動画でチェック!

やり方

1.腕を身体後部に伸ばした状態で長座になる

2.肘を伸ばしながら胸を開くように伸ばしていく

3.肩が上がって背中が丸まらないように注意しつつ伸ばし続ける
※伸びが足りない場合は、身体を前に進め、しっかりストレッチを感じる位置まで移動する

4.伸びを感じる位置で20秒間キープする

腕がだるいなと思ったらグッと伸ばしてあげましょう

腕がだるいのは筋肉が強張っているサインの場合もあります。だるさと痺れを感じたら、休憩がてらリモレッチでケアしましょう。

また、繰り返しになりますが、普段と違う痺れを感じたり、しばらく痺れが続く場合には他の病気の可能性があります。
早めに医療機関にかかって対処するようにしましょう。

中村 雅貴(なかむら・まさたか)

記事画像

柔道整復師。柔道整復師の父を持ち、自身も柔道整復師としてこれまで述べ5万人の身体を施術、身体づくりサポート。整骨院で三年間、整形外科で三年間勤め、整骨院では基礎的な身体のしくみや、リラクゼーション、テーピングの仕方を学び、整形外科ではより詳しく整形外科的疾患のリハビリ方法や骨折の後療法を学ぶ。これまでの医療現場の経験を活かし、独自に「VCL/JAM」メソッドを考案。現在大手ジムでのコンサルや、スポーツトレーナーとのコラボレーションによるイベント開催、タレントによる体操本の監修等、幅広く活躍中。

この記事に関連するキーワード