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2021.04.14

ホロホロ食感でシニアもOK!噛みやすい牛肉とごぼうのしぐれ煮【安心ごはん#9】

kencom公式:料理研究家・りんひろこ

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ごぼうは水溶性と不溶性の食物繊維がバランスよく豊富に含まれていて、腸の健康に役立つ野菜です。
しかし、高齢になって義歯になったり、噛む筋力が衰えてくると、繊維の固い野菜が食べにくくなるものです。その中でもごぼうは繊維が固く、噛み切りにくいものの一つ。特にささがきなどのように薄っぺらく切ってしまうと、より噛みにくくて苦労します。
そこで、ごぼうのような繊維の固い野菜でも、噛み切りやすい厚さで、かつ繊維は短くして噛み切りやすくする切り方を組み合わせた、しぐれ煮をご紹介します。

より噛む力が弱い人向けには、煮込む際に水をさらに多く足して、ごぼうが柔らかくなるまで煮込む時間を長くするとよいですよ。

材料(4人分)

牛こま切れ肉 150g
ごぼう 1/2本(80g)
にんじん 中1本
油 少々

A
しょうゆ 大さじ1
酢 大さじ1
酒 大さじ2
砂糖 大さじ1
すりごま 大さじ1

水 100cc

作り方

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1.ごぼうとにんじんは幅3mm程度の斜め薄切りにしてから、それをさらに横幅3mm程度に切り、細切りにして、ごぼうは酢水にさらしておく。
(ささがきにすると繊維が長い上、薄い部分がぺらぺらして噛み切りにくい。この切り方にすると繊維が噛み切りやすい)

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2.フライパンに油を熱し、牛肉を炒める。

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3.牛肉の色が変わったら一度取り出し、次にフライパンに1の水を切ったごぼうと、にんじんを入れて炒める。

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4.油が全体に回ったら2の牛肉を戻しいれる。

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4.Aの調味料を加えて水も加え、水気が少なくなるまで煮詰める。
(弱火で煮詰めるとより柔らかくなる。柔らかくする必要がなければ、強火で煮詰めても良い)

おいしいワンポイントアドバイス

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より噛む力が弱い人向けには、煮込む際に水をさらに多く足して、ごぼうが柔らかくなるまで煮込む時間を長くするとよいですよ。
また牛肉でタンパク質もしっかり摂れるので、家族みんなで楽しめる料理ですよ。

りんひろこ

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料理研究家、フードコーディネーター
京都で学んだ懐石料理や、アーユルヴェーダや薬膳などの東洋の食養生の考えをもとにした美味しく簡単にできる料理を、TVや雑誌などで提案。著書に『作りおきで毎日おいしい! NYスタイルのジャーサラダレシピ』『ジャースチームレシピ』(世界文化社)がある。

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