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2016.09.07

ドリップが命!最高のコーヒーをいれるコツ|器具にもこだわりたい

東洋経済オンライン

自宅で美味しいコーヒーを入れるコツとは?(撮影:大澤 誠)

自宅で美味しいコーヒーを入れるコツとは?(撮影:大澤 誠)

コーヒーブームの影響もあって、街にはコーヒースタンドや専門店が急増し、特別な豆や道具も気軽に買えるように。自宅で美味しいコーヒーを入れる技術を身につけるいいタイミングかもしれません。この記事では、旬のコーヒーを自宅で楽しむためのコツをご紹介します。

エスプレッソ系ショップの定着、日本からのバリスタチャンピオン輩出、コンビニコーヒーの進化など、コーヒー業界がめまぐるしく変化している。昨年来、サードウェーブと呼ばれるコーヒーブームも起きている。

話題のサードウェーブの定義は大きく3つ。1)生産国、生産地域、生産処理方法が明確で、2)ブレンドされていない豆(シングルオリジン)を使い、その個性を味わうべくローストは浅煎り。そして何より大切なのは、3)1杯ずつドリッパーでコーヒーを抽出するスタイルを基本とすることだ。

いずれにしても、鮮度の高い上質なコーヒー豆。そして、味わいを左右するドリッパーをどう選ぶかが重要になる。

正しいドリップ方法はこれだ!

ドリップといってもただ注ぐだけではNG。「旬の味を求めるなら蒸らし時間を含めて3分以内が基本です」と言うのは、飲料専門家の江沢貴弘さん。以下、江沢さんに正しいドリップのやり方を教えてもらった。

用意しておきたいもの
ドリッパー、サーバー、コーヒー豆、コーヒーミル、ドリップペーパー、スケール

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ビギナーなら2杯分!

サードウェーブなら1杯当たり12~16g。ただ、2杯分入れたほうが味は安定する。

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ペーパーの下準備

ドリッパーの形に注目。円錐は1カ所、台形なら左右非対称に縫い代を折る。

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粉を平らにならす

お湯が均等に行き渡るよう、ドリッパーを横に振って粉を平らにならす。

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お湯の温度は85~92℃

お湯の温度が高いと味が濃く、苦みが強くなる分、雑味が混じりやすい。

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お湯は真ん中から注ぐ

基本は真ん中。回し注ぐ際はドリッパーの端にかからないようにご注意を。

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大切なのは粉の膨らみ

ひと通り注いだら、次は蒸らす。粉がめいっぱい膨らんだら、もう一度注ぐ。

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1杯の目安は220~250㎖

あとは注湯と蒸らしの繰り返し。アクを落とさないように、お湯を注ぐこと。

濃厚? さっぱり?ドリッパーひとつで味が変わる



当記事は「MonoMax」提供記事です

人の手で湯量を調整するハンドドリップには、大きく分けて2つの方法がある。布製フィルターを使うネルドリップ、紙製フィルター&ドリッパーで抽出するペーパードリップだ。

一般に鮮度の高い豆ほど抽出時にガスが発生する。ガスによってフィルターが膨らみ、コーヒーの旨みが引き出されるのだが、その点で膨らみの制限のかからないネルドリップが、日本でよしとされている。そこでペーパーでも濃厚な味わいが引き出せるようにと開発されたのが、コーノの名門フィルターだ。

一方の台形型では、カリタが日本の喫茶店文化の象徴となっている。理由は同じ台形型のメリタと比べて抽出速度が速いこと。好みに応じた味の調整がしやすい利点がある。その点でサードウェーブ系の代名詞ハリオのV60と似ているが、コチラは抽出の難易度が高め。その分より自由な抽出が楽しめる。

ドリッパーにこだわろう!

HARIO ハリオ

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サードウェーブ系の代名詞と呼ばれるドリッパー。抽出口は大きめで、リブが長くまたカーブしているため、ドリップ速度は早め。ただ、抽出法次第で濃い味わいも楽しむことができる。この自由度の高さが人気の理由だ!
(左)V60アルミシングルスタンドセット/1万円
(右)V60 ドリップケトル・ヴォーノ/4千円

Melitta メリタ

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1908年創業以来、55年の歳月をかけて完成。「誰が淹れてもおいしいコーヒーが飲めるように」と考案された形で、特別なテクニックは不要。お湯を一気に注いでサーバーにコーヒーを満たしていくという抽出法もまた独特。最大の特徴は、ドリッパー底に空いた1つ穴だ。それゆえにドリップする速度は一定。また抽出穴は小さめで、一度に注ぎ切ったお湯はドリッパーの底に溜まってから排出されるため、コーヒーの抽出時間が長く、コクのあるコーヒーに仕上がる。

陶器フィルター SF-T 1×2/1100円

グラスポット カフェリーナ800/1400円

Kalita カリタ

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1つ穴のドリッパーに比べてドリップの速度が速くなり、雑味が出る前にコーヒーが抽出できるのが、カリタ式の魅力。ただその分、お湯が抜ける道筋が決まってしまい、抽出時間のコントロールには慣れが必要になる。特徴は高めにとったリブと3つ穴の抽出口だ。リブがあることでペーパーの張り付きが少なく、旨みを存分に抽出できる。

102-ロトブラック/1100円

500サーバーN/1400円

自分の好みの味わいやデザインで選んで

CLEVER COFFEE DRIPPER クレバーコーヒードリッパー

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台湾生まれの本品は、ストッパー付きの抽出方法が特徴。専用のコーヒーサーバーを必要とせず、お湯を注いで4分程度蒸らした後、マグカップの上にセットするとストッパーが外れてドリップされるという仕組み。4分間じっくりと蒸らすことから、ボディのしっかりとしたコーヒーが味わえる。抽出法も簡単で、誰が淹れても比較的安定した、おいしいコーヒーに仕上がる。

クレバーコーヒー ドリッパー Sサイズ/1800円

KINTO キントー

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スローコーヒースタイルを提案する国内コーヒーブランド「キントー」が送るドリッパー。円錐型でありながら磁器製というのが珍しく、印象もおしゃれ。すっきりとした飲みやすいコーヒーが好きな方におすすめ。腰が高く、比較的広い間隔でレイアウトされたリブ、抽出口は大きめのデザインになっている。また円錐の形状と相まってドリップの速度はやや速く、コーヒーは比較的ライトに仕上がる。

スローコーヒースタイルブリューワー 4杯用/1800円

スローコーヒースタイル コーヒーサーバー 600㎖/1200円

綿密な計算のもとに考案されたドリップ

KEY COFFEE  キーコーヒー

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ローストメーカーであるキーコーヒー初のオリジナルドリッパー。全面に施されたダイヤ形リブが特徴で、これがドリッパーとペーパーを360度均一に触れさせるポイントに。非常にバランスのとれた味わいが楽しめる。ペーパーとドリッパーの接触面は抽出効率にムラが出やすい。そんな弱点に対して、キーコーヒーが綿密な計算のもと考案したのが、ダイヤリブという独自構造だ。

KEY クリスタルドリッパー/参考店頭価格 550円

KEY コーヒーサーバー 500㎖/参考店頭価格 1500円

KONO コーノ

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大正時代から日本のコーヒー文化を支える、老舗中の老舗だ。この透過型ドリッパーの歴史は古く、ネルドリップに似た濃厚な味わいが楽しめると評判。1973年に発売されて以来、コーヒーファンの根強い人気に支えられている。ペーパーフィルターのドリッパーでも、濃厚な味わいが引き出せるように考えられた形。ポイントは下半分に留めた高めのリブだ。これにより、ネルドリップの利点である残留ガスの膨らみが保て、またアクも落とすこともないので雑味を防ぐことができる。

名門フィルター 4人用/1100円

グラスポット 4人用/3000円

たくさんのドリッパーが登場しているので、自分の好みの味わいやデザインで選んでみましょう。誰でも家で簡単においしいコーヒーを淹れることができるはずです。

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MonoMax編集部

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