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2021.01.15

ランニングを快適にする睡眠メソッドやおすすめ快眠ギアをご紹介

RuntripMagazine

専門家に聞くランニング。今回は『楽しく走り続けるための睡眠メソッド』と『2021年こそ身につけたい快眠メソッド』の2つのテーマについて聞きました。お招きしたのは、睡眠指導や睡眠管理をしているヒラノマリさん。日本唯一と言えるアスリート専門の “スリープトレーナー” です。

楽しく走り続けるための睡眠メソッド

例年と比べておうち時間が長くなり、かえって睡眠リズムが乱れてしまう人も多いのでは。生活リズムを整える睡眠対策についてポイント3つ教えていただきました。

まずは、体内時計を整えること。最近では日本にいながらにして時差ボケをしてしまうという『社会的時差ボケ』が増えているそう。対策としては「起床時間を固定すること」。寝る時間が遅くなった日でも、通常の起床時間のプラス1時間以内に留められるようにしましょう。

続いては、『日照時間』を確保すること。日照時間が短くなる冬は、体内時計が乱れがち。朝陽を浴びて、体内時計のスイッチを入れましょう。

『寒さ』への対策もポイントの1つ。冬の朝は体温が低く、なかなか布団から出られないという人も多いのでは。寝る環境を整えることで深部体温を上がり、朝からでも走りやすい体をつくってくれます。

深部体温を上げるには「寝具と室温」も見直して欲しいとヒラノさん。特に布団・毛布の使い方や、過度な厚着をしていないか、見直してみましょう。

2021年こそ身につけたい快眠メソッド

「ランニングする上でも、ギアって重要ですよね。それによってランニングのパフォーマンスが変わる。それと一緒で、睡眠もギアによってパフォーマンスが変わる」と話すヒラノさん。オススメの睡眠ギアをご紹介いただきました。

まず、ヒラノさんが紹介してくれたのは『ブルーライトカットメガネ』。夜にブルーライトを浴びると、脳が昼と勘違いして交感神経が高ぶるため、睡眠ホルモンのメラトニン分泌が抑制されてしまうそう。「ブルーライトはランナーの天敵なんですよ」と教えてくれました。夕食後からメガネをかける習慣をつけると良いですね。

2つ目は『温湿度計』です。「ランナーは数値管理が好きだと思うので、睡眠の環境も見える化して欲しい」とヒラノさんは話します。冬場は16〜19度、夏場は26度が適温だそう。湿度は50%必要。温湿度の管理に取り入れてみてください。

続いては『パジャマ』。ヒラノさんのオススメは、長袖長ズボンのパジャマです。「睡眠のパフォーマンスもランニングと同じで、ウェア次第」とヒラノさん。通気性がよく、吸汗発散性のある綿100%の素材が良いそうです。

女性人気の高いモコモコのフリースは、睡眠時にはNG。ソフトな感触が好きな方は、綿100%のパイル地がオススメです。そして、部屋着とパジャマは着替えた方が良いそうです。ヒラノさんは「脳にこれから眠るという合図を送る意味でも、着替えて欲しい」と言います。

どれも手に入りやすいアイテムなので、是非、取り入れてみてくださいね。

睡眠の質を上げて、2021年もRutnripを楽しもう!!

ヒラノマリさん

スリープトレーナー。日本では珍しいアスリート専門の睡眠トレーナー『スリープトレーナー』として活動。睡眠健康指導士の資格や現場経験を活かしたメソッドは、プロサッカー選手や五輪出場選手にも好評を得ている。

記事を書いた人  Runtrip編集部

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