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2021.01.09

ムダをなくし大切なことに費やす時間を増やす「時間術」

kencom公式:ライフオーガナイザー® ・門傳奈々

「毎日時間に追われている」
「いつも時間ギリギリの対応になってしまう」
「時間がないと感じることが多い」

このように、時間の使い方に関する悩みは、大なり小なり誰にでも思い当たるところがあるのではないでしょうか。そこで今回は、時間の使い方を俯瞰し、より有効な使い方を探る手順を紹介します。

自分の時間の使い方、知っていますか?

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「あなたの昨日のスケジュールを教えてください」と問われてすぐに答えられる人は少ないでしょう。

自分の時間の使い方をしっかりと頭で把握するのは簡単なことではありません。また「今日1日これまでに使った時間に無駄はありませんか?」と問われて「無駄はない」という方もほとんどいないのではないでしょうか。

時間は有限です。「何をしていたか覚えていないし、有効に使った記憶もない」、そんな時間の使い方では人生を損していることになるかもしれません。そこで、自分の時間の使い方を「見える化(視覚化)」してみましょう。使い方の棚卸しをすることで、無駄な時間が浮かび上がってきます。

時間の見える化への第一歩は?

時間ごとに何をしたかを書いてみる

1時間刻みの表を作ってみましょう

1時間刻みの表を作ってみましょう

普段、無意識に行動している時間を何に使っているのかを「見える化」させるために、まずは書き出してみましょう。

まず、上の写真のように1時間刻みの表を作ります。空いているところにその時間に何をやっていたのかを記入していきます。

記入してみると、不思議なことに「この時間に何をやっていたのか思い出せない」という時間がでてきたり、「ネットサーフィンに30分以上費やしていた」など自分が思っている以上に時間を無駄に使ってしまっていることが分かります。以下、筆者の記入例を見ながら解説していきます。

時間の使い方に潜む「無駄」を知る

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筆者が記入した表がこちらです。「自分がコントロールできる時間」(赤枠)と「自分がコントロールできない時間」(青枠)とがあります。

筆者の場合は、子どもの登校時間や子どものお迎え、下校時間などはコントロールできない時間です。このコントロールできない時間は自分でなんとかしようとしても制限できるものではありません。そのため「自分がコントロールできる時間」に注目して使い方を考えていきましょう。

筆者の例を見ると、午前と午後に「時間の無駄遣いポイント」があります。午前中は始業後、メールチェックの後にSNSのチェックしていたのがいつの間にかネットサーフィンしていたという時間があります。

仕事に関わる情報収集のためにSNSなどをチェックしたはずが、ネットサーフィンという無駄な行為に繋がっています。午後にも同じ流れでネットサーフィンにつながっています。

また、夕方16時からの1時間は「何をしているか思い出せない時間」でした。こういったネットサーフィンの時間や何をしていたか思い出せない時間は、時間を無駄にしていると言えるでしょう。

無駄な時間ばかりではないことも再確認する

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何をしていたかを書き出すことで見えてくるのは、無駄なことばかりではありません。

写真の「大切」の文字に注目してみてください。子どもが帰宅後、おやつの時間に子どもと話す時間があります。また、夕食後にも、家族で話す時間があります。家族と話す時間は自分にとって大切な時間です。

こうして時間を「見える化」させて1日の行動を俯瞰することで、「この時間はもっと短くても良い」「この時間はもう少し充実させたい」といった時間の使い方の展望が見えてきます。

その時間はあなたにとって「投資」「消費」「浪費」のどれですか?

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毎日仕事をし、食事をし、休息をし…を繰り返している時間ですが、それらの時間を「消費」「投資」「浪費」の3つのカテゴリーに分けて考えてみましょう。

普段何気なく使っている時間を分けて考えるだけでも時間の使い方に変化が出てきます。

「消費」は、緊急度、重要度のいずれも高い時間。「投資」は、緊急度はそれほど高くはないものの、重要度は高い時間。「浪費」は、緊急度も重要度も低い時間です。筆者の場合は、以下のようになります。

「消費」の時間

・仕事
・家事
・育児
・日常生活に必要な買い物
・生活に必要な事務処理(銀行へ行くなど)の時間

「投資」の時間

・仕事に関する勉強をする時間
・スキルアップのための学びの時間
・家族と一緒に過ごす時間
・自分の気分を良くするものを買ったり、行っている時間
・体力づくりのための運動時間

「浪費」の時間

・井戸端会議をしている時間
・ネットサーフィンをしている時間
・テレビをだらだらと観ている時間
・スマートフォンをなんとなくいじっている時間

これらの3つの中で減らすことができるのは「浪費」の時間ですね。そして増やしたいのは「投資」になる時間です。この時間を増やすためにできることはどのようなことか考えてみましょう。

時間の見直しが意識・行動の変化を生む

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時間の使い方を見直すことで生じる良い変化として、「意識の変化」や「行動の変化」があります。

「こういう風にこの行動で時間を使いたい」という目的が見つかったら、目的のために存分な時間を費やせるよう、時間を生み出すことが大切です。

この時に必要となるのが、時間の使い方に優先順位をつけること。時間は有限なので「やりたいことがたくさんあっても時間が足りない!」ということになるかもしれません。

そんな時には「やらないこと」を決める勇気も必要でしょう。自分にとって無駄な時間や必要のない時間は短くしていけるように工夫が必要です。

時間を有効活用するためにできること

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時間の使い方に優先順位をつけたら、優先順位の高いところへより時間をかけていきましょう。そのためには時間を有効に活用する意識や習慣づけが求められます。

時間を有効活用するためのポイントとして次のようなことがあります。

・自分の時間の使い方を見直し、時間の使い方を計画する
・重要度の高いものをする時間(「投資」のカテゴリーの時間)を確保する
・やらないことを決める
・手帳やリマインダーを活用する
・時間がかかるものを「分散させる」
・同時にできることを並行して行う
・すきま時間を活用する

筆者が実践している時間の有効活用方法

上記のポイントを意識して筆者が日常的にやっている時間の有効活用は以下のような事柄です。

・朝食の準備をしながらラジオでニュースを聴き情報収集
・子どもの朝食のタイミングで1日のスケジュールを家族で確認
・夕食の献立は日曜日の夜に一週間分ざっと決めておく
・買い物はできるだけネットスーパーと宅配を活用する
・移動の時間は、イヤホンで英会話を聞き流す
・メールの送受信するタイミングを決めておく
・手帳は開いておいておき、いつでも確認できる状態にしておく
・食事時間は固定して家族にも意識づけする
・夜21時以降は仕事しない

人まねではないオリジナルの時間術を作ってみよう

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この他、書店のビジネス関連本のコーナーには、たくさんの時間術の本が並んでいます。それらを参考にするのも良いですが、人の真似をして作った時間術は長く続かないこともあります。

あなたの人生の主人公はあなた自身です。

暮らしや仕事に合わせてオリジナルの時間術を作るのが一番自分に馴染むのではないでしょうか?最近時間に追われていると感じたら、時間の使い方を見直すタイミングなのかもしれません。

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著者プロフィール

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■門傳奈々(もんでん・なな)

ライフオーガナイザー®、メンタルオーガナイザー®︎、整理収納アドバイザー1級。夫と3人の子どもがいる5人家族。夫の転勤に伴い、中東、インドなどで海外生活を送った後、日本に帰国。「片づけが苦手」だった自分の経験を生かし、だれでも簡単に整理できる収納方法を提案するため、個人宅を訪問しお片づけのお手伝いをしたり、お片づけ講座、お片づけお悩みシェア会などを開催。

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