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2020.12.19

2021年を軽やかに。日々を振り返る「家事ノート」のススメ

kencom公式:ライフオーガナイザー® ・門傳奈々

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コロナ禍でおうち時間が増えてくると、家事にかける時間も長くなります。

「やるべき家事をこなすのに追われて余裕がない……」。そんな方こそ自分の置かれた状態を一度俯瞰して見てみませんか。2021年を軽やかに始めるためにも、2020年の1年間の振り返りを兼ねて家事ノートをつけてみましょう。書いて俯瞰してみると思考の整理も進みます。

気軽に書いてみよう!家事ノートの書き方

「家事ノートといっても何をどう書けばよいのかわからない」という方は、以下のステップを参考にして書いてみましょう。

家事ノートを書く目的は、自分がどのくらいの家事をこなしているのかを「視覚化」させること。こう書かなくてはいけないというものではありません。思いつくまま自由に書き出してみましょう。書き出すことで思考も整理され、モチベーションも上がるかもしれません。

ステップ1:家事を時間帯ごとに書き出す

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まずは自分のこなしている家事を時間軸で見ていきましょう。何時に、何の家事を、どのくらいの時間をかけてやっているのか、を書き出してみます。

所要時間を入れることで、「この家事にこれだけ時間をかけてやっているのか」「こんなに時間をかけなくてもできるはず」など、家事に潜む無駄が浮かび上がります。また、家事をしている時の「こころのつぶやき」も入れてみるのがおすすめです!

「仕方ないからやっている」「これをやると気持ち良く過ごせる」「無心」など、家事によってモチベーションに差があることが手に取るようにわかります。

筆者の時間軸で見た家事とつぶやき。家事によって気持ちに波があるのがわかります。

筆者の時間軸で見た家事とつぶやき。家事によって気持ちに波があるのがわかります。

ステップ2:「得意な家事」「苦手な家事」に分ける

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ステップ1で書き出した家事を俯瞰してみると、こころのつぶやきとともにいろんなことが見えてくるでしょう。

「好き」「苦に感じない」といった得意な家事がある一方で、「嫌い」「時間がかかる」といった苦手な家事があることがわかります。

その結果、「得意だからすぐ終わる」「苦手だから時間がかかってサボりがち」といった自分の家事習慣を振り返ることができるのです。

以下のような表を作って記入してみるのもおすすめです。

例:筆者の「できる/したい」「できない/したくない」を表に埋めてみました。

例:筆者の「できる/したい」「できない/したくない」を表に埋めてみました。

縦軸は、家事にかかる所要時間です。「短い/長い」で分けます。横軸は、モチベーションや能力についてです。「やりたい・できる/やりたくない・できない」で分けます。

表を見るだけで、この家事は何も考えずに取り組める、この家事はハードルが高く感じる…などを確認することができます。やりたくなくて時間が長くかかる家事は、無理にかかえこまずにアウトソーシングに切り替えるのも良いでしょう。

ステップ3:苦手な家事のストレス軽減を考える

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ステップ1と2を経て、自分の家事での苦手分野が見えてきます。

苦手な家事や時間がかかる家事というのはストレスがかかるものです。そのストレスを軽減させるにはどうすれば良いのか考えます。

例えば
・その家事をやる時間帯を変えてみる
・家事をする回数を減らす
・家族に協力してもらう
・その家事にかける時間を減らす
・家事をアウトソーシングする
など、苦手なことをやり続けると時間も労力もかかります。

モチベーションも低いので、無駄に時間をかけることになります。「実は、この家事が苦手だ」と家族に相談することで、家族の協力が得られるかもしれません。

苦手なことに時間をかけるのはやめて、得意な家事にかける時間や労力を増やすような工夫をすると家事の時間が効率よく回り始めるでしょう。

あなたオリジナルのノートを書いてみよう

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紹介してきた家事ノートは、家事以外でも作ることができます。「仕事」や「子育て」、「プライベート」などテーマに分けて書くと良いでしょう。

様々なテーマについてノートに書いて俯瞰することで、生活の中でどの時間を減らしどの時間を増やしたいのかが自分でもハッキリしてきます。時間をかけたいと思うところに今よりも時間をかけられたなら、暮らしが潤います。結果的に人生がより有意義なものに変化していくことでしょう。

「振り返り」と「目標設定」のための付箋ワーク

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家事ノートに加えて2020年が終わるこの時期的にやっておきたいのが、今年を振り返ること。ノートに書いて振り返るのも良いですし、付箋を使って振り返るのも良いでしょう。

振り返りのコツは「できなかったこと」よりも「できたこと」に着目すること!できたことに着目する方が満足度も上がり、自己肯定感もアップすること間違いなしです!

また、振り返りを通して来年の目標も見えてきます。振り返りと同時に2021年の目標設定もできると良いですね。

付箋ワークの進め方:付箋を3、4色準備する

少し大きめの付箋だと書き込みやすいです。

少し大きめの付箋だと書き込みやすいです。

続いては付箋ワークの方法を詳しくご説明します。まず、何の項目について書いたものかをわかりやすくするため、色つきの付箋をいくつか準備します。色つきの付箋がない場合は、4色ボールペンを使って色分けするのがよいでしょう。

「できたこと」「できなかったこと」の項目ごとに記入

できたことをたくさん書くことで2020年の満足度も上がります。

できたことをたくさん書くことで2020年の満足度も上がります。

付箋に書くことで、できなかったことにもしっかりと向き合うことができます。

付箋に書くことで、できなかったことにもしっかりと向き合うことができます。

振り返りでは「できなかったこと」が先に思い浮かぶかもしれませんが、先述の通り「できたこと」をたくさん書くように努めてください。「こんなこともあんなこともできた」と思うと、前向きに年末を迎えられます。

「できなかったこと」を細分化し「来年はやりたい」と「手放す」に分ける

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「できなかったこと」の原因は、「やりたいけどできなかった」のか「やりたくないからできなかったのか」に分かれます。ここで分けることで、来年の目標に「やりたくないこと」を入れることがなくなります。

さらに、このタイミングで「来年やりたいこと」を書いた付箋を追加しても良いですね。

来年はやりたいことを「具体化」する

目標は、具体化することで達成しやすくなります。

例えば「朝寝坊しないようにする」という目標は、「朝6時に起きる」など具体的な数字を入れるようにします。

また「○○しない」といった目標は「△△する」と言いかえると良いでしょう。例えば「子どもに口うるさく言わない」という目標は、「子どもができていることを褒める、認める」と表現し直します。

よくあるのが「健康に気をつける」などの漠然とした目標です。これを「発酵食品を毎日摂る」や「1日15分ウォーキングする」など、できる限り具体化することが大切です。具体的にすることで自分が実行しているイメージが湧くので、取り組みやすくなります。

自分自身のやる気スイッチが入る方法を模索しよう

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筆者が実践している家事ノートと一年の振り返り方を紹介してきました。

筆者も自分に見合った方法を見つけるまでは、ビジネス本を参考にしたり、他の人のやり方を真似てみたりといろいろ試行錯誤しました。身近に家事や仕事をスマートにこなす憧れの人がいれば、その人のやり方を真似しながら自分なりにカスタマイズしてみましょう。

書くのは面倒と感じるかもしれませんが、書かずにモヤモヤと考え事をしている時間の方がもったいないです。ノートを書くことで、自分のやる気スイッチが入るようになると良いですね。

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著者プロフィール

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■門傳奈々(もんでん・なな)

ライフオーガナイザー®、メンタルオーガナイザー®︎、整理収納アドバイザー1級。夫と3人の子どもがいる5人家族。夫の転勤に伴い、中東、インドなどで海外生活を送った後、日本に帰国。「片づけが苦手」だった自分の経験を生かし、だれでも簡単に整理できる収納方法を提案するため、個人宅を訪問しお片づけのお手伝いをしたり、お片づけ講座、お片づけお悩みシェア会などを開催。

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