メニュー

2020.11.28

我が家のOKレベルを見つけよう!「出しっぱなしOK」なお片づけ

kencom公式:ライフオーガナイザー® ・門傳奈々

記事画像

『家の中で過ごす時間が増えるのと比例してものが増えてきた』
『テレワークで家にいるものの、仕事に追われて片づけをする時間が取れない』

コロナ禍で家の中の環境にも気を配ることが増えてきました。しかし、それぞれの暮らしの状況によって片づけにかけられる時間は異なります。今回は、片づかないとお悩みの方が多いリビングを中心に「出しっ放しOK」の状態でどこまで綺麗に見せられるかをご紹介します。

家の中で「出しっぱなしのもの」が多い場所は?

記事画像

家の中で出しっぱなしのものが増えてしまう場所のナンバーワンは、過ごす時間の長いリビング・ダイニングです。

リビングの中でも、”つい置いてしまいたくなる高さ”であるダイニングテーブルやソファはものが停滞しがちです。また、家族がいればダイニングテーブルやソファの上には、各々が放置した荷物が常に置いてあるという状態が景色化していることも多いでしょう。

食事などのタイミングだけテーブルの上のものを端に寄せてスペースを作ることが当たり前かもしれません。しかし、ものをテーブルの端に寄せることは「片づけ」とは言えません。それはただのものを「移動した」ということに過ぎないのです。

キッチン・カウンターも「出しっぱなし」が多い場所

記事画像

リビングの他に、キッチンやキッチン脇のカウンターも、ものが置きっぱなしであることが多い場所です。

キッチンは毎日使う場所なので、「またすぐに使うから出しっぱなしでいいか」と考えがちなことも、ものが出しっぱなしになってしまう要因です。カウンターは、部屋の行き来で必ず通る場所であり、高さもちょうど良いため、ついものを置いてしまいます。

「置きっぱなし」が常態化していくと、「部屋が雑然としている」と感じたり、「部屋が汚い」と感じてしまうでしょう。そんな乱れた状態が続かないように綺麗を維持するには、どのようなことを意識すればよいのでしょうか。

綺麗を持続する3つのコツ

記事画像

「ものの出しっぱなし」が多い場所を片づけるコツは、以下の3つがあげられます。

・片づけのタイミングを決める
・生活の流れに片づけを組み込む
・家族が片づけやすい仕組みを作る

コツは分かったけれども、なかなか実践できない…。そんな方には、自分が無理をしなくても綺麗に見えるような妥協点を見つけ出すことが大切です。

誰しも雑誌に載っているような綺麗な部屋には憧れますが、それを毎日持続するのは相当な労力や時間がかかります。雑誌に載っているようなお部屋を目指すことはやめて、自分が心地よいと感じる空間を目指しましょう。

また、「毎日やるのは大変だけど、休日ならできる」とか「仕事後の15分ならリセットする時間が取れる」といった「自分にとってのちょうど良いライン」を決めて、そのレベルに合わせて片づけをすることが、綺麗を維持するポイントと言えます。

リビングの「出しっぱなしOK」ラインはどこ?を考えてみた

ここからは、我が家の実例を紹介しながら「OKライン」の見つけ方を考えていきたいと思います。

記事画像

この写真は我が家の日常的な風景です。決して綺麗な状態とは言えませんね(苦笑)。我が家では、リビングにあるダイニングテーブルで子ども3人が勉強したり、遊んだりします。私もこのテーブルで仕事しています。そのため、日常的にテーブルの上は物で溢れかえっています。

ここから、第一段階片づけた状態が次の写真です。

出しっぱなしのものを家族別にまとめた状態。

出しっぱなしのものを家族別にまとめた状態。

家族別にものをまとめて椅子の近くに配置しました。これだけでも、テーブルの上のものがスッキリしたように感じます。我が家では、この状態で食事してもまあ平気かな…と思うレベルです。

我が家の出しっ放しOKなものは以下になります。

・ティッシュ類
・パソコン
・子どもの学習道具類(ただし、各自まとめて置いてあるのが条件)

これ以外で、おもちゃやヘアゴム、ヘアブラシ、衛生用品(歯磨き粉や体温計など)などが出ている場合もありますが、上記のもの以外はしまいます。我が家のダイニングテーブルはやや大きめなので、多少ものが出しっ放しでもOKとなりました。

さらに綺麗を目指すなら…とりあえず「〇〇」

上記の写真の状態よりもさらに綺麗に片づいている状態にするには、テーブルの上のものを別の部屋に片づけるのが一番ですが、それすらも面倒に感じることがあります。そんな時に役立つアイテムが「とりあえずバッグ」や「とりあえずボックス」です。

「とりあえずバッグ」の使い方

子どもでもすぐに片づけることができる。

子どもでもすぐに片づけることができる。

「とりあえずバッグ」とは、テーブルの上のもを一時的に布バッグにしまい、椅子にかけておく方法です。これだけでテーブルの上のものが減るので綺麗に見えますし、使える面積も広がります。

各自のものを「とりあえずバッグ」に入れて、各々の椅子に引っ掛けた状態。

各自のものを「とりあえずバッグ」に入れて、各々の椅子に引っ掛けた状態。

「とりあえずボックス」の使い方

1人分のものをしまうのにはケース1つで充分。

1人分のものをしまうのにはケース1つで充分。

バッグを椅子にかけておくのもちょっと気がひける…、そんな方には「とりあえずボックス」を使うのもおすすめです。

テーブルの上に出ているものを一時的にボックスにしまい、そのボックスは下に置いておけばテーブルの上はスッキリします。フタ付のボックスや、自立するケース型のボックスにしまっておけば、中身も見えないのでおすすめです。

家族のものはフタ付きのボックスに一時的にしまっておく。

家族のものはフタ付きのボックスに一時的にしまっておく。

とりあえずボックスにテーブルの上のものをしまった状態がこちらです。テーブルの上のものが減り、スッキリと見えます。

記事画像

我が家では、毎日この状態を維持することは難しいですが、来客時などはこの状態を目指します。

キッチンとカウンターの「出しっぱなしOK」ラインは?

記事画像

続いてキッチンの「出しっぱなしOK」ラインを考えてみました。毎日稼働するキッチンでは、ものをしまうことが面倒になりがちです。そこで、我が家では次のものは出しっ放しOKとしています。

・キッチンのツールボックス
・キッチンペーパー
・ポット
・まな板

これらを出しっぱなしOKとしているのは、出しっぱなしでも作業スペースは充分確保できるからです。

記事画像

キッチンカウンターで出しっ放しOKとしているものは、以下の通りです。

・除菌ジェル
・バナナツリー
・毎日忘れずに飲まなくてはならない薬
・毎日塗る薬
・電気とエアコンのリモコン

一つ一つ見ていくと数は10個近くになりますが、置く位置をカウンターの角に集中させたり、カゴにまとめることでスッキリして見えます。

家庭に見合ったルールを決めて実践!

記事画像

筆者自身も「テーブルの上には何も置かないのが理想」と思ってはいるものの、現実はそう簡単にはいきません。

・仕事の忙しさに応じて完璧に片づけることが難しい
・家族それぞれの「片づけた」と考えるレベルが違う
・出しっぱなしにしていないとどこにしまったのかを忘れてしまう

上記の通り、各家庭によって様々な事情が絡んできます。「我が家はこれで綺麗とする」という前向きな妥協点を家族と一緒に見つけてみましょう。その家独自の「綺麗さ」を模索していくことで、心地良い暮らしが手に入ることでしょう。ぜひ参考にしてみてください。

▼門傳さんの過去の記事もチェック!

著者プロフィール

記事画像

■門傳奈々(もんでん・なな)

ライフオーガナイザー®、メンタルオーガナイザー®︎、整理収納アドバイザー1級。夫と3人の子どもがいる5人家族。夫の転勤に伴い、中東、インドなどで海外生活を送った後、日本に帰国。「片づけが苦手」だった自分の経験を生かし、だれでも簡単に整理できる収納方法を提案するため、個人宅を訪問しお片づけのお手伝いをしたり、お片づけ講座、お片づけお悩みシェア会などを開催。

この記事に関連するキーワード