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2020.11.08

身体の左右のズレ・歪みをお手軽にとる!【簡単!手ぬトレ#1】

kencom公式:ピラティスインストラクター・千葉絵美

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いつも家の中で働くことが増えてきた昨今、体重増や身体の歪み、節々の痛みなどを感じる方が多いようです。かといって、家の外で思いっきり動くのもなかなか憚られるもの。
そんな方の強い味方が『手ぬトレ』。
本連載では手ぬぐい1本で身体を隅々まで整える方法を、考案者であるピラティスインストラクターの千葉絵美さんに教えていただきます。
今月から来月にかけては「身体の歪み」を整える方法にフォーカスを当てていきます。

なんだか肩の高さが違うかも!?そんな上半身の歪みを正す!

何かしたわけでもないのに片側の肩ばかり凝る。あるいは片側の腰ばかり張る。そんなことがここ最近増えている方はいませんか?
それはもしかしたら身体の左右のバランスが崩れているせいかもしれません。

もちろん人間は左右対象の生き物ではないので、完全にバランスをとることはできないもの。ですが、過度に崩れてしまうと不調の原因になることもあります。特に上記のような違和感を覚えているならズレが大きくなっているかもしれません。
まずは簡単なチェック方法でズレを体感してみましょう。

上半身のズレは振り返りでチェック!

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(1)椅子にまっすぐ座るか、腰幅程度に足を開いて立ってみてください

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(2)左右交互に振り返ってみましょう

これだけです。左右で向きやすさに差が出たり、痛みを感じたり、振り返れる角度に差があったりする場合、そこに歪みが発生している可能性があります。
上半身の歪みは長年の癖もあるとは思いますが、最近急激に感じている場合は、姿勢の悪さから肩甲骨周りや背中の筋肉が硬くなっているせいかもしれません。
この硬さを取る手ぬトレをやっていきましょう!

上半身の歪みを整える手ぬトレ!!

■まずは動画で動きをチェック!

■簡単手ぬトレ解説

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①手ぬぐいの両端を手で持つ

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②両端を左右に限界まで引っ張りながら両手を上げる

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③肩甲骨を引き寄せて、肘をやや曲げ、頭の後ろに手ぬぐいがくるようにする

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④その姿勢を維持したまま、左右に上半身を回す
 左右交互ではなく、片側ずつ行って勢いで動かなさいようにすること

動きにくい方の回数を増やすと整いやすい

左右に上半身を回すことで、固まりやすい肩甲骨周りや広背筋などをしっかりとストレッチすることができます。
ポイントは、動きにくい側は動きやすい側の3倍行うようにすること。
例)右が動きやすいなら、右3回、左9回。
固い方を重点的に行うことで、バランスをとっていきます。ただし、無理に捻りすぎたりしないように注意は必要です。

著者プロフィール

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千葉絵美(ちば・えみ)
ピラティスインストラクター・株式会社studio-emi 代表 一般社団法人手ぬトレ協会代表理事
銀座に構える女性専用スタジオ「studio-emi」を中心にピラティスの普及活動を行う。 また、ピラティスを土台にし、心も体も、強く・美しくなるエクササイズ法も研究中。今回紹介する「手ぬトレ®︎」は各種雑誌・メディア・YouTubeにて展開中。

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