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2020.09.22

秋分(しゅうぶん)/秋の風物詩さんまで食養生 | こころとからだの二十四節気

ワコール ボディブック

「秋分の日」はご先祖供養の日

秋のお彼岸を迎え、ここからは夜の時間が少しずつ長くなります。「お彼岸」は「秋分の日」(2020年は9月22日)前後の7日間をさし、「秋分の日」はご先祖供養の日であり、豊作の祝いの意味も含まれています。

季節の始まりの初候は、秋の味覚であるマツタケやハゼが旬を迎え、空にはいわし雲、うろこ雲、さば雲など、秋特有の雲が空高く見られるとともに、道端には彼岸花が咲き乱れます。そして、季節が進む次候では、さんまや里芋などが旬を迎え、紫色がまぶしい紫苑(しおん)の花が咲き乱れます。

また、終わりである末候は、金木犀(きんもくせい)の花が咲き乱れ、それが稲の収穫のサインともいわれています。

規則正しい生活は肌に現れる

秋分は、ホルモンバランスが乱れやすい時期でもあります。農作物が収穫時期を迎えるように、からだの中も春からコツコツと積み重ねてきたものが実を結び、収穫する時期にあたります。

特にホルモンの生成・分泌は、規則正しい生活の積み重ねが大きく影響し、その差は肌の状態に現れます。また昔から、肌を見れば心の調子がわかるといわれるほど、心と肌の関係は密接です。

そもそも秋は肌の潤いがなくなり、乾燥を感じやすい時期。保湿などのこまめなスキンケアに加えて、生活習慣を整えることで皮膚のコンデションを改善し、心もからだも健やかに保ちましょう。

疲れたからだを癒してくれるさんま

さんまは秋の風物詩でもありますが、はらわたは心臓を丈夫にして、疲れ気味のからだを癒してくれます。また、さまざまな料理に使われるしょうがの辛味成分は、からだの芯を温めて代謝を高め、免疫力アップにもつながるといわれます。さらに全身の血流がよくなって、気分の発散・リフレッシュにも役立ちます。

文/伊藤和憲(鍼灸師・明治国際医療大学教授)
イラスト/中根ゆたか

伊藤和憲(いとうかずのり)

鍼灸師・明治国際医療大学教授・鍼灸学部長・鍼灸臨床部長
1972年生まれ。鍼灸学博士。全日本鍼灸学会理事。明治国際医療大学鍼灸学部教授。明治国際医療大学大学院鍼灸学研究科教授、同大学大学院研究科長。2012年~2014年、厚生労働省科学研究費助成事業 地域医療基盤開発推進事業「慢性疼痛患者に対する統合医療的セルフケアプログラムの構築」, 2014年~2015年同研究助成事業「鍼灸における慢性疼痛患者の治療方針ならびに医師との連携に関するガイドライン」の研究班班長を務める。また、2016年より過疎化対策の一環として京都府南丹市にて養生の体験教室「MIYAMA 森の湯治場」、さらには奈良県宇陀郡曽爾村の美人プロジェクトを監修。明治国際医療大学附属鍼灸センター長を務め、「はり・きゅう」の治療に当たるとともに、慢性痛患者のためにセルフケアを指導している。

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