メニュー

2020.09.02

イワシ缶でOK!シチリア・パレルモの本格パスタ【おつまみレシピ】

kencom公式:料理研究家・りんひろこ

記事画像

イタリアのシチリアではイワシがよく獲れるのでイワシを使った料理がたくさんあります。そんな中でも、シチリアのそして州都パレルモの名物料理といわれ、イタリア人が愛してやまない「イワシのパスタ」を、日本のイワシの缶詰で作るレシピをご紹介します。

本場パレルモではオイルサーディンを使ってフェンネルの葉を入れることが多いのですが、フェンネルの葉は日本のスーパーでは入手しにくいので、同じセリ科で香りが少し似ているセロリを使ってみましょう。
より本場の味に近いものを作りたい方は、フェンネルの葉を用意したり、フェンネルシードやアニスシード(フェンネルに香りが似ていると言われる)などを使って作ってみてもよいですよ。

【材料(2人分)】

イワシ缶 2缶 200g
セロリ 1/2本
オリーブオイル 大さじ1
にんにく(すりおろしチューブ代用可) 1片
トマトケチャップ 大さじ2
パスタ 180g
こしょう 少々

作り方

記事画像

1.セロリは茎を斜め薄切りにし、葉の部分はみじん切りにする。あわせて、にんにくはみじん切りにする。

記事画像

2.フライパンにオリーブオイルを熱し、にんにくとセロリの茎部分を入れて炒める。

記事画像

3.セロリがしんなりしたら、イワシ缶の中身全てとトマトケチャップを入れる。

記事画像

4.イワシをくずしながらよく炒め合わせ、最後にこしょう少々をふり、セロリの葉を加えてざっくり混ぜ合わせてから火を止める。

記事画像

5.パスタを茹でる用のお湯を沸騰させたら塩(分量外)をひとつかみ加えてからパスタを入れ、表示通りに茹でる。

記事画像

6.茹でたパスタを3に加え、水分が少なければパスタの茹で汁をお玉1杯加えて、全体を混ぜ合わせてから皿に盛り付ける。

身体に優しい豆知識

記事画像

日本のイワシの缶詰はEPAやDHAなどの不飽和脂肪酸や良質なタンパク質が豊富に含まれている他、骨まで柔らかくなっているのでカルシウムも手軽に摂取できる栄養的にも優れた食材です。
また、パスタはGI(グリセミック・インデックス)値がほどほどで、血糖値の急上昇を起こしにくいのも特徴です。全粒粉パスタに変えればさらにGI値を下げられますよ。

過去の美味しいレシピもどうぞ!

著者プロフィール

記事画像

■りんひろこ
料理研究家、フードコーディネーター。京都で学んだ懐石料理や、アーユルヴェーダや薬膳などの東洋の食養生の考えをもとにした美味しく簡単にできる料理を、TVや雑誌などで提案。著書に『作りおきで毎日おいしい! NYスタイルのジャーサラダレシピ』『ジャースチームレシピ』(世界文化社)がある。