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2020.09.05

コロナで家事・整理はどう変わった?事例で見る片づけ場所別テクニック

kencom公式:ライフオーガナイザー® ・門傳奈々

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2020年は、新型コロナウイルス感染症の影響で生活が一変。新しい生活様式に伴い、家で過ごす時間が増えたという人がほとんどではないでしょうか。

筆者はライフオーガナイザー®︎として片づけのお悩みに触れる機会も多いのですが、コロナ禍の前後では、相談者の相談内容や「片づけたい場所」にも変化が見受けられます。

コロナ禍で片づけたい場所が変化

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コロナ以前は、クローゼットや玄関、洗面所といった、外に出るために身支度をする場所の片づけに関するお悩みが多かったように感じます。
ところが、コロナ禍の最中においては「目につきやすい場所」「毎日使う場所」「過ごす時間の長い場所」を整理したいという方が増えてきました。

具体的には、家の中で過ごす時間が増えたためか、リビングやキッチンの片づけにお悩みの方が多くなりました。また、掃除道具をスッキリと収めたいなど、家の中を整えるために必ず使う場所の片づけに関するお悩みも寄せられています。

毎日使う場所が片づかないでいると

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毎日過ごす時間が長いリビングやキッチンは、わざわざ時間をとって整理する余裕はあまりないでしょう。かといって整理整頓をしないまま生活を続けていると、その場所が綺麗になる瞬間は訪れることなく、ものが増え続けてしまいます。

忙しいことを理由に片づけを先伸ばしすることでものが増え、次第に気持ちがイライラしてきたり、落ち込んだりすることが多くなります。メンタル面にとっても部屋が汚いことは良い影響を及ぼさないのです。

そこで、忙しい方におすすめしたいのが、生活の流れの中に片づけの習慣を差し込むことです。毎日繰り返すことで、片づけの仕組みづくりが整い、整理整頓が習慣化してきます。

リセットタイムを設けよう

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片づけを習慣づけるコツとして、空間を整理する「リセットタイム」を設けるのがおすすめです。

以下のような方法が良いでしょう。
・空間の乱れが気になる場所ごとにリセットタイムを設けて片づける
・リセットタイムを決めたら、気になる場所1~2箇所を一気に片づける
・リセットタイムで片づいた状態を写真に撮っておき、家族と「片づいた状態」を共有する

家族にも「○○時になったらリセットタイム!一緒に片づけよう!」と伝えて、家族を巻き込んで毎日続けていくと習慣化しやすいです。

筆者宅のリセットタイム

夕食前は、ダイニングテーブルをみんなで片づける

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夜食の前にはダイニングテーブルを片づける、というのが我が家のリセットタイムの決まりです。
ダイニングテーブルに広げた子どもたちのおもちゃや学用品などは各自で片づけてもらいます。

このリセットタイムがあるおかげで、ダイニングテーブルの上が綺麗になってから食事する習慣ができています。

キッチンのリセットタイムは夜の20分

朝から気持ちよく家事を始められます

朝から気持ちよく家事を始められます

1日の最後は、時間は20分以内と決めて、夕食の後片づけと一緒にキッチンも片づけるようにしています。
調理器具や夕食で使った調味料などをしまって、最低でも作業台、ガスコンロにはものをできるだけ置かないようにします。

この習慣があると、気分良く1日を終えられますし、翌朝には「片づけから始める家事」をやらずに済みます。

リビングのリセットタイムは朝

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リビングに掃除機をかけるのが我が家の朝のルーティンです。

掃除機を気持ちよくかけるために、リビングに散らばっているおもちゃや雑貨、洋服などは前日の夜か掃除機をかける前に片づけます。これには家族の協力を仰ぐことも多いです。
家族の協力が得られると全部の作業を15分程度で終わらせることができます。

例外ルールを設けておくと気が楽に

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生活の中にリセットタイムを組みこむと言っても、毎日続けるのはちょっと大変ですよね。そこで、以下のような「例外ルール」も設けておくと、気楽に取り組めます。

・週末はリセットタイムを休む
・(上記と反対に)平日のリセットタイムはなし
・夜のリセットタイムが22時以降にずれ込んだら、その日は行わない
・朝のリセットタイムが7時半以降にずれ込んだら、次の日に持ち越す
・疲れているときは無理をしない

「しなくちゃダメ」という縛りをなくすことで、気長に自分のペースを作っていくことができますし、継続しやすくなります。

コロナ禍特有のお片づけのお悩み

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筆者が個人的にコロナ禍特有だなと感じているお客様の変化は、「隙間の有効活用」へのモチベーションが上がっていることです。

これは、家で過ごす時間が増えて、今まで気づかなかった場所が目につくようになったためでしょう。家の中の隙間や空間を有効活用できれば、無駄な空間が減り、部屋全体がスッキリしてきます。

筆者宅の隙間活用事例

隙間を有効活用するには、つっぱり棒やワイヤーネット、収納ケースなどを用いて空間を仕切るのがおすすめ。

これらのグッズを購入する際は、空間のサイズをきちんと採寸するのをお忘れなく!また、突っ張り棒と壁の間に滑り止め(100円ショップなどで購入できます)を挟んでおくと、つっぱり棒がズレ落ちるのを防げます。

<つっぱり棒>靴箱の収納量がアップ

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靴箱につっぱり棒を渡して、つっぱり棒に引っ掛けるようにして靴を収納すると、靴箱の収納量がアップします。
個人的には、靴が少し取り出しにくいと感じていますが、靴の数が多い方にはこの方法がおすすめです。

<つっぱり棒+ワイヤーネット>洗面所下の収納スペースを有効活用

このように設置します

このように設置します

ものを入れた状態

ものを入れた状態

つっぱり棒とワイヤーネットで空間を仕切り、ものを置けるスペースを設けました。
ワイヤーネットに沿ってつっぱり棒を置くことで、つっぱり棒がずれ落ちにくくなります。

<つっぱり棒+ワイヤーネット>メガネ収納に

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ワイヤーネットとつっぱり棒を結束バンドで繋げて、窓際のスペースに設置。ワイヤーネットの網目を活用して、メガネを収納しています。
メガネの他にもネクタイを収納しても良いでしょう。

<ワイヤーネット>引き出しの扉裏に収納を

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キッチンの有効活用にもワイヤーネットが大活躍です。

キッチンの引き出しの扉裏にフックを貼り付け、フックに引っ掛けるようにワイヤーネットを設置します。
ワイヤーネットにカゴなどを引っ掛けておけば、鍋の蓋やキッチングッズを収納することができます。

<ワイヤーネット+収納ケース>狭い隙間の収納棚が完成

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100円ショップで手に入る道具だけで、隙間に収まる収納棚ができます。

作り方は、ワイヤーネットと収納ボックスを組み合わせて、結束バンドで留めるだけ。結束バンドは女性の力でも簡単に締めることができるので、手軽に作れます。
隙間のサイズを計測して、その隙間に入る収納ボックスやワイヤーネットを選ぶことがポイントです。

<既製品でもOK>細身の収納ケースを活用

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隙間の有効活用として、細くて奥行きのある既製品の収納ケースを使っても良いでしょう。
我が家では、洗面所の隙間に無印良品の収納ケースを使用しています。

ビフォーアフター写真でモチベーションをUP

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毎日目にする場所は、ものも含めて風景と化しています。

一度その場所を写真に撮って客観的に見てみると、「思ったよりも綺麗じゃないな…」という感想を持つと思います。その気持ちが「もっときれいに片づけよう」というモチベーションになります。
片づけた後は、アフター写真を撮るのがおすすめ。ビフォーアフターで見比べてみることで、自分の頑張りが目に見えるでしょう。

おうち時間をもっと快適にする工夫として、リセットタイムや隙間の活用など試してみてください。

著者プロフィール

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■門傳奈々(もんでん・なな)
ライフオーガナイザー®、メンタルオーガナイザー®︎、整理収納アドバイザー1級。夫と3人の子どもがいる5人家族。夫の転勤に伴い、中東、インドなどで海外生活を送った後、日本に帰国。「片づけが苦手」だった自分の経験を生かし、だれでも簡単に整理できる収納方法を提案するため、個人宅を訪問しお片づけのお手伝いをしたり、お片づけ講座、お片づけお悩みシェア会などを開催。

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