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2020.08.01

暑い夏場のキッチンもラクに!時短にもなる火を使わない調理術

kencom公式:ライフオーガナイザー® ・門傳奈々

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夏場、灼熱のキッチンで料理を作っている方が多いのではないでしょうか。

コンロの前は火を使うため温度も高く、特に夏は汗をかきながら調理することもあります。しかし、暑いからと言って食事の準備は休めませんよね。
「夏の調理の大変さを少しでも減らしたい」と感じている方に向けて、今回は筆者が実践している「真夏の調理術」をご紹介します。

ガス台前の温度は何度ある?

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夏は外気温の上昇とともに当然室温も上がります。冷房を入れてもキッチンの奥の方はそれほど涼しくならないのが現状です。
そのような環境下で火を使った調理をすると汗もかきますし、体力を使います。

実際に調理する人がどのくらいの熱に触れているかというと、ガスコンロで調理する人の周りの温度は最高で65度。顔の皮膚の表面温度は37度以上に達するとのデータもあります。

台所熱中症に注意

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近年「台所熱中症」という言葉を聞くようになりました。

キッチンで火を使うと、高温になるだけではなく調理の蒸気によって湿度も上がり、炎天下にいるような高温多湿な環境になります。そんな中での長時間の調理は、熱中症の症状が出やすいのです。

台所熱中症にならないためには、エアコンで室温を調節したり、調理中の換気と水分補給を忘れないことが大切です。
また、火を使った調理時間をできるだけ短縮する工夫も必要でしょう。

段取りや調理法を見直して台所熱中症を予防

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コンロの前に立つ時間を減らすには、そもそも火を使わない料理を選んだり、調理にかかる時間を短縮する必要があります。
例えば以下のような工夫によって、普段の調理時間を短縮でき、コンロの前に立つ時間を短くできます。

<台所熱中症を防ぐ工夫>
・火を使わない料理を作る(冷奴、サラダ、和え物、漬物、ピクルス、ブレンダーで作る冷製スープなど)
・火を使う場合は、調理に必要な食材、調味料は全て下準備しておく
・火の通りをよくするために食材はなるべく小さく、薄くカットする
・調味ダレなどはあらかじめ混ぜておく
・火の通りの悪い食材から順に火にかける

コンロ以外の加熱方法を使って調理する

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加熱する作業を全てコンロで行うと、暑いだけでなく時間もかかります。
夏場はいっそ、“料理を作るためにはコンロでの加熱が不可欠”という思い込みを捨ててしまうのも手です。

最近話題の電気圧力鍋などの調理家電も便利ですが、まずは、家庭にある電子レンジや魚焼きグリルで調理ができないか工夫してみましょう。
インターネットで「火を使わない料理」や「電子レンジ レシピ 簡単」、「魚焼きグリル レシピ」などと検索してみると、たくさんのレシピ情報を収集することができます。

便利な調理グッズは積極的に使ってみる

100円ショップや雑貨店に行くと、電子レンジや魚焼きグリルなどを使用して調理ができる便利なキッチングッズも数多くあるので活用してみましょう。
購入する際にレシピが付属していることもあります。今までと異なる調理法に挑戦すると、メニューのバリエーションも増えるかもしれません。

ここからは筆者が使っている、電子レンジや魚焼きグリルで使える便利グッズをご紹介します。

DAISO 電子レンジ調理器(パスタ用)

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100円ショップのDAISOで手に入る、電子レンジでパスタが茹でられる調理器具です。透明容器とフタが付いています。

容器に規定の量のパスタと水、塩を入れて電子レンジで加熱し、加熱が終わったらフタをしたまま湯切りすれば茹で上がりです。
火を使わずに、少量の水でパスタを茹でることができるので便利です。一度に100~150g茹でられます。

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少ない分量も茹でられるので、一人のランチにもぴったり。火を使わせるのが危ない子どもや高齢者の方にも向いています。

筆者宅では、小学校高学年の長男がこれで自分用のパスタを茹でることがあります。
また、遠方に住む高齢の両親にプレゼントしたところ「手軽で便利!」ととても喜んでもらえました。

シリコンスチーマー

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電子レンジ調理に便利なのがシリコンスチーマー。野菜だけでなく、肉や魚も加熱できます。食材に効率よく熱が伝わるので、加熱ムラも少なくて済みます。
シリコンスチーマーには、購入時にレシピ集が付属していることが多いです。そのレシピを参考に料理してみるのも楽しいですね。

我が家では、効率的に熱が行き渡るタジン型のシリコンスチーマ(写真)を10年近く使い続けています。温野菜や蒸し鶏、白身魚と野菜の蒸したものなどヘルシーなメニューをよく作ります。

リード プチ圧力調理バッグ

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特殊な袋の構造のおかげで電子レンジでの加圧が可能になるのが、この圧力調理バッグです。

使い方はとても簡単。食材を切って調味料とともに袋に入れ、ジッパー部分をきちんと閉めて耐熱皿に乗せたら、電子レンジで規定の時間通りに加熱するだけ。
加熱後、電子レンジの庫内で3分間蒸らして出来上がりです。この蒸らす時間が、味を染み込ませるために必要な時間なので、忘れてはいけないポイントです。
3分経ったら、やけどに注意しながらバッグを取り出します。圧がかかることで短時間でも食材の中まで味が染みています。

圧力バッグで作った鶏の照り焼き。短時間の加熱でしっかり味が入る

圧力バッグで作った鶏の照り焼き。短時間の加熱でしっかり味が入る

食材と調味料を入れたまま冷蔵・冷凍でき、作り置きにも便利です。冷凍のまま電子レンジで加熱もできるので、帰宅が遅い方や、調理時間があまりない時にもおすすめです。

このバッグを使った料理のレシピも付属しています。また、商品のホームページにも付属レシピ以外のレシピが豊富に掲載されているので、バリエーション豊富なメニューが楽しめます。

グリルプレート

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魚焼きグリルでの調理におすすめなのが、グリルプレートです。これを使うと、魚焼きグリルで本格的なオーブン調理が可能になります。

このプレートを使うと高温調理のグリルでもムラなく火が通り、美味しく仕上がるのです。焼き魚やハンバーグ、グリル野菜など様々な料理が楽しめます。このプレートのまま食卓にも出すこともできるので、洗い物が減るのも嬉しいですね。

くっつきにくいアルミホイル

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魚焼きグリルは洗い物が大変なので使いたくないという方もいらっしゃるでしょう。
そんな方には、くっつきにくいアルミホイルで調理するのがおすすめです。

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表面加工してあるアルミホイルは、加熱しても食材がくっつきにいのが特徴です。我が家でもこのアルミホイルを使ってグリル野菜やホイル焼きを魚焼きグリルで調理しています。

電子レンジやグリルは掃除も忘れずに

電子レンジや魚焼きグリルの汚れは、いずれも放置すればするほど落としにくくなります。

忙しいから…と掃除を後回しにしてしまうほど、掃除にかかる時間は増えてしまうため、こまめなお手入れを心がけましょう。

電子レンジの掃除

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電子レンジの庫内は加熱によって、油や食材が飛び散って汚れることが多いです。
これらを放置しておくとサビの原因になるので、濡れ布巾でこまめに拭き掃除すると良いでしょう。

ひどい汚れは台所用洗剤(中性)を布に染み込ませて拭き取りましょう。庫内には洗剤や水分を残さず、完全に拭き取ってください。

※詳細は、使用している電子レンジの取扱説明書をご確認ください

魚焼きグリルの掃除

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基本的には、電子レンジ庫内の掃除と同様に、日々の軽い汚れはこまめに濡れ布巾で拭き取ることが大切です。
グリル網はつけおきしてスポンジや歯ブラシで汚れを落としましょう。

夏の調理も工夫で快適に

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真夏のキッチンでの調理は大変ですが、「家族のため」と料理を頑張っていませんか?

この夏は、台所熱中症を防ぐ意味でも、電子レンジや魚焼きグリルなどを上手に活用して調理の時間短縮をしてみましょう。

門傳奈々(もんでん・なな)

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ライフオーガナイザー®、整理収納アドバイザー1級。夫と3人の子どもがいる5人家族。夫の転勤に伴い、中東、インドなどで海外生活を送った後、日本に帰国。「片づけが苦手」だった自分の経験を生かし、だれでも簡単に整理できる収納方法を提案するため、個人宅を訪問しお片づけのお手伝いをしたり、お片づけ講座、お片づけお悩みシェア会などを開催。

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