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2020.07.15

この夏、日焼けを回避したいランナーに『3倍の法則』

RuntripMagazine

こんにちは! スポーツビューティアドバイザーの橋本ワコです。

最新ウェアのスタイリングやUVケア、スポーツメイクアップに関して、紹介していきます。

梅雨入りしましたが、こんな時期でも紫外線は私たちの肌に全方位から降り注いでいます。今の時期を甘く見ていると、雨が止んで急に日差しが差し込んできたときに、思わぬ日焼けをしてしまうのです。また梅雨があければ、日差しサンサンの夏がやってきます。自分はもう日焼けしているから諦めているという人もいらっしゃいますが、日焼けは、場合によってはやけどと同じ。回復させるまでに相当のエネルギーを必要としているのです。今では、日焼けケアをしながら走ったら、タイムがアップする可能性もあるとも言われています。ちょっとした違いが大違い! 今回は、日焼けする前からできることをテーマに、ご紹介していきたいと思います。

1.日焼け止めの量をケチらない!『3倍の法則』

紫外線ケアといえば、日焼け止め! 日焼け止めって『止める』って書くけど、日焼け、しますよね? ランニングするので、汗をかいたり、こすれたりするので、日焼け止めが落ちやすいのは当たり前! だからこそ日焼けを『止める』には、日焼け止めの量をケチらないのは、一番大事なポイントです。

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ではどれくらいの量が必要なの? 私が、ワークショップなどでお伝えしているのは『3倍の法則』。多すぎるかな、くらいが適量です。

①クリームタイプの日焼け止めは小豆大くらいを1回出して、指で温めてから顔全体に馴染ませます。ミルクタイプの日焼け止めは500円玉を目安に。

②日焼け止めを①と同じ量を出し、また指で温めてから顔全体に馴染ませます。

③最後に、もう一度①と同じ量を出して、指で温め、頬や鼻に追加でオン!

最近の日焼け止めは白浮きしにくいのですが、こうして3回に分けて塗るだけで、白浮きしにくく、指で温めてから塗ることで伸びもよくなるので、肌への負担が軽減します。

腕や足の日焼け止めは多少、お顔よりもお安いものでもよいかと! 量はいつもの量の3倍を目安に。2~3時間おきに塗りなおすのは、お約束。日焼け止めが汗やこすれで取れやすくなるから、ということもありますが、日焼け止めが紫外線と化学変化を起こすことで日焼けを防いでくれますので、化学変化が終わってしまうと、新しく日焼け止めを追加することが必要になるためです。

2.ファンデーションを塗る場合にはごく少量でOK

日焼け止めは多めに使用しますが、日焼け止めの後にファンデーションを乗せる場合には、最小限の量で充分です。あまり乗せすぎると化粧崩れに原因に。そのため、ウォータープルーフのタイプや紫外線ケアのできるものをセレクトしましょう。

3.『飲む』タイプの日焼け止めで中からもケア

外側からの紫外線ケアができたら、今度は内側からのケア。最近は『飲む』タイプの日焼け止めが販売されていますので、そういったタイプもプラスするとより安心です。それぞれのメーカーで特徴がありますが、ビタミンCなどの成分を配合し “メラニン色素” を抑えてくれる働きをしてくれる成分を含んでいるものがほとんどです。

それから、朝晩飲むことで日焼けのケアができるものもあります。

こういった錠剤には、肝臓にも皮膚にも存在する、『L-システイン』という成分が含まれています。このL-システインが新陳代謝を高めてくれるため、シミやそばかすにも効くのですが、二日酔いにもいいので、私は、この手のものを常に愛用しております笑。

4.リップケアも忘れずに!

忘れがちなのが、リップのケア。唇はとてもデリケートなので、すぐに日焼けしてしまいます。外に出る時は、日焼け止め効果のあるリップクリームを使用しましょう。寝る時は、保湿のリップクリームでケアしましょうね。寝る時も日焼け止め効果のあるリップクリームを使用すると、乾燥してしまうこともあるので、要注意。

このあたり、もっと詳しくこちらのコラムにアップ中!

5.ACE(エース)な食べ物を意識!でも『ソラレン』には要注意

そして、ランナーは食べることからも日焼けケアを頑張りましょう!

紫外線から肌を守る『ビタミンA』(人参、カボチャ、ケールなど)、コラーゲンを生成する『ビタミンC』(ブロッコリー、キャベツ、ゴーヤなど)、血行促進で肌のターンオーバーを促す『ビタミンE』(アーモンド、クルミなど)。これらの栄養素は、屋外に出る機会の多いランナーにはぜひ積極的に食べてほしいもの。ビタミンA、C、Eと併せて、ビタミンACE(エース)! とはいえ、ランニング前だからといって急に食べるよりも日頃からの意識が大事。

ただし、レモン、オレンジ、グレープフルーツなどの果物、しそ、きゅうり、セロリなどの野菜には、紫外線を吸収する『ソラレン』という成分が含まれています。11時間ほど体内に留まるとされているので、紫外線の強い時間帯にランニングする場合には、少し控えておくのが良いでしょう。

まずは事前の紫外線のケアを十分に!そして、楽しさ無限大のラントリップを!

(写真 Eliana

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記事を書いた人  橋本ワコ

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