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2020.07.14

環境だけじゃない!健康にも役立つマイボトルって何?

kencom編集部

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2015年に国連サミットで採択されたSDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)から、日本国内でもにわかに注目され始めたマイボトル。
ですが、それ以前から、主にアメリカや欧州、日本では自分の好みの飲み物をオフィスや公園など場所を選ばずに楽しめることから、「マイボトル文化」ともいえる活動が広がっていました。
今回は、マイボトル文化についてや、使い方のコツなどを、マイボトルエヴァンジェリストでタケヤフラスクのアンバサダーも務めるSHIHOさんに伺いました。

SHIHO(シホ)さん

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大手外資企業のマーケターとして活動するかたわら、2015年に自分が変えられる環境活動の一環として、マイクロプラスチックの削減につながるマイボトルの普及活動をスタート。タケヤ化学工業株式会社の製造するタケヤフラスクのアンバサダーとしても活動を行う。現在はNY発祥である『ストラーラヨガ』を日本に広める第一人者として大崎に『ストラーラ東京』をオープン。ヨガ講師としても活動する。

マイボトルっていつから流行りだしたの?

1970年代にはその動きが始まる

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今ではコーヒーショップや飲食店でも気軽に購入できるようになったマイボトルですが、そのムーブメントが起こり始めたのは意外に新しく1970年代と言われています。その第一の動きがアメリカの環境活動で提唱された3Rスローガン(リデュース:Reduce、リユース:Reuse、リサイクル:Recycle)です。
当時はアメリカを始め先進国は高度成長期を迎え、その反動から多くの環境問題に直面していました。また、ベトナム戦争で枯葉剤など人体や環境に大きな負荷をかける兵器が使用されたことから環境問題への注目が高まり、前述の3Rが提唱されたのです。その精神を実現できるアイテムのひとつとしてマイボトルが活用され始めたようです。

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2000年代にはマイクロプラスチックの問題からさらに注目を集め、現在ではファッションアイテムやトレーニーの補給アイテムとしてなど幅広い活用をされるようになっています。

日本国内でも2010年代にエコ活動をきっかけに、ファッションの一環として「マイ箸」、「マイバック」などと一緒に「マイボトル」も取り入れられ始めています。

マイボトルは自分にも環境にも優しい

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マイボトルは今や老若男女幅広い世代で使われていますが、これだけ受け入れられている理由の一つは、身近な変化を感じ取れる部分にあると思っています。
環境問題は大事なことだと皆さんわかっていますが、いったい何から始めたら良いかを考えるとなかなか動き出せないものです。その簡単な答えとして、毎日1本飲んでいたペットボトルをマイボトルに置き換えるというのは目に見えて結果が出ますし、ちょっとした満足感も得られやすいでしょう。

自分で持ち運ぶ際に、好きなものを好きな時に飲めるというのも理由の一つ。素直に好きなものを楽しむことで気分を高めることができます。それに、量に関してもコントロールできるので無駄もありません。たくさん飲む場合でも、リフィルすれば1日の水分をマイボトルだけで賄うことも可能です。

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身体的な話で言えば、自分がどれだけ水分を取れているかを量る目安としても活用しやすいので、熱中症・脱水症対策としてもオススメできます。
また、私の例ですが、常にマイボトルで水を持ち歩くようになってから、お茶やコーヒーを飲む機会がかなり減りました。お財布にも優しいですし、カフェインなどの過剰摂取も防げるので身体にも優しくすることができています。

マイボトルはどう選び、どうケアする?購入周りのTips

購入時にはどう使うかを気にしよう

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購入時にまず気をつけたいのが、自分が使うシチュエーションに合っているかです。持ち歩くのか、オフィスに置いておいて使うのかでも選ぶサイズは変わってきます。
オフィスで使用するなら底面が滑りにくいものにした方が使いやすいです。外がメインでしたらフックなど持ち運びがしやすいパーツがついていたり、保温性が高いものを選択しましょう。

重さに関しては、中身が入った際にどれくらい重くなるかも考えるのがポイント。特に女性の場合、思ったより重いと、持ち運びが面倒になり徐々に使わなくなってしまうケースがよく見受けられます。

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運動する時に使うつもりならば、できるだけ口が大きく容量が大きいものがオススメです。よくテニスプレイヤーやバスケット選手が使っているようなタイプだと、氷などが入れやすいのでほてった体を冷やすのに役立ちます。
また、クエン酸やアミノ酸などサプリ的なものやスポーツドリンクを入れるなら、ステンレス以外の素材を選んだ方がいいでしょう。

色の選び方にもポイントがあります。私はカラーを相談されたら、明るめの色を選ぶことをすすめています。見ていて気分の上がる色の方が日々持ち歩きたくなりますからね。

ケアはできるだけ毎日行うのがポイント

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キャップに飲み口がついているタイプですと、そこだけ洗って本体をあまり洗わない人がいますがそれはNG。ボトルは保温性が高く、菌が繁殖しやすいため毎日洗うことが大切です。
ただ、通常のスポンジだと奥まで洗いにくいので、柄のついたスポンジを一つ用意しておくと便利です。最近では百円ショップなどでも取り扱われているので、揃えやすいと思います。

お茶やコーヒーなどを中心に入れている方は、中に茶渋などがついて汚れが目立ってきたら酸素系の漂白剤で汚れを落とすのもオススメです。
小さじ1杯程度の酸素系漂白剤を中に入れ、30〜50度のお湯に1時間程度つけ置きすると、とてもきれいになります。同様に重曹を使ってもきれいになりますよ。
ただし、素材によっては内側の素材が剥がれたり、危険だったりしますので、漂白剤や重曹が使用できるかしっかり確認してから行うようにしましょう。

それでも毎日のケアが面倒と思う方は食洗機に対応したタイプのものを購入すると楽です。

コロナ以降マイボトル文化は変わっていく可能性

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最後に今後の懸念点を少し。新型コロナウイルスの影響で、店舗によっては持ち込みのボトルの受付を停止しているところや、リフィルが難しいケースが増えています。
感染症対策を考えると当然ですが、現状を見ていますと、除菌や殺菌などの不安が払拭できない限りはなかなか再開できない状況が続くことになると思います。

ですが、これらも中長期的には解決していくと思います。
アメリカなどでは、店舗ごとに殺菌用のUVライトを用意しリフィルの際に照射するサービスなども始まっています。
こういった対応が日本でも広まっていけば、安心してまた使える日常が帰ってくるのではないでしょうか。それまでは自宅から好きな飲み物を入れて持っていくスタイルを楽しむのがいいでしょう。

使い続けることで個人の環境負荷を0にしよう

マイボトルは好きな飲み物を持ち運ぶだけで、環境負荷を減らせる楽しいアイテムと語るSHIHOさん。
「特に若い人にこそ早めに持ち歩く習慣をつけて欲しいと思っています。今までの生活で出してきたプラスチックゴミの量と同じ量のプラスチックを削減できれば環境負荷を0にするという考え方があのですが、早く始めれば始めるほど、負荷をマイナスすることができる可能性があります。マイボトルなら身近な飲み物を変えるだけという手軽さで行えるのも良い点。この良さを知ってもらって一人でも多くマイボトルを使うようになってくれたら嬉しいです。環境問題に取り組むにあたり、難しく考え過ぎずにまず簡単に出来ることからスタートするのをお勧めします。私達1人1人が少しでも意識や行動を変えることで、地球環境へのインパクトは絶大だと思います。(是非皆さんもマイボトルからトライしてみてください)」

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