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2016.09.09

【休日さんぽ】原宿〜新宿御苑を歩く。自然を感じる散歩コースを紹介

KenCoM編集部

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9月3日(土)、東京原宿~明治神宮~新宿御苑を歩くウォーキングイベント「WalKEENing vol.3 ~都会の芝生を満喫する!ピクニック・ウォーク~」が開催されました。
こちらは、NPO法人メタボランティアとアメリカ・オレゴン州発のシューズブランド「KEEN」がコラボして開催するイベント。都会のど真ん中でありながら緑を感じることが可能です。
今回、編集部では当イベントに参加し、この詳細や参加者の声をご紹介します。

肥満で世界を救う?当イベントを企画したNPO法人メタボランティアとは

こちらのイベントを企画した、NPO法人メタボランティアとは「あなたの脂肪が、世界を救う。」をコンセプトに、ウォーキングやヨガなどの健康向上イベントを通じて、飢餓で困っている人たちへの支援活動を行っている団体です。ウォーキングを中心に様々なイベントを開催し、参加した人が消費したカロリーを1kcal=1円とし、参加費や企業の協賛金から飢餓で困っている人への寄付を行っています。

今回のイベントは、原宿駅から700mほど離れたキャットストリートにあるシューズショップKEENから出発し、明治神宮外苑を抜けて、新宿御苑、代々木公園をぐるっと10kmほど歩くというもの。その途中にはフィットネスの体験やヘルシーお弁当を食べたりなどのお楽しみも用意されており、20名以上の参加者が楽しく歩けるための仕掛けが数多くあります。

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イベントの企画者であるメタボランティア代表:竹田周氏は、これまでに50以上の都内のウォーキングコースを考案しつつ、現在はビジネスプランナーとして、国や自治体などのヘルスケア事業の企画、企業のヘルスケアアプリやWEBのマーケティングなどに取り組んでいます。ちなみに、東京から京都までの東海道550kmを歩ききったこともあるそうです!

「WalKEENing vol.3 ~都会の芝生を満喫する!ピクニック・ウォーク~」体験レポート

「KEEN」のアウトドア専用シューズ履いて、ウォーキングへ

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KEEN協力のウォーキングイベントということもあり、受付会場はKEENガラージ(原宿店)です。今回はKEENからアウトドアを最大限に楽しむために作られたシューズが提供されるという特典付きです。

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アウトドア専用のシューズに履き替える参加者。

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竹田氏が作成した今回のウォーキングコースを記した地図が配布され、準備は万端です。

ここからは、ウォーキングイベント中に立ち寄った東京の中でも自然を楽しめるスポットや、イベントの様子などを紹介していきます。

植林・樹林の神様が眠る「青山熊野神社」へ

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まず最初のスポットは植林・樹林の神様が祀られている「青山熊野神社」。人通りの多いキャットストリートを抜けて、裏路地を明治神宮外苑の方に歩いていくと出迎えてくれます。

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休日でも静かで落ち着いた雰囲気があり、緑あふれる木々の中にひっそりと佇む色鮮やかな社殿は小規模ながらも見応えがあります。

創建90年を迎える「明治神宮外苑」で自然と触れ合う

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熊野神社から10分ほど歩くと、今年で創建90年を迎える「明治神宮外苑」に到着します。美しいいちょうの木々が立ち並びます。

いちょう並木周辺では、毎年秋の黄葉の時期に「神宮外苑いちょう祭り」が開催されており(今年は11月18日〜12月5日)、多くの方々が美しい黄葉とB級グルメを楽しむために集まります。

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いちょうの並木道から少しそれて、木漏れ日あふれる森の中へ。森林浴の効果を感じながら心地よく足を進めることができます。

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森の中には様々なきのこが生えており、思わぬ自然との触れ合いに癒されます。

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森を抜けて、ふと下に目をやるとカマキリを発見。こうした小さな出会いもウォーキングの楽しみの1つといえるかもしれません。

都会のオアシスでリラックス「新宿御苑」

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続いて明治神宮外苑から20分ほど歩いてやってきたのは「新宿御苑」。

明治時代に皇室の庭園として造られ、戦後に一般公開され、その美しい風景から都会のオアシスとして多くの人々に親しまれ続けています。

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少し小高い場所に涼をとれる休憩所があり、そこからは庭園全体を眺めることができます。芝生広場では、家族連れやカップルの方々が木陰にシートを敷いて、寝転びながらゆったりと過ごしていました。

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今回のイベントではこちらの庭園の中で、ヘルシーお弁当を食べながらピクニックを楽しめました。

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お弁当は2種類あり、こちらのお弁当のメニューは、ローズマリーやターメリックなどをかけて焼き上げた鯖の香草焼きや、青森産の有機にんじんを使用した人参しりしり、長芋とこんにゃくの田楽など。

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こちらはメインである鶏のささみを使用した酢鶏の他に、有機れんこんを使用したきんぴら、甘酒・塩麹・ニンニクなどを入れた自家製ゴマダレをかけたゆで卵などが入ったお弁当です。どちらも食材の1つ1つや調理の方法にこだわりがあるとのこと。

お弁当を提供するのは、健康的なカラダを作るための食事を提供している素彩屋。管理栄養士よりそのこだわりが説明され、普段以上に美味しく味わうことができた気がします。

ポニーに会いに「明治神宮」へ

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ヘルシーお弁当を食べ終わり、お腹もいっぱいになったところで次に向かったのは「明治神宮」へ。

70万平方メートルという広大な土地に、全国から献上された約10万本の木々が植えられてできた森林は、市民の憩いの場になっています。

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柔らかな芝生のカーペットが広がる明治神宮。アスファルトの道を歩く時には感じることのできない柔らかい感触は、歩き疲れた足を癒してくれるようです。

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明治神宮のそばには「代々木ポニー公園」というポニーと触れ合えるスポットがあります。

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こちらでは、ポニーの頭を撫でたり、人参を食べさせたりすることができます。ポニーの可愛い瞳や仕草を眺めていると、日頃のストレスが解消するかのようです。

また、平日の水曜・木曜のみですが、毎回先着10組に限り親子での乗馬体験もできます。

代々木公園でストレッチ&トレーニングに挑戦!

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最後のスポットは「代々木公園」です。

かつては東京オリンピックの選手村として使われていましたが、今では多くの人が集まり、毎年様々なイベントが行われる最も身近な公園の1つとなっています。ここではウォーキングイベントの参加者全員でフィットネスに取り組みました。

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フィットネスの指導にあたったのは、メタボランティア運動アドバイザーを務める林久仁則氏です。

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地面にレジャーシートを敷いて、林氏の指導のもとストレッチやトレーニングをこなし、最後にスタート地点のKEEN店舗へ戻りました。
都内を10km歩くという体験は普段なかなか機会がないものですが、今回は都会の中でも自然があふれるスポットを中心に、心地よく歩くことができました。

歩くことは「日常」だからこそ、誰もが楽しく取り組んでほしい

今回、初めてこのイベントに参加した人たちからは、「日常生活では気づきにくい小さな発見がある」「人と一緒に歩くことで生まれるコミュニケーションが楽しい」「最後まで目標の距離を歩ききることができた達成感があった」など、歩くことの楽しみを見つけた様子がうかがえました。

また、竹田氏は、「歩くことは一生の事であり、日々行う日常的な活動です。毎日やる当たり前の事だからこそ、そこに楽しみや、健康、社会貢献などの意義を与えることが出来れば、今よりもっと素晴らしい生活になると思っています。また、参加者が年齢や地域・国籍も関係なく一緒に楽しめるコミュニケーションツールになることも、ウォーキングの魅力の1つ」と話していました。

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誰かと一緒に歩けば、道中の小さな発見や楽しい体験を共有でき、より人とのコミュニケーションが増え、ウォーキングが楽しくなります。こうしたウォーキングを通じた仲間づくりによって、自分1人でも歩いていてもその時間が楽しいと感じるようになり、日々の習慣につながるのかもしれません。

今後もメタボランティア主催で様々なイベントを予定!

今後、メタボランティアはイベントにより多くの方々が興味を持って参加することができるように、エリアを拡大し、実施回数を増やしていく予定です。そのために、現在は全国各地にネットワークを構築する準備を進めているとのこと。

「ウォーキングを始めようと思っているけど、1人ではなかなか動き始めることができない」「一緒にウォーキングを楽しめる仲間が欲しい」といったような方にはオススメです。今後のイベントをいくつか紹介します。

【毎週水曜夜19時から開催】平日夜の歩(ぽ)ランティア

こちらは、毎週水曜日の夜19時から開催されるウォーキングイベントです。これまで50回以上開催されており、参加者全員で歩いた距離を総合するとおよそ1万kmにものぼるとのこと。気軽にウォーキング仲間を増やすにはぴったりなイベントです。

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