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2020.06.20

無理しないからうまくいく!“我が家”の家事シェアスタイルの見つけ方

kencom公式:ライフオーガナイザー® ・門傳奈々

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外出自粛や在宅勤務が日常化したことで、以前より家で過ごす時間が長くなりました。
そのような状況で、家事や子育ての役割分担について家族間で偏りを感じている方も多いかもしれません。

そのことが家族や配偶者への不満となり、ある日爆発してしまう…なんていうこともあり得ます。そうなる前に少しずつ家族と家事を分けあえるように家事シェアについて考えてみませんか?

家事シェアのコツ4つ

1.“もの”だらけでは「家事シェア」は始められない

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いきなり「家事シェアしよう!」と言っても、家の中にものが多く、ものを避けながら家事をしているような状態では、残念ながら家族は「手伝いたい!」とは思ってくれないでしょう。
では、どうすれば家族も「手伝おうかな?」という気持ちになってくれるのでしょうか?

まずは、家の中のものの数が多すぎないかを確認することから始めてみましょう。部屋の広さに対して、ものの数が多すぎる場合は、ものを手放すことも考えてみましょう。
ある程度スッキリできたら、ものの定位置を決めていきましょう。

2.ものの定位置を決める

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ものの定位置が決まっていないと、どうなるでしょうか?

もののしまう場所を知らない家族は、「どこに何をしまえば良いのかわからない」とか「掃除用具はどこにあるの?」などと聞いてくるでしょう。
これでは、家事シェアをする前のやり取りだけで疲れてしまい、結局「自分でやったほうが早いわ!」と家事を1人で抱え込むことになってしまうのです。

そうならないためにも、ものの定位置(住所)はきちんと決めておきましょう。
家族にも「ここにしまおうと思うのだけど、この場所にあれば使いやすいかな?どう思う?」などと意見を聞いてみると良いでしょう。家族に意見を聞くことで「家事参加への当事者意識を持ってもらう」ことにもつながります。

3.家族への指示は具体的に伝える

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家族に家事を手伝ってもらったことがある方の中には、「本当はこうして欲しいのだけど…」などちょっとした不満を抱いた経験がある方も多いはず。
これは、自分と家族の間にある「意識の差」や「受け取り方の違い」が関係しています。

例えば、家族に「マヨネーズを買ってきて」とお願いした時に、いつもと違うメーカーのものを買ってきたり、普段はカロリーハーフのものを使用しているのに、普通のカロリーのものを買ってきたりしたことはありませんか?
また、「洗濯して」とお願いしたら、こちらは「洗濯物を干すところ」までやってくれると思いきや、家族は洗濯機のボタンを押して「洗濯終わったよー」と言ってきた…。などという経験はどこのご家庭でもあるのではないでしょうか?

普段から家事をやり慣れていない人に家事を頼む時は、「具体的に」伝えるのが良いでしょう。

マヨネーズの例では、
×「マヨネーズを買って来て」
○「○○というメーカーのカロリーハーフのマヨネーズを買って来て」

洗濯の例では、
×「洗濯お願い」
○「洗濯機が止まったら、洗い終わった洗濯物を干すところまでお願いね」
と伝えましょう。

家族とはいえ、言葉足らずではお互いに不満が残ってしまうことがあります。きちんと丁寧かつ具体的に伝えることが大切です。

4.相手の家事のやり方、失敗も許容する

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家事シェアが続くために大切なコツは、「相手のやり方を否定しない」「自分のやり方を押し付けない」「失敗しても責めない」ことです。

例えば、食器の洗い方や洗濯物の干し方で相違があっても違いを責めたりせず、まずは手伝ってくれたことに感謝しましょう。
伝えたいことがある場合は、「次からはこうしてもらえると嬉しい」とか「食器はお湯で洗うと油汚れがよく落ちるよ」「洗濯物は広げて干すと乾きも良くなるよ」などと具体的に伝えてみましょう。

また、家事に慣れないうちは、失敗はつきものです。その失敗を責めてしまっては、家族も手伝う気持ちを失ってしまいます。
家事に慣れない家族には、新入社員を育てるような暖かい気持ちで見守りましょう。

ラベルを上手に活用

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家事シェアをする心構えや準備が整ったら、「家事シェア」を成功させるためにラベルを上手に活用してみましょう。

収納が多く、細かいものが点在しているキッチンや洗面所回りは、家族にとって未知の領域です。そんな未知の領域にはラベルを活用するのがおすすめです。
ラベルライターがなければ、マスキングテープを使用したり、直接書き入れても良いでしょう。

我が家では、調味料のフタにペンで中身を書き入れています。自分はどの調味料がどこにあるかわかっていても、家族にはチンプンカンプンなこともしばしば。調味料のフタに中身を記入しておけば、家族にも一目瞭然です。
これをやり始めたら、「ママ(パパ)醤油とって〜」と言われることも少なくなり、負担が減りました。

キッチン(冷蔵庫、食器)

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我が家では、ドレッシングや醤油などの調味料は冷蔵庫にしまってあります。ドレッシング、マヨネーズ類はドアポケット裏が定位置。子どもにも届く高さにしまってあげると、子どもが自分で出し入れしてくれます。

深さがある野菜室では、フタだけを見ても何の調味料か分かりません。フタに中身が明記してあればパッと取り出すことができます。家族にも一目でわかるので、家族が自分で取り出したり、戻したりすることができます。

洗面所(洗濯機、洗面所)

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ボタンがたくさんついている洗濯機は、使い慣れていないと分かりにくい家電の一つ。
洗濯機に100円ショップのポイントシールをラベルとして貼ることで、ボタンを押す順番をより分かりやすくしました。洗濯機を触る機会の少ない家族や子どもでも、この順番通りにボタンを押せば洗濯機を動かすことができます。

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ちょっと面倒な洗剤の計量もラベルをしておけば一目瞭然です。

家族は「面倒な家事はできればやりたくない」と思っています。その家族が感じる「面倒」を「分かりやすい!」に変えてくれるのがラベリングです。
ラベリングを上手に活用できると、家族の「家事シェア」へのハードルが下がることがあります。

在庫管理はホワイトボードを活用

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こちらのホワイトボードは、在庫の有無が分かりやすい!と家族にも好評です。

冷蔵庫に常備してある食材をラベルにしてマグネットに貼り付けます。それらをホワイトボードにくっつけて、在庫管理をしています。在庫のないものは、ホワイトボードの下にまとめておけば、在庫の有無がはっきりします。
これをそのまま写真に撮って送れば、家族に買い物してもらうことができます。

“我が家”のやり方を見つけよう

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「家事シェア」のニーズが高まってきていますが、他のご家庭の成功事例をそのまま自分の家で取り入れてもうまくいくとは限りません。なぜなら、家の大きさや家族構成、家族の年齢や仕事の忙しさなど様々な点が異なるからです。

収集した家事シェア情報を家族で実践してみて、ご家庭に見合ったやり方にカスタマイズしていくことがおすすめです。家族みんなが無理なく取り組める「我が家オリジナルの家事シェア法」が見つかるといいですね。

門傳奈々(もんでん・なな)

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ライフオーガナイザー®、整理収納アドバイザー1級。夫と3人の子どもがいる5人家族。夫の転勤に伴い、中東、インドなどで海外生活を送った後、日本に帰国。「片づけが苦手」だった自分の経験を生かし、だれでも簡単に整理できる収納方法を提案するため、個人宅を訪問しお片づけのお手伝いをしたり、お片づけ講座、お片づけお悩みシェア会などを開催。