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2020.06.02

梅雨を乗り切る、お掃除のプロ直伝「手肌に優しいカビ対策グッズ」

kencom公式ライター:春川ゆかり

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じめじめした梅雨の時期に一気に増殖するカビ。毎年頭を悩ませている方も多いのではないでしょうか。

「今年の夏場はカビゼロで過ごしたい!」という人に向けて、ナチュラルクリーニング専門家・本橋ひろえさん直伝のカビ予防・対策におすすめのグッズをご紹介します。ナチュラルクリーニングなら手肌が荒れにくい優しい成分なので、家にも人にも優しいのがポイントです。

ナチュラルクリーニングとは

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ナチュラルクリーニングとは、「合成洗剤を一切使わないお掃除方法・アイテム」。
合成洗剤を使っていないことから、手肌に優しく敏感肌の人にも使え、環境にも負担がかかりにくい洗剤です。

ナチュラルクリーニング基本の5アイテム

・重曹
・過炭酸ナトリウム
・クエン酸
・エタノール(消毒用アルコール)
・石鹸

「たったこれだけでカビのような頑固な汚れが落とせるの?」と疑問に思うかもしれませんが、ナチュラルクリーニングのポイントは「化学反応」。汚れの性質から洗剤の性質(成分)を選び化学反応を起こさせることで、洗剤を多用したり、強い力で擦ったりせずとも、さっぱりきれいに洗い流すことができます。

ナチュラルクリーニングに関する記事

必須アイテムはコレ! 3つで叶うカビ対策

ナチュラルクリーニングの5つの基本アイテムの中でもカビ掃除に使えるのが、「重曹」「過炭酸ナトリウム」と「エタノール」です。

<重曹>カビや汚れをこすって落とす

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お風呂やキッチンに発生したばかりのカビであれば、水で軽く濡らした後に重曹を振りかけて研磨剤のように使うことでこすり落とせます。
最後に水で流す必要があるので、水回りのお掃除で活躍します。

<過炭酸ナトリウム>除菌漂白に効果的

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カビで黒ずんでしまった場合は、アルカリ性で除菌力と漂白効果のある過炭酸ナトリウムを使いましょう。ナチュラルクリーニングの中では最も強いアルカリ性で、市販の酸素系漂白剤の主成分としても使われています。

こちらも洗い流す必要があるので、お風呂場や洗面所、キッチンなどに使えます。

<エタノール>予防にも対策にも!どこでも使える万能アイテム

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黒ずみが進行してしまうと、重曹や過炭酸ナトリウムでも除去するのが難しくなります。そのため、カビ対策は「日々の予防」が重要。
除菌効果があり揮発性が高いエタノール(アルコール水)は、家中のあらゆる場所の予防に使えます。

水回りはもちろん、汗のついた衣類や寝具がカビの温床となることもある寝室やクローゼット、玄関まわりなど水洗いできない場所の拭き掃除にもおすすめです。
また、冷蔵庫に腐敗した食べ物があるとカビや臭いの原因になります。腐敗物や腐りそうなものは取り除いてしっかりアルコール除菌することで食中毒の予防にもつながります。

カビ対策の効果アップのおすすめグッズ

上記のお掃除アイテムにプラスアルファするとより効果が高まるアイテムをご紹介します。

扇風機・サーキュレーター

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カビの繁殖を抑えるには「換気」が重要。常に風通しをよくしておくだけでも、想像以上にカビの抑制に効果的です。
扇風機やサーキュレーターなら換気ができない場所でも空気の循環ができるため、カビのもととなる湿気を取り除くのはもちろん、梅雨時期のこもった臭いも一掃してくれます。

クローゼットなど気になる場所に扇風機・サーキュレーターを置いて使いましょう。また、近年人気の小型タイプのハンディファンもおすすめ。ハンガーに吊るしてクローゼットにかけたり、スイッチオンの状態で棚の上に置いたりしても同等の効果がありますよ。

珪藻土

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バスマットや歯ブラシスタンドなどで人気が高まっている珪藻土を除湿剤として使うこともできます。
小さくてオシャレな珪藻土アイテムも増えているので、玄関や靴箱に置いても邪魔になりません。

マイクロファイバークロス

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カビが繁殖する理由の一つは「水気」。たとえ、掃除のあとであってもしっかりと水気を切ることが大切です。

マイクロファイバークロスはタオル地の雑巾などよりも細かい化学繊維で作られているので、目に見えないゴミや汚れもしっかり絡め取ってくれます。また、水気を絞りやすく乾燥が早いメリットもあるので、水ぶき掃除をした後のお手入れも簡単。使った後はまとめて洗濯機で洗ってしまいましょう。

ハンディワイパー

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家に溜まったホコリもカビの原因となります。

床に落ちた大きなホコリには掃除機が便利ですが、ちょっとした隙間や天井に設置された換気口の掃除には、100円ショップでも購入できる「ハンディワイパー」がぴったり!家電製品のホコリをとるのにも使えます。
また、手指も入らない狭い場所には「ホコリんぼう」などの市販アイテムもおすすめ。簡易的なものであれば、使い終わった割り箸にキッチンペーパーを巻きつけるだけでも汚れを取り除けます。

スクイージー

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カビの発生を防ぐには、「湿気」を取り除くことが必須!特にカビが生えやすいお風呂場のケアに使えるのがスクイージーです。

一番最後にお風呂に入った人は浴室全体をシャワーでしっかり流し、スクイージーで壁や床タイル、鏡などの水気を取り除きます。
これを日々の日課として行うだけで、家中のカビの根本原因となりやすいお風呂場のカビを予防するのに効果的です。

アロマオイル

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香りで心を癒すアロマオイル(精油/エッセンシャルオイル)の中には、カビ予防に効果的な香りがあります。

・ミント
・ハッカ
・ヒノキ
・ヒバ
・ティーツリー など

ポイントは、「精油」の中でも上記に挙げたような除菌効果の高い種類を選ぶこと。置いて使う他にも、スプレーに混ぜたりさまざまな使い方ができます。
お掃除用のアロマスプレーを作る場合は、アルコール可のスプレーボトルに消毒用エタノール(45ml)に精油(5滴程度)を入れてよく混ぜ、水(50ml)を入れて混ぜれば完成です。
※精油は揮発性が高く水に溶けないので、必ず消毒用エタノールと精油を混ぜてから水を注ぎましょう

プロ直伝のテクニック&アイテムでカビを絶つ!

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強い洗剤を使わなくても、手肌と環境に優しいナチュラルクリーニングで家のカビを取り除けます。

しかし、過炭酸ナトリウムでも対応できないほどカビが進行してしまうと、強力なカビ取り剤でも取り除くのが難しくなります。
梅雨入り前のこの時期に対策・掃除をしっかり行って、日ごろの重曹やエタノールを中心としたケアに力を入れましょう。

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本橋ひろえ(もとはし・ひろえ)

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北里大学衛生学部化学科(現・理学部化学科)卒業後、室町化学工業株式会社(現・室町ケミカル株式会社)にて合成洗剤製造などを担当。結婚後、掃除・洗濯・洗剤を主婦目線で、かつ科学的に解説するナチュラルクリーニング講座を開始。著書に『ナチュラル洗剤そうじ術』、『ナチュラルおそうじ大全』など。

著者プロフィール

■春川ゆかり(はるかわ・ゆかり)

フリーライター・編集者。大手IT企業にてウェブメディアの広告やマーケティング業に携わる。その後フリーランスのライターとして独立し、住まい・子育て・ヘルスケアなどのジャンルで執筆。

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