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2020.05.19

自宅でも集中力が身に付く3つの習慣【自宅でパフォーマンスアップ#10】

kencom公式:パフォーマンスアップコーチ・サトウ未来

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こんにちは、パフォーマンスアップコーチのサトウ未来です。

在宅ワークの方から「在宅だとなかなか集中できない」という悩みをよく聞きます。オフィスは仕事に集中できるように設計されていますが、自宅では自分で色々と工夫しないと集中することが難しいのが現状です。

そのため集中するためには、自分で集中に入れるような習慣や儀式を作ることがとても有効です。

仕事に取り組む前に、自分の意識をセットしよう

本来リラックスするはずの場所である自宅で集中して仕事をすることは、人によっては至難の業かもしれません。
そこで自分が集中する状態になるために、『どんな弊害があり』、『どうすればスイッチが入るのか』を見極めておくと、在宅ワークでもパフォーマンスを維持することができるでしょう。

今回は集中状態に入りやすくなるための習慣を3つのポイントでお伝えしたいと思います。

ステップ1:仕事の前に気になることは済ませておく

1つ目は集中前に「気になることはすませておく」です。
例を挙げますと、さほど欲求がなくてもトイレに行っておく、頭に残っている雑念や引っかかっていることをメモに書き留めておくなどです。

パフォーマンスマネジメントの世界では、集中モードに入る時を「チェックイン」と呼んでいます。チェックインするためには、今気になっていることを解決しましょう。

ステップ2:仕事スペースを整えよう!

2つ目は「場を整える」です。

仕事に不要なものは机の上から取り除きます。ワークスペースのまわりにスーパーのチラシや自分あての公的書類、子供のドリルや漫画など置いてませんか?視覚に入るノイズを最小限にしましょう。

人の脳は常に視覚から入ってくる情報で集中力が分散します。ですから仕事スペースをキレイにすることは、集中力を下げにくくするためにも有効です。さらに可能であれば、モニターの汚れを拭いたり机の上を拭くと、気持ちも整い集中しやすくなります。

ステップ3:「集中モード」に入るための儀式を取り入れる

最後の3つ目は、集中モードに入るための「チェックイン儀式」です。

有名なものは、机の上にテニスボールを1つ置き、その上に両手でもう1つテニスボールを積む「テニスボール積み」です。ボールの中心点に集中できると10秒くらいでできるようになります。雑念があると成功しないので、チェックイン儀式にかなり向いています。

ただ少しハードルが高いので、肩回しや5秒だけ目をつむるなど簡単な動作でも構いません。身体を使った一定の動作で「今から集中時間が始まりますよ」と脳に知らせるだけでも、今までの流れを断ち切りやすくなります。

目安としては1週間程度続けると、集中モードに入りやすくなったと実感できると思います。ぜひお試しください。

この機会だからこそ!パフォーマンスを下げない工夫を!

おそらくこれからは、在宅ワークに限らず様々な場所で働くことがもっと一般的になってくると思います。この機会に自分が集中できる一連の流れを作ることができれば、どこにいても集中して仕事ができるようになります。
在宅という最も集中しにくい環境でトレーニングすることで、今後どんな環境でもパフォーマンスを下げずに活躍できるようになると思います。

是非この機会にご紹介した方法を実践し、今後のパフォーマンスアップに役立ててみてくださいね。

著者プロフィール

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■サトウ未来(さとう・みく)
パフォーマンスアップコーチ。現在リモートワーカーを抱える企業向けに、パフォーマンスを高めるための集中・リラックス方法を個人ごとに最適化するメソッド「Well-being Fitプログラム」を提供。特徴は「チームで一緒に実践体験をする」「習慣化率90%以上」「ストレス値の低減」など。70社以上の企業実績を積む。

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