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2020.05.16

やるなら外出自粛の今!衣類整理と宅配クリーニングのすすめ

kencom公式:ライフオーガナイザー® ・門傳奈々

新型コロナウイルス感染症の流行により外出自粛も長引く中、季節は春から初夏へ移り変わっています。

久しぶりに外出したら、思った以上に暖かく驚くこともありますよね。暦の上ではまさに衣替えの時期です。
この外出自粛×衣替えのタイミングを利用して、クローゼットに溜まった衣類を整理するのがおすすめです。今回は衣類の整理のための簡単3ステップと、自宅にいながらできる宅配クリーニングについてご紹介します。

衣替え時期にやってほしい。衣類の整理3ステップ

暦の上では、6月1日が冬服から夏服への衣替えのタイミングとされています。暖かい地域ではこの日程より前に衣替えするという方もいらっしゃるでしょう。
衣替えをすると、気持ちも夏仕様に切り替わります。この気持ちの切り替えと合わせて、衣類の整理をすると心もクローゼットもスッキリしますよ。

この時期の衣替えは、冬服をしまう前に冬服だけを整理しても良いですし、余力があれば冬服、夏服両方を整理しても良いです。一気にやろうとすると労力も時間もかかるので、初めはできる量から少しずつ整理していきましょう。

ステップ1:衣類を全て出す

全て出すのが大変であれば、トップスだけ、ボトムスだけ、ワンピースだけなどアイテム別に少しずつ進めるのがおすすめです。

ステップ2:4カテゴリーに分別する

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衣類を4カテゴリーに分類します。写真のように紙に書いても良いですし、床にマスキングテープを貼って区切っておくのも分けやすいです。

例えば…
①よく使う②使う③使わないが捨てるか迷う④その他(手放す、リサイクル)
に分別します。

③の「使わないが捨てるか迷う」カテゴリーには、次の衣替えのタイミングで処分を検討するなど期限を設けておきましょう。スマートフォンのリマインダーを設定したり、メモに「処分を検討する/○年○月まで保留」と書いて貼っておくなどして忘れないように工夫するのがおすすめです。

ステップ3:カテゴリー①②③の衣服を収納する

収納する時のポイントとして、よく使う衣服は取り出しやすい場所にしまいましょう。出番の少ないものは、多少取り出しにくい場所でも大丈夫です。
③の捨てるのを迷う衣服も取り出しにくい場所で良いでしょう。ただし、あまりに取り出しにくい天袋などのような場所においてしまうと、存在自体を忘れてしまうこともあるので注意が必要です。

また、④の「手放す、リサイクル」と決めたものは速やかに処分するようにしましょう。手元に置いておく時間が長ければ長いほど、手放すのが面倒になり、要らない衣服を再びクローゼットに戻してしまうということにつながります。

自宅で洗濯する際の注意点

衣替えで長期保管する衣類は、しまう前に洗濯してしっかり汚れを落とすことが大切です。

その際衣類についている洗濯表示は必ずチェックするようにしましょう。自宅で洗える素材のものは、「おしゃれ着用洗剤」などを使って手洗い、もしくは洗濯機の丁寧洗いモードで洗濯します。自宅で洗えない素材のものは、クリーニング店を利用しましょう。
ちなみに、衣類を買う際に自宅で洗濯できる素材を選んだり、洗濯表示記号(最低でも洗えるか洗えないか)だけでも知っておくとクリーニング代の節約にもなります。

衣類が洗濯できるかどうかを確認できる便利なアプリを使うのもおすすめです。

試すなら今!宅配クリーニング

外出自粛のこの時期、「クリーニング店に衣類を持ち込むのは気がひける」「クリーニング店の列に並ぶのは嫌だ」という方もいらっしゃるでしょう。

そんな方におすすめなのが「宅配クリーニング」です。宅配クリーニングの便利な点は、まさに「おうちにいながらクリーニングが完結すること」。外出が制限されているこの時期はありがたいですね。
また、普段お使いのクリーニング店でも配達してくれる場合があります。電話で問い合わせてみるのも良いかもしれません。

そんな宅配クリーニングサービス。広告で目にすることはあるけれど実際どうなの?という方へ、筆者が使ってみた体験をもとに利用方法とメリットをご紹介します。

宅配クリーニングを試して分かったメリット/デメリット

今回筆者は、宅配クリーニング大手の「リネット」を利用してみました。

メリット1:インターネットでいつでも申し込みが簡単!便利!

宅配クリーニングの利用にはまず会員登録が必要です。会員登録が済めば、すぐにクリーニングの申し込みができます。

筆者の場合は日常的にクリーニングを利用するわけではなく、衣替えの時期にクリーニングを利用する程度なので、まずは通常会員で登録することにしました。
※リネットの場合、通常会員(年会費無料)とプレミアム会員(月会費390円~)があります。

インターネットで24時間いつでもクリーニングをお願いできるのも嬉しいポイントです。

メリット2:衣類を集荷に来てくれる

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クリーニングを申し込む際に集荷日と受取日を指定すると、宅配業者が集荷に来てくれます。

梱包は写真のように紙袋などに入れておくだけ。あとは宅配業者の方に渡せば依頼は完了です。(会員種別によっては、宅配業者の方が段ボール箱を準備してくれる場合もあります)

メリット3:仕上がった衣類は自宅にいながら受け取れる

あらかじめ指定しておいた受け取り日時に仕上がった衣類が宅配されます。

自宅にいながら集荷と受け取りができるのはとても便利です。仕上がり具合も満足でした。ただし、繁忙期などは仕上がりまで日数がかかる場合がありますので、ご注意ください。

デメリット1:集荷、宅配日に在宅する必要あり

自宅に集荷・宅配してくれるのは便利な反面、指定した日時に必ず在宅している必要があります。

通常のクリーニングであれば、出来上がった日以降で店舗が開いている時間に取りに行けばいいのですが、宅配クリーニングの場合は指定していた日付を忘れず、在宅しなくてはならない点が少し不便に感じるかもしれません。

デメリット2:細かな金額が事前に分からない

宅配クリーニングの場合、代金が事前にわからない点も実店舗と比べて少し不便です。

基本的な料金はホームページで確認できますが、例えばコートの場合、ファーの有無などで金額が大きく変化することもあります。
リネットの場合は衣類が工場に到着後、料金明細がメールで送られてきました。料金を確認してからクリーニングするかしないかを確定して作業に進んでもらいます。

宅配クリーニング3社比較

2020年5月時点の情報。ご利用の際はあらかじめ公式サイトをご確認ください。

2020年5月時点の情報。ご利用の際はあらかじめ公式サイトをご確認ください。

使ってみると便利な宅配クリーニングサービスは、探してみるといろんな会社があります。今回は宅配クリーニングの専門店を3社比較してみたので参考にしてみてください。

ご自分の利用したいサービスや、仕上がりまでの日数など、優先したいのは何かをはっきりしておくと、宅配クリーニングの業者選びもスムーズです。

クリーニングの袋は捨てずに再利用

クリーニングと言えば、ハンガーやクリーニング済みの衣類にかけてあるビニール袋などのゴミが出てしまうのも難点です。ビニール袋をつけたまま衣類をクローゼットにしまっている方もいるかもしれませんが、実はカビや変色の原因になってしまいます。必ず衣類からビニール袋を外してからクローゼットにしまうようにしましょう。

ビニール袋をゴミ袋に再利用する裏技も

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捨ててしまうクリーニングのビニル袋ですが、少し工夫すればゴミ袋にもなります。

ハンガーが飛び出していた穴を縛り、縛った部分をゴミ袋の底になるようにセットするだけ。生ものや水気のあるものを捨てるのには少々頼りないですが、ティッシュなどの紙類を捨てるなら十分に使えますよ。

外出自粛を機会に、断捨離&宅配クリーニングを試してみよう

衣替え時期は、衣類の整理収納に適しています。

またクリーニング店を利用する際は、やみくもに衣類をクリーニングに出していては出費もかさんでしまいます。まずは洗濯表示を確認し、洗濯できる素材の衣類は自宅で洗ってみましょう。
自宅で洗えないものはクリーニング店を活用しましょう。外出がしにくい今なら、気になっていた宅配サービスを使うチャンスですよ。

門傳奈々(もんでん・なな)

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ライフオーガナイザー®、整理収納アドバイザー1級。夫と3人の子どもがいる5人家族。夫の転勤に伴い、中東、インドなどで海外生活を送った後、日本に帰国。「片づけが苦手」だった自分の経験を生かし、だれでも簡単に整理できる収納方法を提案するため、個人宅を訪問しお片づけのお手伝いをしたり、お片づけ講座、お片づけお悩みシェア会などを開催。

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