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2020.05.12

在宅ワークに使えるリラックスタイムの考え方【自宅でパフォーマンスアップ#7】

kencom公式:パフォーマンスアップコーチ・サトウ未来

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リモートワークで自宅で仕事をしていると上手くリラックスできないと悩まれる方がいます。自宅では、集中することの方が難しいため、リラックスできるようになることは比較的簡単。

そこで今回は、自宅でリラックスしにくい人がリラックスするためのポイントを3つお伝えします。

リラックスを3段階に分けてみよう

まず、リラックスに対しての考え方を「プチリラックス」、「リラックス」、「フルリラックス」の3種類に分けて考えます。

度合いでいうと、仕事の合間の一呼吸、食事、仕事終わりの開放感といったところです。

その1:プチリラックスで仕事モードを切らずに気分転換

この「プチリラックス」とは、1時間に1回程度、同じ姿勢でいたり画面を見続けた時に取り入れたい小休止です。

例えば、肩を回す、かかとの上げ下げをするなど、ほんの少しの動きで大丈夫です。動かないことで血流の流れが悪くなっているので、それを解消するだけで十分。心はリラックスできてなくても体は緊張から解放されてリラックスします。

このプチリラックスに非常に有効なのがスマートウォッチのリマインダー機能。60分座って仕事しているとスマートウォッチが「動きませんか?」とバイブレーションとメッセージで教えてくれます。

最近は2,000円ほどで運動を促すリマインダー機能のついたスマートウォッチを購入することができます。疲れがたまりがちな方におすすめですよ。

その2:リラックスは仕事を一度切って、ランチやおやつ休憩

この「リラックス」ではランチやおやつ休憩など、少しまとまった時間を使います。心も身体もリラックスさせるイメージです。

コツは一度、仕事を切ること。可能な限り机の上をきれいにすると、リラックスモードに入りやすくなります。
そしてお茶などリラックスできる飲み物を飲むようにしてください。ほんの少しだけでも甘いものを用意するとさらに効果的です。

音楽や匂いなど、脳がリラックスを感じられるものを併用するとほぼ完璧です。

その3:フルリラックスで仕事の疲れを癒す

そして最後は「フルリラックス」。これは1日の最後に完全にリラックスする方法です。

脳が集中していた状態からリラックス状態に入るには、少々手間と時間がかかります。特にリモートワークで自宅にいる場合はなおさらです。

効果的なのは、前回の記事でもお伝えしたように「一度家を出て少し散歩をする」「お風呂に入る」など、身体に刺激を与えることでリラックスすることができます。

緊張とリラックスは自律神経によって左右されるのですが、基本的にこの自律神経は意志とは関係なく活動する不随意神経系です。そのため自分で「リラックスしよう」と思っても、なかなかリラックスできないことをまず理解しておく必要があります。

その上でリラックスできる方法をいろいろ試して自分に合うと感じた方法を組み合わせていけば、誰でもかなりリラックスできるようになります。

自分に合ったリラックス方法を見つけてみよう!

このようにリラックスというのは、リモートワークに限らず実は非常に高度なスキルです。この機会に身に付けて、どんな状況でもどんな場所でも使えるようになれば在宅ワークのストレスも軽減されるはずですよ。

著者プロフィール

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■サトウ未来(さとう・みく)
パフォーマンスアップコーチ。現在リモートワーカーを抱える企業向けに、パフォーマンスを高めるための集中・リラックス方法を個人ごとに最適化するメソッド「Well-being Fitプログラム」を提供。特徴は「チームで一緒に実践体験をする」「習慣化率90%以上」「ストレス値の低減」など。70社以上の企業実績を積む。

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