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2020.05.11

オン・オフの切り替え上手に!在宅ワークでエンドレスに仕事をしない3つの方法【自宅でパフォーマンスアップ#6】

kencom公式:パフォーマンスアップコーチ・サトウ未来

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リモートワークになってからというもの、気がつくと長時間仕事をしていませんか?
仕事好きな方や真面目な方、年配の方にその傾向が強いように思われます。

「ここまでが仕事」と「ここからプライベート」という切り替えがうまくできる方もいますが、家に帰ることでようやく切り替えが出来ていた方は、自宅がオフィスになったことでエンドレスに仕事をしてしまうケースが多いようです。

また、仕事と同じパソコンでSNSやゲームをしていると、仕事ばかりしているような錯覚に陥るケースや、お子さんがいるご家庭は家事を終えた後に、罪悪感から夜エンドレスで仕事してしまうケースも。

そこで今回は、仕事がエンドレスにならないようにする3つのポイントをお伝えします。

その1:仕事中にアルコールは飲まない!

1つ目は「仕事が終わる前にアルコールを飲まない」ことです。

当たり前だろうという意見があるかもしれませんが、飲みに行ったり、晩酌をしていたりと、お酒を飲んで1日を締めくくっていた方は要注意。これまでは「仕事が終わって職場を退出する」という明確な線引きがあったかと思いますが、在宅勤務の場合、仕事の終わりを自分で決めなくてはいけません。

仕事が終わっていなくても夕食の時間となり、家族から「早く食べて」と言われれば、仕事の進捗に関わらず夕食がスタートすることもあるでしょう。普段からお酒を飲む人であれば「食事と共に軽くビールを1杯」というシーンも容易に思い浮かびます。

アルコールは思考力や判断力を低下させるため、メールやチャットなどの返信といった簡単なタスクでも誤字・脱字があったり、書類の確認漏れなどが起こるかもしれません。在宅勤務でも高いパフォーマンスを発揮するためには、メリハリをつけて仕事に向かいたいものです。

その2:オフラインの時間を決める

2つ目は「オフラインの時間を決める」ことです。
もちろん締め切りや期限がある仕事の場合は難しいですが、仕事が忙しい方は終わりの時間を決めないとエンドレスになってしまいがちです。

また、オンラインでやり取りする相手が夜型である場合、夜の間も繋がったままでいると仕事がどんどん入ってきてやめられなくなります。
そのため、終業時間を決めるというよりは、オフラインにする時間を決めることが大切です。

仕事をする相手には事前に知ってもらうとなおいいでしょう。ちなみにリモートワークが進んでいる欧米の企業では、オフラインにする時間や期間をかなりはっきりと相手に伝えることが標準になってきています。

日本ではリモートワークはまだまだ定着していないため、自身で告知することが重要です。

その3:家を出ることで「仕事場」と「家」を切り替える

そして最後、3つ目は「いったん家を出る」です。

同じ場所にいながら「仕事場」と「家」を切り替えることはなかなか難しいですよね。人間の脳は場所に行動を関連させる癖があるので、例えばソファなら落ち着いてテレビを観るところと認識しています。

ですから今まで仕事をしていた家を、リラックスをする家と認識を変えるにはちょっとした工夫が必要です。その方法が、わざわざ家を出て散歩する「なんちゃって通勤」。

冗談のようですが、本当の話です。私も実践していますし、多くのクライアントがこのなんちゃって通勤をして切り替えに成功しています。中には「ただいま〜」と、挨拶をされる方までいます。

在宅ワークの最大の難関は「仕事場」と「家」の切り替えです。仕事のスタートはちょっとした工夫で切り替えが可能ですが、この仕事の終わりの切り替えは非常に難しいもの。

ぜひこのリモートワーク最大の壁を乗り越えてくださいね。

著者プロフィール

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■サトウ未来(さとう・みく)
パフォーマンスアップコーチ。現在リモートワーカーを抱える企業向けに、パフォーマンスを高めるための集中・リラックス方法を個人ごとに最適化するメソッド「Well-being Fitプログラム」を提供。特徴は「チームで一緒に実践体験をする」「習慣化率90%以上」「ストレス値の低減」など。70社以上の企業実績を積む。

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