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2020.04.24

仕事を邪魔する誘惑に負けない3つのコツ【自宅でパフォーマンスアップ#2】

kencom公式:パフォーマンスアップコーチ・サトウ未来

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こんにちは パフォーマンスアップコーチのサトウ未来です。

通勤から解放されるなどメリットも多い在宅勤務ですが、やはり多くの方は旧来の仕事のパターンに慣れてしまっているので、自分自身で色々な工夫をしないとパフォーマンスが下がってしまいます。

今回のテーマは、集中モードを邪魔する在宅ならではの誘惑についてのお話です。

仕事に集中したいのに、SNSやゲームをしてしまう

自分へのアメとムチを使い分けてコントロールしよう

スマホでの娯楽が普及する昨今では、SNSやゲームなどを楽しんでいる人は多いでしょう。
普段会社で勤務しているときは、周囲の目や仕事が終えて帰るという目標があるため自然と集中モードがつくられ、娯楽を楽しむ思考がなくなります。

しかし、在宅ワークでは、周囲の監視やルーティンが曖昧になるため、「ちょっと息抜きに」という気持ちで、テレビやスマホゲーム、ネットサーフィンに気が移ってしまいがちです。

今回はそういった誘惑とうまく付き合って、集中モードをつくるコツをご紹介します。

その1:あえてオフラインになる時間を設ける

まず1つ目のポイントは「オフライン」です。在宅で仕事をする場合、仕事の連絡は基本的にオンライン上で進めることが多くなるでしょう。そのため、常時インターネットブラウザが立ち上がった状態となり、クリックひとつでSNSやゲームを開けるために「ながら見」が発生するのです。

資料や文章の作成など、集中モードが求められる業務を進める場合は、時間を区切って「オフライン」にすることをおすすめします。オンライン状態だと、業務のチャットやメールも入ってくるため集中モードを邪魔されてしまいます。合わせてスマホも機内モードにしてオフラインにするとよりノイズが減ります。

しかし、長時間オフラインにすると、質問や連絡をしたい同僚が困ることもあるでしょう。オンラインカレンダーで予定を共有したり、時間の調整をしたり、場合によっては周りに告知しておくのも有効な方法です。

その2:仕事をするスペースでSNSやゲームをしない

次のポイントは、家の中で仕事をするエリアをつくり、ゲームやSNSをしないようにルールをつくることです。特にゲームに関しては、仕事するエリアでするクセがつくと修正するのは非常に困難になります。

ゲームは基本的には長くプレイしてもらうために、脳が「もっと遊びたい」「やり続けたい」と思う状態になるように考えられています。しかも、脳は場所と行為を結びつける特性があるため、仕事エリアでゲームをするクセがついてしまうと脳がゲームを求めてしまいます。

家の中で仕事エリアをつくったら、業務終了後や休日においてもそこではゲームやSNSをしないように心がけましょう。

その3:ご褒美タイムを設ける

最後のポイントは「ご褒美設定」です。前述の2つが誘惑から離れることを目的としたものであれば、こちら共存する手段です。例えば、「一定の仕事を達成する」「1時間集中して仕事をする」といったハードルを達成できたら、ご褒美にゲームを20分程度しても良いという自分ルールを設定してみましょう。

私のようにやりだすと止まらない方にはおすすめできませんが、上手く息抜きに使える方はぜひこのやり方を採用してみるのも一手です。

仕事を邪魔する誘惑と適切な距離をとるコツを身につけよう

以上3つのポイントを挙げましたが、インターネットのマネジメントは在宅ワークになる前からなかなか上手くできていない方が多いと思います。職場や店舗での仕事と異なり、在宅ワークになるとさらに周りの目がないので歯止めが効かなくなります。

インターネット依存の懸念もあり、専門の治療部門がある久里浜医療センターは2011年開設以来常に予約待ち状態が今でも続いているそうです。気になる方は、簡単にできるwebテスト等で一度チェックしてみてもいいでしょう。

不要不急の外出を控えている昨今、どうしても手軽で面白いデジタルコンテンツに時間を使いがちです。
インターネットの誘惑に負けそうだと思った時は、パソコンやスマホから離れて近所を散歩をしたり、読書をするなど、リフレッシュする工夫を取り入れましょう。

著者プロフィール

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■サトウ未来(さとう・みく)
パフォーマンスアップコーチ。現在リモートワーカーを抱える企業向けに、パフォーマンスを高めるための集中・リラックス方法を個人ごとに最適化するメソッド「Well-being Fitプログラム」を提供。特徴は「チームで一緒に実践体験をする」「習慣化率90%以上」「ストレス値の低減」など。70社以上の企業実績を積む。

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