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2020.04.30

食べ合わせ抜群で免疫力UP!「納豆×〇〇×〇〇」の簡単ちょい足しレシピ

kencom公式:管理栄養士・圓尾和紀

納豆といえば健康的なイメージもあり、和食の食卓では定番となっています。ですが、その食べ方というと付属のタレをかけて食べるぐらいで意外とバリエーションがないな…と感じている方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は納豆に加えて混ぜるだけで美味しく、そしてより健康的になる”ちょい足し”レシピをご紹介したいと思います。

免疫力アップにも効果が期待できる

納豆の特徴はなんといっても大豆を発酵させているということ。大豆自体も"畑の肉"を呼ばれるようにタンパク質が豊富で栄養的にも素晴らしい食品ですが、それを発酵させることでビタミンB群や水溶性の食物繊維の量が増えるなど、さらに栄養の力が増しています。

水溶性の食物繊維は不溶性の食物繊維に比べて腸内細菌による発酵がされやすい上に、納豆自体も発酵食品なので、腸内環境を整えるのに抜群の食べ物です。免疫力の7割は腸内環境が左右すると言われているので、納豆を食べることで免疫力アップにも効果が期待できます。

それではレシピをご紹介していきましょう。

納豆×醤油麹×亜麻仁油

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【材料】
・納豆 30g ※市販の小さめパックサイズ
・醤油麹 小さじ1弱
・亜麻仁(アマニ)油 小さじ1

醤油麹の甘み、亜麻仁油の香ばしさ。一度この組み合わせで納豆を食べると付属のタレは使わなくなってしまうぐらい、我が家でも定番の組み合わせです。

醤油麹がない場合は醤油でも美味しいですが、醤油麹は麹と醤油があれば火も特殊な器具も使わず自宅で手作りできるので、この機会に作ってみるのも良いでしょう。醤油麹には麹菌という納豆とは別の菌がいます。これらも一緒にとることでより腸内環境を整えることにつながります。

納豆×いぶりがっこ×チーズ

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【材料】
・納豆 30g ※市販の小さめパックサイズ
・いぶりがっこ 20g(納豆1つぶ大にカットする)
・プロセスチーズ 15g(納豆1つぶ大にカットする)

この3つの食材の共通点は発酵食品であるということ。いぶりがっことチーズの組み合わせも居酒屋などで定番となりましたが、そこに納豆という新たな発酵食品を加えることによって、また新たな美味しさが生まれます。

発酵食品同士を組み合わせる良さは、複雑な味わいが生まれて美味しくなることに加えて、一度にたくさんの種類の菌を摂ることで腸内細菌を刺激し、より腸内環境を整えるように働いてくれることです。

納豆×めかぶ×長芋

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【材料】
・納豆 30g ※市販の小さめパックサイズ
・めかぶ 15g
・長芋 20g(すりおろす)
・醤油 小さじ1/2

続いての3つの食材は、ネバネバトリオです。これは直接ごはんにかけて食べても美味しいですね。

長芋には食物酵素が豊富に含まれているので、食べたものの消化を助け胃腸をいたわってくれます。めかぶは水溶性の食物繊維が豊富なので、これも腸内環境を整えて免疫力を上げるのを助けてくれます。今回長芋はすりおろしましたが、あえて角切りにして食感を楽しむのも良いでしょう。

ちょい足しレシピで納豆のある食卓がもっと豊かに

いくら健康に良いからといっても一つの食べ方しか知らないと楽しみ方の幅も広がりません。

美味しい!と思えるからこそ日々の食卓も楽しくなりますし、その分身体にも良い影響が得られます。ぜひ今回のレシピを試してみて食べ方のバリエーションを広げてみてください。

著者プロフィール

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■圓尾和紀(まるお かずき)
“日本人の身体に合った食事を提案する”フリーランスの管理栄養士。日本の伝統食の良さを現代の生活に活かす「和ごはん」の考え方を伝えている。『一日の終わりに地味だけど「ほっとする」食べ方』がワニブックスより発売中。

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