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2020.03.01

イライラ軽減で時短も!「家事動線」から考える収納のコツ

kencom公式ライター:木戸恵子

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「家事に時間がかかる」「片づけが苦手」「家族が家事を手伝ってくれない」・・・。その原因は、収納する場所や方法が家族にとって片づけやすくなっていないからかもしれません。

そこで、家事や片づけが圧倒的に楽になる整理・収納のコツを、ライフオーガナイザー®、整理収納アドバイザーの門傳(もんでん)奈々さんに教えてもらいました。

「家事動線」ってなに?

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家事動線とは、炊事・洗濯・掃除といった家事をするときの移動(動き)線のこと。この動線が短ければ短いほど、ムダな動きがなくなり家事の負担を軽減することができます。逆に家事動線が長いと、どんどん効率が悪くなりストレスが溜まる原因にも!

例えば、掃除をするためにまず掃除機を掃除用具入れまで取りに行き、次に部屋に戻って掃除をし、また掃除機を片づけるとなると、部屋の行き来が多くなりひと部屋掃除するだけで疲れてしまいそう。また、動線上に物を収納できないと片づけるのが面倒になり、出しっぱなしの原因にも繋がります。

「家事動線」に沿った収納方法のコツ

使いやすい家事動線を考える時に、まず2つのポイントを意識してみましょう。

使う場所・物の近くに収納する

例えば、ゴミ箱の近くにゴミ袋を、ポットの近くにカップとティーバッグを、洗濯機の近くに洗剤を収納する・・・というように、一緒に使う物を近くに置くだけでも家事動線がスムーズになり時短に繋がります。

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また、キッチンには調理アイテムしか置いてはいけないというルールはありません。例えばリビングからキッチン横を通って玄関に出る間取りになっている場合なら、キッチンの引き出しに子どものハンカチなどを収納するのも良いでしょう。動きに合わせて必要な物を取り出しやすい場所に置くことで、子どもも自分で準備できるようになりますよ。

よく使う物を「セット化」して収納

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何か行動するときに、その都度取りに行くのは面倒です。そこでおすすめなのが「セット化」収納。

例えばごちゃごちゃしやすい冷蔵庫なら、朝食セットとして納豆、醤油、ふりかけなどを半透明のボックスにまとめて入れておく。お父さんセットとして、お酒やおつまみなどをひとまとめにしておくなど。一緒に使う物をまとめて置くことで、冷蔵庫の中をごそごそ探す手間が減りますし、ボックスを取り出すだけなので家族も手伝いやすくなります。

今すぐ試したい「家事動線」に沿った実践アイデア

最後に、具体的な家事動線に沿った収納事例をご紹介します。

収納アイディア1:鍋とフライパンの収納場所を分ける

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鍋やフライパンなど調理器具はまとめてコンロ下に収納されている方が多いですが、用途ごとに収納を分けてみましょう。

まず、水を入れてから使用することの多い鍋は「シンク下」に収納します。鍋をコンロ下に収納していると「コンロ下から取り出す→シンクに移動する→シンクで水を入れる→コンロにかける」と4段階の工程が必要になりますが、最初からシンク下に収納しておけば移動がなくなるので「シンク下から取り出す→シンクで水を入れる→コンロにかける」と工程を1つ減らすことができます。

一方、水を入れずそのままコンロにかけることの多いフライパンは、コンロ下に収納するほうがパッと取り出せます。

収納アイディア2:玄関にチラシ廃棄用の袋を設置する

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毎日のように届く大量のチラシは、家の中に持ち込まず玄関で廃棄しましょう。

ポストからチラシやDMを取り出したら玄関に着くまでに不要な物を仕分けておき、玄関に設置したチラシ廃棄用の袋にそのまま捨ててしまいます。個人情報をスタンプで消すことができる「消しポン」などを廃棄袋の近くに置いておけば、宛名付きのDMを破いて捨てる手間も省けます。

袋がいっぱいになったらそのままゴミ箱に入れられるので、部屋の中にDMが散乱することがなくなり、リビングがすっきりしますよ。

収納アイディア3:脱衣所に下着類を収納する

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下着類を寝室や子供部屋に収納している方も多いですが、脱衣所においておけばお風呂あがりにわざわざ着替えを部屋に取りに行く必要がなくなります。

お風呂から上がったらそのまま着替えられるように、コンパクトな収納ボックスを脱衣所に置き下着類を入れておきます。もし収納スペースに余裕がある場合は、パジャマも一式置いておくと脱衣所で着替えまで済ますことができますよ。

「使う人、使う場所の近くに収納する」ことを徹底すれば時短に繋がる

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キッチンには調理用品を、衣類は各自の部屋に・・・と収納場所を決めつけず、家族の動きを観察してその動線上に収納していけば、自然と片づけやすくなり家事や片づけの時間を短縮することができます。

片づけに時間がかかる、家族が手伝ってくれないという方はぜひ試してみてください!

▼門傳さんの収納テクの記事はこちら

門傳奈々(もんでん・なな)

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ライフオーガナイザー®、整理収納アドバイザー1級。夫と3人の子どもがいる5人家族。夫の転勤に伴い、中東、インドなどで海外生活を送った後、日本に帰国。「片づけが苦手」だった自分の経験を生かし、だれでも簡単に整理できる収納方法を提案するため、個人宅を訪問しお片づけのお手伝いをしたり、お片づけ講座、お片づけお悩みシェア会などを開催。

著者プロフィール

■木戸恵子(きど・けいこ)
フリーライター。2007年から雑誌『AneCan』『Domani』などで執筆。 ほか、単行本やWeb媒体の執筆にも携わる。 ファッション、ライフスタイル、ヘルスケアなど、幅広いジャンルを担当。

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