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2020.03.14

替え時は?ふんわりを保つコツは?意外と知らないタオルのお手入れ方法

kencom公式ライター:春川ゆかり

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私たちの暮らしに欠かせない「タオル」。
毎日使うものですが、糸がほつれたり汚れが目立たない限りは、なんとなく古くても使い続けているという人も多いのではないでしょうか?

今回の記事では、タオルの手入れや買い替え時期について今治タオル オフィシャルショップの統括店長であり、タオルソムリエの遠藤さんに伺いました。

タオルが劣化する原因

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ほとんどのタオルで使われる「コットン(綿)」は、吸水性・通気性・保温性などに優れていますが、天然繊維であるため使用するにつれての劣化は避けられません。

劣化やケアの仕方で「洗っても臭う」「水分を吸い取らなくなる」「触り心地がゴワゴワする」といった状態になることもあります。

「なんだかイヤな臭い…」タオルが臭うのはなぜ?

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洗ったばかりなのに「タオルから汗がこもったようなイヤ~な臭いがする…」といった経験はありませんか?

このイヤな臭いの原因は、「雑菌の繁殖」。例えば、お風呂上がり。きれいさっぱりと身体を洗い流したつもりでも、シャンプーのすすぎ残しや皮脂がタオルに付着します。そのタオルを床や洗濯機にポンッと丸めて放置してしまうと、一日たたずして雑菌が繁殖してしまいます。

イヤな臭いを発生させないためには、濡れたタオルを放置せず、すぐに洗濯することで雑菌の繁殖を抑えることが重要です!

「厚みのある質感が好きだったのに…」タオルがヘタる意外なワケ

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買ったばかりのころは、タオルのふんわり感をつくるパイルがしっかり立ち上がっていたのに、使用するにつれべったりと倒れてしまうことがあります。
実は、これもコットンの傷みから生じる劣化の一つ。もともとは輪っかであったパイルがペタンと寝てしまうことが原因です。

タオルが長持ちするお手入れのコツ

天然素材のコットンで作られるタオルは、思った以上に繊細です。しっかり洗おうと強い力を加えたり、洗剤や柔軟剤を過度に使用したりすると、パイルが破損したり、水を吸わなくなることもあります。

使用回数が増えるにつれ劣化は避けられないものですが、日々のちょっとした心がけで長持ちします。「お気に入りのタオルだからこそ、長く大切に使いたい!」という方は気を付けてみましょう。

衣類とは分けて、たっぷりのお水で洗う

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衣類と一緒にタオルを洗濯する家庭も多いですが、摩擦や色移り、ファスナーに引っかかってしまうのを防ぐためには、タオルはタオルだけでまとめて洗濯しましょう。

また、たっぷりのお水で洗うことで汚れが落ちやすくなり、またパイルが立ち上がることでふっくらとした風合いを保つことができますよ。

柔軟剤は過度に使わない

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タオルの吸水性を落とさないためには、柔軟剤を過度に使わないこともポイントです。

柔軟剤を使用することでいい香りでふっくらした仕上がりにはなるものの、柔軟剤がコーティングされて吸水性が落ちたり、毛羽が抜けやすかったりすることがあります。さらに、一度コーティングされてしまうとなかなか落ち切りません。

また、柔軟剤を過度に使用すると香りも強くなりすぎるため、使う場合は適量を守りましょう。

干す前にパイルを立てる

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洗濯機で洗ったあとは、パイルを立ち上がらせるようにバサバサと数回大きく振ってから、直接日光に当たらない風通しの良い場所で干しましょう。パイルに空気が入り込むことで、ふっくらとした仕上がりに!

パイルを起き上がらせるだけでなく、乾いたあとの毛羽立ちも防げます。

捨て時は、自分の感覚を信じるべし!

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目に見えた劣化がない限り、なかなかタオルの替え時や捨て時はわからないもの。
実際にプロから見ても「〇年で捨て時」と明確には言えないそうです。また、「クタッとしたほうが柔らかくて好み!」という声もあるようです。

そのため、タオルの主な機能である吸水性が極端に落ちていたり、ほつれ・破れなどの明らかな劣化を除いては、個々人の「そろそろ替えようかな?」と思った時がベストタイミングと言えます。

また、「年末に必ずすべて取り替える!」という方や「一枚一枚、その都度買い足す」など、個人・ご家庭によってルールを決めてもよいかもしれません。
物持ちよく使い続けることも大切ですが、ボロボロになったタオルも捨てないで雑巾や拭き掃除などのアイテムとして活用しましょう!

ひと手間でグンと長持ち。タオルを長く大切に使おう!

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タオルは、衣類のように洗剤や洗い方にこだわらなくとも、洗濯前後の心がけ一つで長持ちします。
少し手間に感じるかもしれませんが、ご紹介したようなお手入れを続けることで長く快適に使えますよ。

日々の心がけを大切に、お気に入りのタオルの質感や風合いを長く楽しみましょう!

遠藤 久美子(えんどう・くみこ)

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東京都出⾝。横浜にてイタリアのファッションブランドの店⻑を13年あまり務める。
2012年の「今治タオル 南⻘山店」オープニングから店⻑を務め、2015年より「今治タオル」オフィシャルショップの統括店長に就任。
自宅用や贈り物など、ニーズに合ったタオルを選ぶだけでなく、最近ではインバウンドのほか、海外旅行客からのオーダーにも幅広く応える。

▼遠藤さんのタオルに関する記事はこちら

著者プロフィール

■春川ゆかり(はるかわ・ゆかり)

フリーライター・編集者。大手IT企業にてウェブメディアの広告やマーケティング業に携わる。その後フリーランスのライターとして独立し、住まい・子育て・ヘルスケアなどのジャンルで執筆。

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