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2020.01.07

小寒(しょうかん)/食と温め習慣で冷えを退治| こころとからだの二十四節気

ワコール ボディブック

画像提供元:https://www.bodybook.jp/entry/201912/24sekki-vol17.html

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大雪は12月7日~12月21日をさし、山間部や寒い地域では初めて本格的な大雪が降る時期です。暖かい日はほとんどなくなり、冬本番になります。植物も動物も動きをひそめ、余計な体力を消耗しないようにじっとしています。そのため、どこかものさみしく感じるかもしれません。

この時期は寒い冬を乗り切るため、からだも冬眠のような状態になります。そして、エネルギーは生命を維持するために大切な中心部の臓器へと向けられ、末端には栄養があまりゆきわたらなくなります。

腰を丸めておなかを温めるような姿勢になり、からだ中の血液を中心に集めるために手足が冷えたり、毛が抜けたりと、からだにも変化が出てきます。一気に老け込んだように感じることもあるかもしれません。

七草がゆで健康祈願

1月7日には春の七草である、せり・なずな・ごぎょう・はこべら・ほとけのざ・すずな・すずしろを入れた七草がゆを食べ、1年の健康を祈ります。お正月に無理をさせた内臓を休ませるために、胃腸を休める意味があるともいわれています。新年のスタートでもあるこの時期は、まず内臓の疲れを癒し、からだに新鮮なエネルギーを送れるように調整しましょう。

ちなみに、暴飲暴食によっても内臓機能が低下し、内臓の冷えが起こります。そこに、小寒という季節の冷えが重なることで下腹部、さらには下肢全体(足)が冷えます。特に下腹部や下半身は腸・腎臓・膀胱・子宮・卵巣などの臓器と関連が深いことから、単純な泌尿器や生殖器のトラブルだけでなく、ホルモン分泌が乱れやすくなり、老化が進むと考えられています。冷えが強い方は、食習慣を整えるとともに、下腹部や足も温めるようにしましょう。

指もみでめぐりを整える

冬は、足の指をもんで循環を改善して、足を温めましょう。爪の生え際あたりをここちよい程度に5秒くらい圧迫した後、3秒ほど休憩してまた5秒ほど圧迫する。このような指もみを毎日各指10回ほど行いましょう。

ふだんから1日30分程度の散歩を行うことは、全身の筋力や循環を改善するには効果的です。もし、運動が行えない場合は、手足を「グーパー」するなどの運動や、つま先立ち運動などを行って、下肢の循環や筋肉の維持を怠らずに。

画像提供元:https://www.bodybook.jp/entry/201912/24sekki-vol17.html

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小寒を乗りきるためのおすすめのツボとして、照海(しょうかい)があります(図)。照海は内くるぶしの真下にあり、押すと痛みを感じるくぼみの部分です。このツボは、元気を高め、からだを温めてくれるだけでなく、耳鳴りやめまい、頭痛にも効果的です。イタ気持ちいい程度に10秒程圧迫し、5秒あけて5回程度刺激しましょう。なお、足の内くるぶしあたりが触って冷たい場合は、ドライヤーで温めたり、お灸をしてみるといいでしょう。

文/伊藤和憲(鍼灸師・明治国際医療大学教授)
イラスト/中根ゆたか

伊藤和憲(いとうかずのり)

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鍼灸師・明治国際医療大学教授・鍼灸学部長・鍼灸臨床部長
1972年生まれ。鍼灸学博士。全日本鍼灸学会理事。明治国際医療大学鍼灸学部教授。明治国際医療大学大学院鍼灸学研究科教授、同大学大学院研究科長。2012年~2014年、厚生労働省科学研究費助成事業 地域医療基盤開発推進事業「慢性疼痛患者に対する統合医療的セルフケアプログラムの構築」, 2014年~2015年同研究助成事業「鍼灸における慢性疼痛患者の治療方針ならびに医師との連携に関するガイドライン」の研究班班長を務める。また、2016年より過疎化対策の一環として京都府南丹市にて養生の体験教室「MIYAMA 森の湯治場」、さらには奈良県宇陀郡曽爾村の美人プロジェクトを監修。明治国際医療大学附属鍼灸センター長を務め、「はり・きゅう」の治療に当たるとともに、慢性痛患者のためにセルフケアを指導している。

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